コソボ3日目 道路脇〜コソボ首都 プリシュティナの町
昨夜早寝したことが功を奏したか6時前に目を覚ます。とても早起きな気がするけれど、数日前にサマータイムの時期が終了して1時間ほど時差が発生したのはコソボも同じ。つまり感覚的には7時の起床でいつも通りだったりする。
素早く準備して早めに出発するのも悪くないが、昨夜の大雨でテントはずぶ濡れ状態のため太陽光利用しある程度乾燥するのを待ってから移動しようと思う。乾燥させないとテント収納してるバッグ内が酷い状態になってしまうので。
多少下り坂を挟んだものの、標高500m前後で安定してるコソボの土地は地平線こそ見えないものの平地が多く自転車にとって走りやすい国だと思う。
惜しむらくは首都を前にして交通量が増えてしまい走行にややストレス感じる点だったのだが、これも途中から幹線道路っぽい片側2車線の大きな道へと切り替わり、側道も広々とした道となって素晴らしい。
1国の首都だけあって町中突入時は交通量の多さにゲンナリしたが、それでも自転車道路が設置されててかなり走りやすいのも確か。なんだかんだ道路は自転車に優しいヨーロッパの国なのだと思ってしまう。
モンテネグロから入国した際には「大部雰囲気変わったなぁ・・・」と思ったりもしたが、首都の雰囲気はまだまだヨーロッパの先進的な感じを受ける。1番気になる違いがちょいちょい出てくる宗教施設が教会ではなくモスクなところか。
ちなみに隣国アルバニアもイスラム教徒が多数を占めるのだけど、この国は政府が無神国家の宣言をしてる謎な国であるため区分的にはイスラム教国家とはいえない?ため。
過去にもマレーシアやインドネシアといった「イスラム教だけどそんなに厳しい戒律ないよ」系の国に訪れたけど、コソボはそうした中でも更に緩いと感じるな。アルコールもそこら中で販売されまくってるし。
時間に余裕あるので宿へと向かう前に下調べしといた自転車ショップへ向かう。クロアチアで交換したばかりのブレーキワイヤーが早くも切断され始めてる状態で、早急な対処が必要だと判断したため。
実はペーヤの町でも自転車修理店に寄ってみたのだが、ワイヤー1本に1500円近い値段を吹っかけられてアホらしくなりスルーした一幕がある。コソボでは外国人に対して値段増し増しに請求してくるタイプの国なのかと不安な気持ちでショップに訪れたのだが。
タンザニアで交換したリアブレーキも安い中古品で販売してくれたので、併せて交換してしまう。1ヶ月くらい前から直ぐにリアブレーキが伸びてしまいその都度調整し直す状況が続いてたけど、そんな面倒さともこれでおさらばだ。
面倒なブレーキ使い続けてた私
面倒なブレーキ使い続けてた私
市内中心部から直ぐ近くに位置する宿は、ボスニアと同じくトルコ人が経営するタイプ。あまり知らないけど東欧の国々は、私が思ってる以上にトルコとの繋がりが強いのかもしれない。
このまま走行続ければ明日にでもコソボを抜けてしまうことが出来るけど、この国の人々は自転車旅行者に優しいし私もコソボという国をもうちょい堪能したいのが本音。ということで数日プリシュティナでの日々が続くと思われます。
2023年11月1日(水) 走行距離53km 累計142824km