モンテネグロ4日目 ツェティニェの町〜モンテネグロ首都 ポドゴリツァの町
サラエボ辺りからずっと天候が安定せず、どちらかといえば雨天を掻い潜るようにしながら旅行を続けている最近。今日の天気も先日までは降水確率90%とかだったけど、直前になって昼から雨が止む予報に切り替わったため走行しようと思い直した経緯がある。
朝の時点ではまだ雨が降っていたこともありチェックアウトギリギリまで粘るつもりでゆっくり準備。最もこの宿は緩いというか、初日の時点でパスポートの確認すら行われずそうした点についての説明もなかったのでチェックアウトの時間もクソも無いのだけど。
管理人のオッちゃんとても親切にしてくれたので、挨拶してから出発したかったが結局姿を見せることはなかったでござる。料金は昨日の時点で支払い済ませてるから問題ないとはいえ、なんか誰もいない家から1人走り出すのは落ち着かない気持ちになるな。
夕方からは再び雨となる予報なので、今日はモンテネグロ首都であるポドゴリツァまで走って終了のお気楽ルート。ツェティニェの標高が600mちょいだけど、ポドゴリツァはほぼ海抜0mなので下り坂ばかりなので。
直ぐに長い下り坂へと突入したのは良いが、先ほどまで雨が降ってた道路上にはまだ水が残っておりフルパッキンの自転車で駆け抜けるのは少々怖い。場所によっては雲がかかって視界も悪いし。
途中でガードレールにぶつかり故障してる車が出てきたりすると「明日は我が身」という思いが浮かぶ程度にゃ私は怖がりだ。ダウンヒルが楽しめるのは晴天で路面状態の良好なコンディションでないと駄目なのです。
それでもある程度降ってしまえば雲の中から抜け出たようで視界も良くなり走りやすくなる。このまま進めば最高なんだけど、何をとち狂っているのか登り返して雲の中へと突っ込む道が延びてたりするんだこれが。
モンテネグロの人口自体が少ない(約60万)こともあり、首都のポドゴリツァも私の地元である多摩市と大差ない。この国では珍しく広大な平野が広がる土地であり、最大の人口を誇るポドゴリツァだけどそれほど大都市っぽくないのが良い。
都会は走るの大変だし
都会は走るの大変だし
ダウンタウンのエリアを色々回ってみたけど特に面白いスポットやれ歴史的な建物が出てくることもない。そのまま町を抜けてしまい町の郊外にある安宿へ向かうことにした。
町の中央を南北に通るモラチャ川沿いにある宿は、ツェティニェの宿と同じく個人宅の一部を宿泊施設に改装したタイプっぽい。明日の天気予報が降水確率100%となっており、2泊したかったのだが翌日は予約入って満床とのこと。
どうするか悩んでいる途中で雨が降り始めてきたため「明日は庭にテント張る形でお願いします!」と方針変更しそそくさとチェックイン。この宿から町中まで5〜6kmあるため雨降ってる中で逆走する選択肢はなかった。
割と僻地にある宿だと思うけど他の宿泊客に日本人がいたのは驚いた。近くにバス停があるワケでもなく、よくまぁ町中からここまで移動してきたものだと自転車でない旅行者には思ってしまう。
ともあれ気軽に室内泊できるのは今夜だけか。予約キャンセルとかされないかな・・・と私自身は予約もせずに直接訪問してる立場で思うのだ。
2023年10月26日(木) 走行距離44km 累計142500km