モンテネグロ7日目 タラ川沿い〜ポドゴリツァから北東に71km地点 川沿い
川のすぐ側だったけど、落ち葉で敷き詰められた地面が良かったのかテントはほとんど濡れていない。草地の野営は寝心地良くて気持ち良い反面、朝露を含んだ水分がテントを濡らしてしまうため、寝心地の良さと乾燥具合を両立させたいなら落ち葉の上が1番だと思ってる。
ポトゴリツァからモンテネグロを出国するまで3日間を見込んでいるが、その中で今日は唯一厳しい上り坂が出てこない日。いわば谷間の休息日とまでは言わないが、楽できる1日として楽しんでいきたいところ。
そんな風に思ってたのだがモイコヴァツの町を過ぎると上り坂となるのは想定外。獲得標高にして200m程度ではあるが、この数字を「まぁこの程度なら・・・」とか思ってしまうのはモンテネグロという国の峠がどれもデカすぎるため。
なおモイコヴァツの町で気になったのがスーパーを始めとした小売店が軒並み閉まっていた点で、東欧の国は割と日曜日でも商店営業してるケースが多くて油断してたが、モンテネグロは日曜になると全閉店しちゃうタイプの国なのでは?とか今になって思いはじめる。
慌ててネットで近くのスーパー調べてみるも、軒並み「営業は月曜日から」となってて焦り出す。そんなところで進行ルートから外れたビイェロ・ポリェという町のスーパーは営業中との表記が。
正直Googleマップの方が間違ってる気がしてならないが、まぁ往復10kmにも満たない距離だし寄り道してみようかと。
案の定お店はどこも閉まってたけど、カフェを始めとする飲食関係のお店は営業してるためお昼を補給することは問題なくできた。パン屋が営業できるなら他のお店だって営業しても良いと思うんだけどな。
ビイェロ・ポリェへと向かう交差点は地形的にも転換点であるようで、ずっと横を流れてた川も別の川に切り替わり、流れの向きも上流方向へと登っていくようになった。
この道路がやたらと工事しており片側車線を通行止めにしてる始末。こうなると工事区間の端で信号待ちして交互に通過させる方式となるのだが、これが自転車的には鬼門でして。
この手の片側通行は車両速度に合わせた時間設定で信号切り替えしてるため、フルパッキンの自転車でゆっくり走ってると、正面から信号待ちしてた車が突っ込んでくることがあるため必死に走り抜けなくてはならない。
こんなのが10回も続くと、やってることはほとんどインターバルトレーニングなのであり、楽できるはずだった今日は全然そんな事なかった事実。
かなり大きな町でもあるし、何とかここで多少の食材を入手しておきたい。モンテネグロのガソスタに併設してる売店は、商品ラインナップが貧弱すぎてお菓子等の軽食しか販売されてないし。
かなり街中をぐるぐる探し回った結果、病院だかの施設前にあるカフェ兼売店で根菜と卵をゲットできた。卵は正規に販売されてない商品だったぽいが店主のおっちゃんが気を利かせて一通り売ってもらうことができたワケで。
食材揃えばもう町中に滞在してる必要もない。コソボへと抜けるべく東へと自転車走らせるのは良いのだが、ベラネの町から先は再びガッツリ峠道なんだよね。
ベラネから200mくらい登ったところで脇道入って小川の脇にテント張って終了とした。バッチリ草地にテント設営してるので多分明日はテントビショ濡れだと思うけど気にすんな。
雲1つない夜空に満月が浮かんでおり、放射冷却で冷え込んでいるのかと思いつつ。寒くなってくるとそういう点が気になり始めるのです。
2023年10月29日(日) 走行距離84km 累計142661km