スペイン5日目 サラゴサの町〜マドリードから東北東に209km地点 巡礼の道休息地
昨夜いつまでもPC弄っていたのは滞在期限が迫るなか、どうにかして廻りたいルートを経由しつつヨーロッパを脱出できないか・・・という無理難題を達成しようと試みていたから。
結論として「毎日150km以上休まず走り続けなければ無理!」ということが分かった。理解はしたけどさ、そんなの無理というか既に1週間以上連続走行していてむしろ休息日が欲しいレベルの私に何という仕打ち・・・
とりあえず当初目標だったスペイン首都のマドリードは目指さずスルー。このまま南下する方針を取りたいと思います。でもお題目の起点にしてる町はマドリードのままだけど。まぁそのうち訪れるよきっと。
まぁとにかく出発だ。ヨーロッパの滞在リミットまで残り2週間を切っているのであり、どんな計画建てようとも「のんびり」するプランは存在しない。
このN211号線もまるで高速道路のような造りでありながら、側道の幅がしっかり取られており自転車的には非常に走りやすい道。すぐ脇を高速道路が通っていることもあって交通量は少ないし、そりゃあサイクリストとすれ違う回数も増える。
低地に位置してたサラゴサの町だが、どうやらスペインは内陸向かうと標高が上がっていく模様。緩やかな坂が続くのでそれほど大変ではないが、気づけば標高700m近くまで登っており、しかもこの先本格的な上り坂がみえるのだけど。
昨日調べ物で遅くなってしまい、夕食も摂らずの遅い就寝だったことが響いているのか、謎に腰が張っている。走り続けてると鈍痛に変わって困るので、ちょいちょい休憩を入れてストレッチ挟んだりしてる。
それだけでも大変なのに、山上に出たことで風向き変わったのか強烈な向かい風が吹いてくる始末。あんまり風を防ぐような遮蔽物もないのでひたすら風と喧嘩しながらの走行に。
やったら苦労してダロカの町に到着する。ようやく落ち着いて買い物できると思ったら、この町中心部が石畳のタイプの町だったよ。歴史ある町なのか知らないが、疲れた体に勘弁して欲しい。
割合大きな町だったので安全を期して町から少々離れた場所にテント張ろうと移動する。すると川沿いに自転車道があるのであり、それどころか自転車旅行車まで出てくる始末。
どうやらここも巡礼の道の1つとして活用されてるルートらしく、そういう道には巡礼者の助けとなる給水場だったり休息地がちょいちょい出てくる幸せ。ということで本日の野営地は素晴らしい場所でテント張れることとなりました。
巡礼してなくてもこんだけお世話になってると、やっぱりサンティアゴ・デ・コンポステーラの町行ってみようかな?という気持ちにさせる。その前にまずヨーロッパのオーバーステイ危険を気にしなさい。
2022年9月23日(金) 走行距離93km 累計117606km