モロッコ27日目 アイン・ベニ・マタルの町〜フェスから東南東に300km地点 森林
急に夜中の冷え込みが厳しくなったと感じるが、標高上げたことが原因だろうな。地味に1000mに迫る高さであり、サハラ砂漠でこれだけの標高は始めてだ。
砂漠なので日が登ってしまえば気温の上昇幅が大きくTシャツ1枚で事足りる。その割にモロッコの人でTシャツスタイルはほとんど見かけないのだが、きっとみんな寒がりなのだ。
こんな言い方してるけど、私は割と砂漠の景色が好きである。というかこの景色を楽しめないタイプだったらスーダン1ヶ月も滞在していない。モロッコは国土の一部分しかサハラ砂漠かすめていないので、むしろ心の砂漠成分を貯める貴重な機会だと言える。
良い感じに心綺楼が発生しており、遠目に見える山や人工物が地平線の上で中に浮いている。道路はひたすら逃げ水を追いかけていくし、遠目に見える大きな湖も本当に存在するのか怪しいな。
モロッコにおける砂漠の有難い点が「ハエの数が少ない」ところ。砂漠といえばちょっと休憩しようものなら何十匹ものハエに取り囲まれてウザったいことこの上ない・・・というのがいつもの砂漠パターンだが、モロッコでは精々数匹が飛び回っている程度。なんでこんなに少ないのか理由が知りたいくらい。
ただ100km超えて走るならお昼にもっとしっかりエネルギー摂れる昼食作るべきだったと反省。ラスト10kmで力が入らなくなりやっとの思いで町にたどり着くパターンとなってしもうた。
宿のない(らしい)テンドララの町は早々に抜けてしまいたいが、もう日が沈みそうな時間となってしまったので確実に森林地帯がある町の手前まで逆走。なんか久しぶりのテント泊となった気がする。
落ち着いてみると隣の小川がヘドロ臭して酷いのだけど、道から一段下がってテントが見えない場所だということに気を取られて気づかなかった次第。明日起きる頃には慣れてるかな?
2022年10月31日(月) 走行距離120km 累計119647km