クレジットカードの問題で帰国するか迷っていた私に一時帰国の決まり手となった事件が「リムのクラック」であった。

 昨今のスポーツバイクはその多くがディスクブレーキを採用しており、ブレーキシューを直接リムに押し当てて減速するという自転車は少なくなった。それに応じてリムにヒビが入るというトラブルを経験するサイクリストも減ったように思う。ディスクはディスクで交換しなくちゃならない部品があるのは知ってるけどさ。

 ともあれ私のようにディスクブレーキが主流となる前に旅行を始めた者にとって「リムのクラック問題」というのは避けられない課題として存在しており、むしろ現代ではディスクブレーキが主流になったことで「リムに高い強度を必要とする理由がない」と長期自転車旅行に人気だった強度の高いリムが次々と廃盤になっている始末だ。

 こういう背景があると先進国はともかく途上国で新しいリムを組むのはリスクが高い。ただでさえ強度の高いリムが無くなっている状況なのに、大量の荷物を抱えてる負荷も重量も大きい自転車に対応するリムを組んでくれるショップを見つけるのは難しいからだ。

 下手なリムを組んでいつトラブルが発生するかとビクビクしながら走るのは嫌だし、仮に今後の走行予定国でトラブルが発生した場合、そこでリムを調達できそうな国は非常に少ないと思っている。

 ということで今回も自転車見聞店にお願いして新しいリムを組んで貰った。ご時世で以前に使ってたクオ強度リムのサンリングル(ライノライト)もライド(Dー18)も販売中止になってたけれど、それでも現行販売されてる中で最も強いとされてるVELOCITY社のアトラスというリムで組んで頂いた。

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 多分今回が旅行中に使う最後のリムになると予想

 技術的なスポークテンションの精度とかは完全に信頼してるし、予備のスポークも各5本づつ用意して貰った。これで今後数万kmは安心して自転車走らせることができると思えば一時帰国も悪くなかったと思っている。