チェコ12日目&オーストリア13日目 森林公園〜ウィーンから北に30km地点 サイクリングロード脇

 久しぶりに峠越えした上に睡眠不足のダブルパンチで早々に寝てしまった昨夜。途中1度は目を覚ましたものの、朝まで熟睡してたのはなかなか珍しい。

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 ブログ記事書いたのも朝起きてから

 本当にポーランドの悪天候は何だったのか?と不思議に感じてしまうくらい連日雲1つない快晴の天気が続くチェコ。ということは順番的に次の国では天気が悪くなるのだろうか?

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 向日葵もシーズン終わりだねぇ

 昨日に引き続きユーロヴェロの9号線を走行している。この欧州自転車道の偉いのが、気づかずルートから外れることのないように曲がり角や交差点では看板で行き先を示してくれること。

 非常に小さな看板なので視点者でもないと見落としてしまうレベルだが、言い換えれば自転車の速度ではこれほど細やかな標識でも問題なく視認できるということだ。

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 それは旅行という行為において非常に大きな意味を持つ

 基本的に移動速度というのは速ければ速いほど「見落とし」が増えてしまうもので、こと旅行において「気付かぬうちに通り過ぎていた」というのは残念極まりないと私は考える。

 そういう点で自転車という旅行手段は多大なアドバンテージがあると思うし「自転車だからこそ見つけることができた景色」というのに私は今まで数多く出会っていると思ってる。

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 標識に沿って進むだけなので地図確認の手間がなくてペース速い

 どうやら9号線はウィーンの町まで続いてるみたいだが、かといって全て自転車道に合わせていく事もない。というか物価の高いオーストリアでは極力買い物せずに、チェコ国内で食材購入しておきたいのでスーパーに寄り道しておきたいのだ。

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 ということで湖沿いから別の道を進む

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 不思議とどの国も無人島に宗教施設を作るよな

 とりあえず残っているチェココルナ使って今日の夕食分の食材(とビール)まで全て購入してしまう。野菜類とか秤売りなので料金計算面倒くさいのだが、それでも残金0コルナピタリ賞で気持ちよくチェコを後にすることができそうだ。

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 買い物した町にお城あったけどスルー

 町から移動始めて5kmも進まないうちにオーストリア再入国だ。地味に4度目の入国となり、同一国に4回も入った国は流石に片手で数えるほどしかない。

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 チリとアルゼンチンとドイツは4回以上入国してるな

 相変わらず自転車に対して非常にフレンドリーというか、そんなに探さずとも簡単にサイクリングロードが出てきてしかも郊外になってもその道が途切れない。

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 なのでオーストリアでは自転車道に乗ってれば万事解決する

 まぁ実際には状況次第で車道に入ったり無茶苦茶な斜度の坂を登らせたりもするため、手放しで褒める事はできないのだけど、それでもオーストリアに入ると「走りやすい国だなぁ」というのを実感する。

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 チェコだって相当自転車レベルの高い国なんだけど

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 なお結構な頻度でアップダウンが連続してます

 というかこの国は西部がアルプス山脈に置かれているため山だらけなのは分かるけど、頭部も標高こそ小さいけれどこんな感じでアップダウンの連続なのだろうか?そうだとしたらオーストリアは自転車に優しい国でありつつ自転車旅行するの最高に大変な国という評価になるぞ。

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 ある程度平地で楽させてくれなきゃ

 どうなることかと思ったが、ミステルバッハという町で午前中に別れたユーロヴェロ9号線と合流する。ユーロヴェロには幾つかルールがあって、その内の1つに「該当ルート内に急斜度の坂が無いこと」という項目(正確な数字忘れた)が存在しており、つまり9号線に乗ってしまえばオーストリアでも比較的楽して走れるワケですよ。

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 こんな場所にもカミーノの標識が

 それを体現するかのように目の前に見える丘を上手いこと避けるように延びていく自転車道。時間も遅くなってきたので道中出てくる川の辺りで本日終了としようと思ったのだが。

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 これが大失敗といいますか

 出てくる小川が尽く水枯れしてるか川底まで草が生えまくりで近づくことすらできないパターン。こちらとしては汗かいた身体を洗い流してサッパリしたいのであり、どうにもならずにズルズルと走り続けることとなってしまう。

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 結局ここの水道で対処して

 近くの森林エリアに入って終了とした。川や湖4〜5つは確認して回ったため、終盤無駄に距離走って疲れたな。

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 疲れないよう距離抑えているのにさ

 実際のところ走行距離が多少変わるよりも、道中の道が楽だったかと速いタイミングで走行終了してしっかり睡眠時間を確保できたかの方が疲労度合いに直結してくる気がする。そういうのは割と走行状況次第で運が絡むため、それほど当てにはしていないのです。

 2023年9月7日(木) 走行距離102km  累計139388km