エチオピア30日目 アゲレマルヤムの町〜アディスアベバから南に約460km ヤベロの町

 宿のWi-Fiは夜間帯になると接続者数が減るためか目に見えて速度が速くなり、このチャンスを逃してはならぬと一気にブログアップロードしたりネットで遊んだりしてたら随分遅い就寝に。

 案の定というか7時半過ぎてもなかなかベッドから起き出せず、結局出発したのは10時になってからであった。夜中あんだけ遊んだというに、出発前にも「ちょっとだけ・・・」とかWi-Fi繋げてるあたり業が深い。

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 朝というより昼前の時間帯じゃん

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 踊れば良いと思うよ

 アゲレの町を抜けるのにもやっぱり山道となるのであり、少々ゲンナリした気持ちでいたのだがコレが良い方に誤算であった。

 というのも集落を抜けても民家が点在し人が途切れないエチオピアにおいて、貴重な無人区間が出てきたからだ。正確には全く人がいないワケではないが、出てくる人間の総数が圧倒的に少ないので必然的に旅行者へ声かけてくる輩も嫌がらせをしてくる人も少ない。

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 それだけで最高の気分

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 道路も登坂車線が付くほどしっかりした道だし

 そうしてみるとエチオピアの山岳地帯は何と楽しく素晴らしいものであることか。北部の高原地帯も良かったが、標高下がってサバンナの顔を見せつつあるこの森林群もこれまた素晴らしい光景である。坂の頂上からダウンヒル始める度に思わず写真を撮ってしまうのも仕方ない。

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 写真イジってないのに色鮮やか

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 もう君たちはエチオピアの名誉障害物って感じ

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 これはもう鳥肌もんですわ

 エチオピア人の酷さに対してばかり出ていた溜め息だが、ここに来てエチオピアの素晴らしさに思わず溜め息が出てしまうとは。この国も終盤になって同じ言葉の意味が反転したというのは嬉しいような、いやいや遅過ぎだろう!と腹ただしいような。

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 そういやエチオピア牛って首の後ろにでかいコブがあるんだけど

 他の国で生育してる牛ってこんな特徴的なコブなかったよね?と思いつつ。確かに私は牛を身近に見て育った人じゃないので「どの牛にもコブはあるぞ」とか言われたら「そうだったかも・・・」と揺らいでしまう程度の確証だけど、何回見ても違和感あるんだよなエチオピア牛って。

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 ようやくアディスから500kmか

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 やたら大きな蟻塚見ると思い出すのはオーストラリア

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 しかし今日は最高だな

 そりゃまぁ数は減っても変わらず「ユーユー」言いながら石投げてくる悪ガキも一定数いるのだが、私が慣れてしまったことを考慮に入れてもエチオピアは北部より南部の方が直接攻撃という意味で緩やかだと思う。

 ペアランしたジョージの情報でもホステルで会った他の旅行者も「エチオピアは南部の方が性質悪い」と言ってたのに、真逆の感想である。

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 良いことじゃんと思いきや

 100km走って到着したヤベロの町郊外に位置する三叉路交差点。アディスからケニア国境へ南下する場合は大まかに2通りのルートが存在しており、その2つの道がこの交差点で合流する割と重要なポイント。

 そんな場所なので4〜5km離れたヤベロの町中心部まで行かずとも、この交差点に商業施設も宿泊施設も豊富に揃っている。私もここで宿泊しようと適当に宿を見繕ってみるのだが。

 電気点かない・水も出ない部屋で相場の3倍だとか、1泊最低50USドルなどエチオピアの相場を鑑みるに無茶苦茶な料金ふっかけてくる宿ばかり。昨日まで奮発して宿泊してたホテルは1泊700円の国やぞ?

 5件目に尋ねた宿も最初「600ブル(約2050円)だ」とか言われたのだが、奥からオーナーが出てきて話をしたら結果250ブル(約860円)での宿泊となった。

 「何でヤベロの町だけこんなに宿の値段が高いの?」
 「それ黒人じゃない人間には料金上乗せしてきてんだよ」

 と教えられ、一気に疑問が氷解したというか何というか。そういえばエチオピア南部に来てから露骨に物の値段を騙して売りつけようとする輩が増えており、金銭的にスレてる人間が目に余るようなっていた。

 自転車乗り的には直接的な投石攻撃が激しい北部地域の評判が悪い一方で、バス等の移動手段や宿泊施設・ツアーを利用するバックパッカースタイルの人間にとって、お金をボッてくる南部の人間のが悪質と映るワケだ。

 この点に思い至ったところでエチオピアという国はさ。やっぱ溜め息モンの国ですわ。

 2020年2月17日(月) 走行距離105km 累計109725km