スイス4日目 チューリッヒの町〜チューリッヒから北北西へ23km地点 ライン川岸

 丸2日お世話になったデネス夫妻の家を出発する。朝7時の出勤とあって普段朝食は食べないとのことだが、自転車はお腹が空くでしょ!とわざわざおにぎりをこさえてくだすった。最後までよくして頂きました。

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 ということで5kmほど走ったポイントで朝食

 大都会チューリッヒは流石にスイスといえども自転車移動に苦労する。これは走りにくいというより道が複雑で迷ってしまうという側面が強いので、地元民にとっては本当に自転車天国みたいな町なのだと思う。

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 普通にリアカースタイルの自転車見かけるしさ

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 主要な駅前でも走りやすい

 そんで私が向かっているのはチューリッヒから北東に位置するシュタイン・アム・ラインという名の町。最後の「ライン」というのはライン川のことを指しており、ライン川の宝石・・・みたいな意味らしい。そんな大仰な!というのが個人的な感想だが、ともあれ非常に面白い町並みとのこと。

 そんなに慌てて先へ進む旅行でもないし、そもそも進むべき「先」とは何処のこと?というのが自転車旅行。いくつかの丘陵を越えてドイツとの国境にもなってるライン川へとひた走る。

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 おやまぁ南米でも見た顔だね

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 大体50kmで到着

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 こういう建物が並んでます 

 なるほど面白いというのはこういうことか。中心部にある建物群に宗教画だろうか直接絵が描かれている。教会内部の壁画とかではなく、街中の広場に面する建物がキャンバスなのだ。確かにこれは一種独特な光景だと思う。

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 観光客もやたらと多い

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 アレだね、インスタ映えしそうな町

 堪能したところでライン川に沿って下流方面へと進む。ヨーロッパの二大河川と言ったらドナウ川とこのライン川だと思っているが、長さ1000kmを超える大河の割に規模は小さめなのですね。

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 でもライン川沿いでキャンプは是非ともやってみたい

 意外と川のすぐ側に道が作られていないことも多く、近づいては離れてを繰り返しながら全体的には西へと向かう。今日の出発地点がチューリッヒなのだけど、結局チューリッヒからだと30kmも走らず辿り着ける場所で終了したことになる。久しぶりの100km越えなのに移動距離はちょびっと。こういうの大切にしていきたいね。

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 やる気の無さをアピールしていかねば

 ピクニックテーブルまである最高の野営場があったけど、そういうグッドポイントは地元っ子もこぞって泳ぎに来る上、この時期だと21時とかになっても帰らないので私の方がちょっと移動して森の中にテント張る。向こうは「良いよここにテント張りなよ」って言ってくれたけどさ。嫌でしょ怪しい外国人がBBQしてる隣で寝てるの。

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 これはテント張る前に終えた夕食ね

 やっぱり野宿は静かな森の中が気楽で良い。ドイツが近付いたので朝になったらまたデカいナメクジが出てくるかもしれないけど。それでも。

 2022年7月18日(月) 走行距離111km  累計112803km