ボツワナ14日目 ハンツィの町〜マウンから南西に286km地点 謎の敷地

 私が寝返り打つ度に家で飼ってる犬が吠えまくり、起きてきた家主に怒られてたのが印象的な夜。ちなみに早朝から鶏があちこちで大合唱していたが、流石にそっちは怒られてなかった。

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 敷地内に4軒も建物が

 朝食済ませお世話になったシドニーにお礼言って出発する。とりあえず今日は折れたキャリアの修理がてらハンツィの町でのんびりするつもりなんだけど、どうもうまく話が伝わってないようでこのまま次の町へと走り出すと思われてるっぽい。

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 町で再会したらちょっと恥ずかしいな

 昨日下調べというか実際に訪れた車の修理工場へ行って、ボルトが折れてしまった旨を相談してみる。理想は抜けなくなってしまったボルトを取り除くことなんだけど、ボツワナでそれが難しそうなら「とにかく溶接して固定してくれりゃ良いか!」という気持ち。

 「ウチじゃ無理だから他所行きなよ」と言われ続けて4軒目。ここの作業員が「溶接でくっつける事ならできるぞ」と言ってくれたのでお願いすることにした。

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 写真だと何やってるのか全然分からんな

 良い感じにキャリアが固定されたので良しとしたい。飛行機輪行する時ですらキャリアをバラすこと無いまま7年使い続けてる部品だし、これで問題解決したということにしましょうか。

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 ありがとうございました

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 とりあえず昨日のモールに寄ってネットして

 ハンツィの町で落ち着いてネット&充電のできる場所を探してみる。多分昨日宿泊しなかったホテルのレストランでイケるんだけど、あのホテルは印象悪いので個人的に使いたくないのだ。

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 ということで別のカフェバーにて

 PC含む電子機器が満充電となったところでお暇し、スーパーで食材購入したら町の南に位置するキャンプ場へ向かう。今日はそこでのんびりしようかな、と思っていたのだが。

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 そのキャンプ場(写真は入口)が

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 地獄の砂地が続く道

 1kmほど進んだ所に歩行者いたので「キャンプ場までどのくらい距離あるの?」と聞いたら「あと3kmくらい」と言われてアホらしくなり引き返すことにした。何で道路からそんな離れた場所にキャンプ場作ったんだ。

 このまま先へ進んで適当な場所で野宿する方針に切り替えたのは良いが、完全にキャンプ場泊まるつもりでいたため手持ちの水がほとんどない。この先も下手すりゃ人工物の1つもない道が永遠続くことが予想できるため、面倒臭いけど一旦ハンツィの町に戻って水補給しなくちゃだ。

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 上手くいかない時ってのはこんなもん

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 改めて南下開始

 走ってみたら、その後2つも別のキャンプ場が出てきたのだが、どちらも未舗装路を4〜5km進んだ先にある立地。ボツワナという国は基本的に観光客を「車旅行」の1種類しか想定しておらず、他の旅行形態なんぞ知ったこっちゃねぇ・・・というのが垣間見える。

 バックパッカー相手にするようなスタイルの宿とか展開できればブルーオーシャン市場なので1人勝ちできるような気がするのだけど、あんまり需要がないのだろうか?

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 もうちょい自転車に優しい立地にしておくれ

 2日前と同じく日が沈み始めても道路の両脇をフェンスが囲っているため野宿場所が見つからず、ズルズルと走り続ける羽目に。どうしてこうなってしまうのか?

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 そもそも今日は休息日のつもりだったのに

 日が完全に沈む前によく分からない開放されてるゲートを見つけ、中の敷地にテント張ってなんとか終了できた。結果的に明日の走行距離を削ったということで良しとしよう。

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 ステーキは2枚重なっております

 こうして町から離れた場所でテント張るとビックリするほど静かである。2日前は電波塔から発電機の音が鳴り響いてたけど、ここには一切の物音が聞こえてこない。ボツワナというのはそういう国なのだ。

 2023年5月22日(月) 走行距離46km  累計132256km