2023年9月13日〜9月17日
 走行日数5日間
 累計走行距離394km(139837km〜140231km)

◎道路
 路面状況が悪くギャップやひび割れ等が多いし段差もキツくて自転車に優しくない。これは自転車道でも同様の特徴を持っているため性質が悪い。更に道路は側道が無い造りが基本の上に、道路脇に自転車道があると、わざわざ「ここは自転車走行禁止だ!」と看板標識をお出しして来る意地悪さ。そのクセ自転車道は狭くてギャップが多く、段差だらけの上に突然急斜度の坂道をお出ししてきたりと走りやすい道ではない。なお車両は右側走行。
 総じてヨーロッパで最低の道というのが私の評価かな。場所次第では非常に走りやすい所もあるのがノイズとなっていて、それに安心してると酷い目に合わされる感じ。自転車に対してのインフラ自体は力を入れてるのが分けるだけに、勿体ないというか担当者が自転車に対して理解薄いのだろうなぁとか思ってしまう。

◎治安
 まぁまぁ良い。ただオーストリアやスロバキアと比べて都市部ダウンタウンにおける落書きとかゴミの量が増えたように感じたし、宿泊したホステルでは深夜になっても謎の叫声がしょっちゅう響いてた。そうするとブダペストは少々緊張感を持って行動した方が良いかもしれん。
 町を抜ければ嫌な雰囲気を感じたことは無かったし、温泉の駐輪場でフルパッキンの自転車を2時間放置してても「まず大丈夫だろ!」と思える程度にはこの国を信頼してたかな。もちろん自転車は地物ロックして貴重品は鍵付きボックス内に収納してたけど、それでもサイドバックの中身とか狙われたらどうしようも無いのが実情なので。同じことをブダペストでは出来ないかな。

◎ビザ・出入国
 シェンゲン協定加盟国なので陸路の入国は西部側の国から出入国する場合審査なし。言い換えると東部や南部に位置するウクライナ・ルーマニア・セルビアからの出入国ではイミグレーションも立ってるし出入国の審査が必要になる。東からヨーロッパへ突入する人にはこのハンガリーがシェンゲン協定最初の国という人も多いのだろう。

◎交通事情
 道路インフラが悪い割にドライバーのマナーは非常に紳士的で安全運転である。スロバキアでは全然止まってくれなかった横断歩道も、ハンガリーだとすぐに停止して歩行者や自転車を優先的に通してくれる。自転車道が余りにもあんまりな場所では道路側にエスケープして走行することもあったけど、それで車側からクラックションを鳴らされたことはこの国で1度もない。結構あるのだ状況も知らないドライバーが「自転車向こう行け!」ってクラックション鳴らしてくる国は。
 そんなワケで道の走りにくさをドライバーの運転マナーの良さでカバーしているという印象だ。隣国スロバキアがこの逆の評価なのであり、やっぱり国が変わると色々な部分が変わってくるなと思う。

◎特徴
 結構色々特徴のある国で、日記本文でも述べた温泉が非常に豊富である点や、子育て支援が世界でも有数の手厚さとして話題に上がることも多い。
 だけど旅行者的にハンガリーは消費税率が世界で最も高いという点が気になるところ。なにせ買い物するとその影響をモロに受ける形となるのだから。その税率は27%となっており、つまり何か商品購入すると元値の4分の1が追加加算されているワケだ。
 実際には商品の値段は消費税含んだ総額表記が為されており、レシートを確認しないとその高い税率は一見気づかないのだけれども。
 まぁヨーロッパ諸国はハンガリーほどではないにせよ、消費税率25%の国とか沢山あるためそこまで気にしても仕方がない。むしろハンガリーはこの高い税金が、先に述べた充実の子育て支援の資金になっていると考えればまぁ納得できるような気もする。外国人旅行者の立場からしたら何も嬉しいことは無いけどさ。

◎気候
 9月の中旬ならまだTシャツ1枚でも余裕で過ごせる暖かさ。そりゃ天気悪ければ寒いだろうけどブダペストのホステルでは雨降ってる深夜に扇風機回しても大汗かいて安眠できなかったほど。これは建物の防寒性能が高いことが影響してる気もするが。
 全体的に標高が低いこともあってか、緯度的にはかなり高い位置にある国の割に気温高めの印象でした。ここまで東に移動すればメキシコ海流から運ばれてくる熱エネルギーもあらかた無くなっていそうに思うけどな。

◎言語
 ハンガリー語らしい。東欧の国々で色々言語の違いがあっても全然わからない!というのが正直なところだし、看板の文字もラテン文字から離れすぎてることが増えて発音することすら難しいレベル。
 オマケに滞在期間が短いこともあって基本的な単語である「ありがとう」とか「こんにちは」と言った現地語も覚える前に別の国に入ってしもうたというね。
 とりあえず英語の通用率は高かったけど、実際に会話した人で英語が話せない人の割合は半分くらいだったような気もする。田舎だったし会話した人の総数10人くらいなので信憑性に欠けるけど。

◎宿(野宿)・Wi-Fi
 暑くて眠れなくて散々に評したアベニューホステルだけど、首都の中心部にあって13ユーロで豪華な朝食が付いてくる上、Wi-Fi速度も極めて良好という物件自体は非常にレベルが高い宿だった。ちゃんと時期を選ぶなり暑さ対策していけば非常にコスパ優れた良い宿だったと思ってる。ここしか泊まってないので他の宿は知らない。
 野宿するにおいても適度な数の河川もあれば、身を隠せる森林地帯も豊富で楽できるためキャンプ主体でも何ら問題はない。Wi-Fiも非常に優秀というか、基本的にチェーン店系のスーパー行けばどうとでもなるし、運が良ければガソスタでもFreeWi-Fiが飛んでるハンガリーでそんなネット接続に苦労することはない。国土も狭いので1日移動してれば複数回FreeWi-Fiがある規模の町やれスーパーやれに寄れる機会があると思う。

◎動物
 特に問題となる動物は出てこなかったけど、田舎地域では「深夜のシカ飛び出し注意」とデカい看板に表記されていたし、野宿の最中にも明らかに小動物ではない生き物の移動する音が聞こえたことがあったので、その辺気にした方が良いのかもしれん。
 犬は他のヨーロッパと一緒で家の敷地内にいるヤツがギャンギャン吠えてくる程度。こちらも気にする必要はないと思われ。

◎自転車店
 ハンガリーで1店も入ってねー。そろそろチェーンの交換したかったし、そうでなくとも自転車ショップ見つけたらとりあえず入店するタイプの私にゃ珍しい。
 けど別にハンガリーに自転車ショップが少ないかというとそういうことはない。単純に土曜日曜での走行で営業時間外で閉まっていたりとかそんなパターンで入店できなかっただけです。消費税率が高い国なので、自転車部品なんかもその辺料金が上乗せされて高いのかチェックしてみたかったんだけどな。

◎物価・食事
 スロバキアより僅かに安いかな?という印象か。使用通貨のハンガリーフォリントが数字大きい系の通貨(1円=約2.5フォリント)なので、お店に表記されてる数字が大きくつい「買い物しすぎたか・・・?」と不安になってしまうが、後で1日の使用金額を精算してみると思った以上に安くて嬉しかったりする。
 端数1の桁は0か5に繰り上げ(繰り下げ)される方式で、カード払いの際はこの限りではない。ケチくさいことを言うなら端数が2や7フォリントの時は現金で支払うと僅かに得することができるワケだ。
 食材もビールもかなりお求めやすい価格だが、一転して温泉の入場料は相当強気の値段だった。実は私が入ったHEVIZ温泉も本来3時間の入場料で4500フォリント(約1820円)だったが、終了2時間前ということで本来メニューにはない2時間分の料金で入場できたという裏があったりする。なおここの温泉が特別高い訳ではなくて、ハンガリーの人気温泉は大体似たような料金設定。いずれにしても温泉を含む観光方面では相当な金額となることが予想される。
 食事?全自炊だよ。私だってハンガリー名物の料理とか味わってみたいけどレストラン高すぎて入れないんだよくそぅ。

◎総括
 温泉大国と聞いて期待していたが、日本人の考えるそれとは少々異なるパターンが多いため、温水プールでない温泉を探したいのなら事前の情報収集をしっかりやるべきかと思われる。
 全体を通してかなり走りにくい国であり、半端に広がる整備されてないボロボロの自転車道路をして自転車フレンドリーな国の顔をしないでほしいとは思っていた。
 ・・・とまぁ良くないイメージの方が先に出てきたりしたが、それでもヨーロッパにおいて物価が安く長期旅行者に優しい国というのは間違いない。シェンゲン協定がなければまた違った感想を抱いたかもしれないのであり、こういうのは巡り合いとか色々あるのでまぁそういう感じです。