フランス20日目 ドールの町〜パリから南東に362km地点 フラーヌ池

 今日の昼まで雨が降り続けると歌ってた天気予報。私もその情報があったからこそ、こうしてキャンプ場で不動の構えを取っていたというのに・・・何というか肩透かしである。

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 流石にテントはびしょ濡れ

 まぁ自転車旅行的に天気は晴れが良いのは間違いない。当てが外れはしたどころか、昨夜は「どうせ雨降るんだし」と夜更かししており寝不足だっt理するのだが、チャキチャキと出発準備する。

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 安かったし良いキャンプ場でした

 バッチリ道順の下調べ出来たので遮二無二進行方向である南東へ突っ込むことはせず、落ち着いてドールの町中から川を下って延びるユーロヴェロ6号線に合流する。

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 すごいスタイルの自転車だ

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 「ここで写真撮れば最高の1枚です」 

 これまでにも何度か利用しているこのユーロヴェロ。ヴェロってのはフランス語で「自転車」という意味なので、つまり欧州全体に連なるサイクリングロードを示している。

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 良いよねスケール大きくて

 このままずーっとユーロヴェロ走るのも一興だが、終点まで数千kmとか当たり前の道なのでそんな気軽に「最後まで行ってみよう」とか言えない。例えばユーロヴェロ1号線はヨーロッパ最北端(ノールカップ)から最西端(ロカ岬)までの道なのだ。

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 そんなワケで私は別の道を行くぜ

 フランス国内にだって、こうして利便性の良いサイクリングロードは数多く作られている。惜しむらくはサイクリングロード自体がやや発見しにくく、慣れない外国人だとその恩恵に預かりにくいことか。

 アルボスの町まで快適に走行続け、ここでお昼休憩を挟んでから本日のメインイベントである。いよいよ本格的なアルプス突入というべきなのか、とにかく峠道の始まりだ。本気出してギアは最軽にしてトロトロ進むぜ。

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 おっそい

 なお標高は400mくらいからのスタートで、途中小規模な下り坂を挟みながらジワジワと登っていき、最終的に1000mギリギリ届かない程度まで登らされた。まぁまぁスタンダード。

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 やっぱ登ると気持ち良い景色だよね 

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 凄く雰囲気のいい町 

 ずっとD107号という道路を走ってきたが、スーパー行きたいので最後の10kmちょっと回り道してフラーヌの町へ。土曜日なので、このタイミングで食材買い逃すと日曜お店が閉まってしまうヨーロッパでは色々大変な思いをするからさ。

 町抜けて1kmほど南に進んだ場所にあったフラーヌ池の人工林地帯にて終了。かなり標高上がったので、今日はしっかりシュラフ使って暖かくして眠ることになりそうだ。

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 私は寒くてもビール飲みたいタイプ

 2022年9月3日(土) 走行距離87km  累計115995km