ケニア30日目 リムルの町〜ナイロビから南南東に約30km キテンゲラの町
リムルの町の標高は2100mといったところ。ナイロビが標高1500mらしいので、楽できて嬉しい反面、標高下がることでいよいよ本格的な暑さの到来を予感させる。ちなみにケニアは赤道直下の国なので季節毎の気温差はほぼないのだが、2月が1番暑い時期らしい。
2kmほど走って幹線道路に戻りナイロビへと走行開始。助かったのがリムルの町を過ぎるとこの幹線道路が片側3車線へと広がったこと。ケニアドライバーの酷い運転には既に辟易しているが、道路幅が広がると相対的に車両が分散されて1車線における交通量割合が減るので。
それでも逆走してくるバイクだとか、私を抜いて前に出た瞬間にブレーキかけるバスみたいな危険極まりない運転するアホは沢山いるので気は抜けないが。ヨーロッパの交通マナーをコイツ等に見せてやりたい。
ガッツリ下り坂だったので1時間半もかからずナイロビ市内へと戻ってきた。このまま交通量の少ない道路を選んで一気に町を抜けてしまいたいところだが、私には1つ行かねばならぬ場所がある。
アースキャンプのオーナーが教えてくれたその場所は「日本人がやってる八百屋」であり、地元ケニアで栽培した日本の大豆や各種野菜等を販売しているお店だ。
普通の野菜とかも売ってるけれど、私が欲しかったのは味噌やキムチといったケニアで入手の難しい食材の数々。なんとコシヒカリや納豆も販売していて、これらも全てケニアで栽培して作っているらしい。
一般的な日本食材店等と比較して料金が非常に安く良心的なのは、現地ワーカーが生産しているからなんだろな。私のような消費者にもありがたいが、恐らく現地の人を雇用することで現金収入の機会を生み出す狙いがあると思われ彼らにとっても魅力的であろう。ケニアの山奥とかでは現金収入の手段が極端に少ないので。
まだ若いのにしっかりした店員さんに色々話を教えてもらい、気づけばお昼前となっていた。今日のうちにナイロビを脱出してしまうつもりなのでそろそろ出発することに。
町の南部を走るバイパス道は本当に町と郊外との境界線となっていて、左見れば家や工場だったりと何かしらの建物が立ち並ぶのだが、右を見るとひたすら地平線まで大地が続く景色。極端だな。
ようやくナイロビの南へと進み始めた茶壺さん。正しい意味でアフリカ縦断の続きが今スタートした。
地味に後輪タイヤの空気圧が低い気がする。こりゃスローパンクしてると思うのだが、ケニアというか東アフリカって基本どこに行っても人がウロウロしてるので、落ち着いてパンク修理するのが難しいんだよね。
荷物満載の自転車乗ったアジア人が道端に止まって作業してるとワラワラ人が集まってくるので気を使うし盗難の心配だってある。
ということでちと時間は早いがキテンゲラの町で本日終了とした。早めに宿へチェックインして室内で落ち着いてパンク修理した後にWi-Fi探して町中を歩き回る。ナイロビ出てから1度もネット環境のないままここまで来てしまったので。
暗くなってきたので切り上げ宿へと戻る。ビールの1本でも飲みたいところだが、日本食を色々買いすぎてしまい、既に手持ちの現金ギリギリなので無駄遣いできない。
ということでタンザニアへ向かう3本のルートは1番短い道で走ろうと思います。短い道といってもケニア国内での走行距離が短くなる・・・ということなのだけど。
2023年3月6日(月) 走行距離80km 累計127301km