スロベニア4日目 サビンジャ川沿い〜リュブリャナから西南西に約20km ブルフニカの町

 良い感じに眠れた良ポイント野営地ではあったが、河原という場所が影響してか地面の砂が湿っぽくテントにやたら砂が付着する問題が。

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 テント収納するのも気を使ったし

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 グラウンドシートにあっては洗って天日干し対応までした

 こんなことしてると出発時刻はどんどん遅くなるのだが、そんな数十分の遅れを気にするような旅行していない。ただ今はシェンゲン協定のリミットと戦いながらの走行なので、小さいことがつい気になってしまう。

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 なお今日が通算72日目です

 高速道路と並行して延びている447号線に合流して進む。多分昔はこの道路がリュブリャナへ向かうメイン道路だったのだろうが、高速道路が開通してからは下道を通る旧道というポジションに変わったのだろう。

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 得てしてそういう道路は

 ほとんどの車両が高速道を使うため、必要ないと判断されたか整備も補修もされず一般道とは思えないほど荒れまくってるパターンが思い浮かぶし、ブルガリアとか正にそんな道を走ったし。

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 しかしこの走りやすさよ

 スロベニアという国はそんな全ての道に側道があったり自転車道が隣接してたりするワケでは無いのだが、それでもこの国を走っていると自転車的にとても快適だと思う。

 それはこの国が自転車のことを分かってる道路造りしてるからで、町中の交通量が多い場所や都市に近づき交通量が増えてくるとしっかり自転車道がでてくる。逆に郊外のほとんど交通量がない道では余計なことしておらず普通に道路脇を走ることになるのだが、コチラとしてもそれで全く問題ない。

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 要するに

 キチンと必要な場所に必要な設備を投資している印象で、ハンガリーみたいに自転車のこと考慮できてない国に教えてやってほしいですよ本当に。

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 首都到着前に1本峠がある

 この峠も斜度緩やかで無理することなく山頂まで登り切る。標高が約600mみたいで小規模な山なのだけど、ここ最近登った峠では1番高い標高というね。

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 ちょっと前はアルプスで山ばっかりだったのに

 地形によって全く変わってくるのが面白いヨーロッパの国々だけど、果てさてスロベニア首都のリュブリャナは、どうやら旧市街&石畳というスタイルよりも新しいビル群が並び立つ先進的なタイプの町な気がする。

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 ここがそういうエリアというだけかもしれんが

 町の突入時も思ったが、1国の首都としては非常に自転車が走りやすい作りをしており素晴らしい。こんなに自転車レーンが豊富で且つ配慮された首都はなかなか無いですよ。

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 ダウンタウンでも気が楽 

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 このエリアだけ雨降っております

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 ドラゴンがこの町のシンボルマークらしい

 小高い丘の上に聳え立つお城を眺めつつ、旧市街エリアでも変な石畳があるワケでもなく非常に好印象なリュブリャナの町。町の規模自体が小さくて、突入&脱出がとても簡単というのも好印象だ。

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 ということでリュブリャナ抜けましょうか

 当初はこのまま南へ向かって進もうと考えてたが、そちらは山岳地帯であるのかほとんど道がない始末。ということで向きを西寄りに変えて西南西の方向に進むことに。

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 バッチリ自転車道があって走りやすい

 嫌な色した雲が浮かんでいるが、昨日も似たような状況だったため「スロベニアは午後になると天気悪くなる季節なのかな?」くらいに思って気にしていなかった。

 ところがどっこい、Wi-Fi使ったついでに天気予報調べてみたら、現在の降水確率90%だし明日から4日続けて大雨が降ると予測されている。突然そんな事言われても私どうして良いのか分からないよ。

 とりあえず今日は屋根あるとこに泊まろう

 ブルフニカの町で道路と近くを流れる大きな川とが合流したため、普段なら川沿いの野宿できそうな場所を探していくのだが。

 このタイミングで雨が降り出してしまい大慌てで目の前に出てきた橋の下へ避難。もう今夜はここで良いか!という感じで今日は野営地あっという間に決定した。早く決まる時はこんなもんだ。

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 問題は明日以降の天気なんだけど

 先ほどの雨雲も通り過ぎて現在は綺麗に星が見えるブルフニカの町。明日起きてみたら大雨降りまくっていた・・・という状況になるのだろうか、今夜も熟睡できるのか不安で仕方ない。

 2023年9月20日(水) 走行距離88km  累計140487km