チェコ9日目 Stonavka川沿い〜ブルノから東北東に106km地点 オーデル川沿い
夜中に何度か川で「ドポン」と音がしていたのだが、おそらくは魚が跳ねたことの影響だろう。最初は誰かが大きな石でも投げ込んでるのかとビビっていた私。
幹線道路へ戻り進路を西に、向かう先はオストラバの町である。今回ポーランドから未訪問のスロバキアへと入国せず、こうしてチェコ東部へ来たのも半分くらいはこのオストラバの町へ行ってみたかったから。
約1年前にドイツで廃工場を見学した際、自分で思っていた以上に楽しめたことと、1つ失敗したと思ったことがある。それが「一眼レフカメラ使って撮影をしなかった」という点で、後になってから良いカメラで写真撮っておくべきだった・・・と反省したものだ。
そんなこともあって今回の観光では一眼レフもしっかり用意し準備万端!いざ魅惑の廃墟の世界へ突撃仕様ではないか。
19〜20世紀前半にかけて活躍していた工場らしく、最終稼働は1980年代だったかな?以後は使われることもなく、かといって処分されるでもなく放置されていたところを近年観光用途として整備したらしい。
今現在も所々で工事がなされており、上手いこと建物改装してライブ会場みたにしている場所もあったし、鉄塔の屋上にカフェがオープンしている(要予約)とのこと。
私でなくとも巨大な廃墟に心躍らせる人というのは数多くいると思うのであり、こうした施設が見学できることは本当に素晴らしい。ツアーに参加すれば建物内部も見学できるそうなので、機会があればそちらにもぜひ参加してみたかった。
心ゆく迄堪能したが、とはいえチェコはまだ終わりじゃない。他の情報は一切調べてなかったオストラバの町を抜け、そのまま郊外に流れていたオーデル川のサイクリングロードへ突入す。
地形的にアップダウンの数が少なく自転車が走りやすい道となっているのが有難い。チェコという国は山々が連なってる場所でなくとも小規模なアップダウンを繰り返してくる国なので、思った以上にペース落ちるし疲弊するんだよね。
周囲に広がる大農村地帯と緩やかな丘陵が織りなす景色も悪くないが、そういうの散々ポーランドで体験してきたからさ。チェコではもう少し違った景色を見せてもらえると嬉しいな。
アスファルトのルートがやたら遠回りだったので、線路沿いに延びるショートカットの道を走ってみたらガッタガタの道と未舗装路が交互に出てくる気合入った道だった。違った景色というのは別のタイプの道とかそういう意味じゃないんだけど・・・
ただチェコも川が多く、且つ森林地帯も豊富あため野宿簡単なのが素晴らしい。この点だけはどれだけ時代が移り変ろうと変化して欲しくないと思うの自転車旅行者だからかな?
どうでも良いことだけど、食事の撮影でビールは毎回ラベルを正面に向けて、銘柄が把握できるようにして撮影している。これは茶壺さんこだわりのポイントなのです。ビールに関しては手間隙惜しまないぞ。
2023年9月4日(月) 走行距離71km 累計139116km