ハンガリー3日目 Baracskaの町〜ブダペストから西南西に101km地点 サイクリングロード脇
結局雨は降らずに迎えた朝。別にそれは構わないのだけど、ここの橋は傾斜が急で降りてくるまで一苦労してるんだよね。道路まで戻るのにも全力使ったし、苦労をかけた分の見返りが欲しかった。
昨日はこの橋を見つけるため終盤ユーロヴェロから外れたルートで進んだのだが、別に引き返して合流しようとは思っていない。確信はないけど多分そのうち何処かでぶつかるんじゃないかと思ってる。
南米やアフリカと違って比較的狭い土地に多くの国がひしめき合い、大小様々な道路が走り回っているヨーロッパ。そんな地域だからこそいろいろ走ってみたい道があり、シェンゲン協定に苦しめられながらも1年以上の滞在をしている茶壺さん。
しかしそんな土地でもはっきりと「日本のよりずっと道路の数が少ない」と断言できる。だから日本人的ならヨーロッパの走行にある程度慣れれば、地図見ながら「多分このルートが自転車の走りやすい道」というのが分かってくると思う。
そんな私も海外走行始めて結構な距離を走っており、本日無事に140000kmの大台を突破した。13万kmがアフリカザンビアのチパタという町で4月後半のことだったため、今回は5ヶ月かからずということになる。
また名前が覚えられそうにないセーケシュフェヘールバールという町でお昼休憩。首都を別とすればハンガリーにおける初めての大都市と呼べる町であり、私は国のレベルというのは田舎町と地方の大都市の姿である程度測れると思っているため興味深い。
その割に道路にゃ一切側道を敷いてくれない国だけど、徐々にこの国の走り方が分かってきたというか、ハンガリーは基本的に自転車道を探してそれを繋いで移動するタイプの国っぽい。西欧ではこういう国は珍しくないし、そ右下インフラがほぼ完璧に構築されているので問題ない。
でもハンガリーは自転車道の数も少ないし、道自体も極端に狭かったり路面がガタガタだったりと残念なことも多く、積極的に利用する気になれなかったから自転車道にあまり目がいかなかったのかもしれない。
文句もあるけど、この国のかなりの町々をちゃんと自転車が走りやすいルートが組まれており、そうした表示に従っていけば少なくとも車両が通りまくる道を走る怖さからは解放される。
ハンガリー最大の面積を誇るバラトン湖へと差し掛かり、湖畔北側をなぞるようにして進むことに。内陸国であるため仕方ないのかもしれないが、湖の周りはリゾート施設が立ち並び敷地内をフェンスで囲っている場所も多く、旅行者が湖面に近づくことすらままならない状況。
お金を払わないとビーチに行くことも出来んのか!と物申したくなるが、そもそもビーチで遊んでるほど時間的な余裕がない私。もっと私に体力があって毎日ハイペースで走れていれば・・・
割と早い段階で湖畔でのキャンプは諦めて、湖へと流れる小川の隣にて終了した。こういう時に最初のお題目で「小川沿い」と書くべきか「サイクリングロード脇」とすべきか迷うところだが、同国内で場所の表記がなるべく重複しないよう方針立ててるため今回は「サイクリングロード脇」とします。
2023年9月15日(金) 走行距離92km 累計140068km