トルコ54日目 コヌクベクラーの町〜ヴァンから西に約120km エレンテペの町

 低温が厳しくなって以降、外気温と温度が一緒の状況でテント泊したのは今日が初。ここ何日も人様に助けてもらってた結果なのだが、そういう意味で今朝の気温は今シーズン最も寒い状況であったー10℃の朝。

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 屋内サッカー場泊

 流石に起き抜けは動くのしんどかったものの、何とか準備済ませて9時には動き出す。動き出したけど寒くて5分後にはガソスタへ逃げ込んでいましたが。トイレに行きたかったもので。

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 改めて走り出した9時半

 このくらいの時刻から一気に気温が上がり始めて楽になる。楽になるといっても午前中は氷点下で自転車に干してた洗濯物はガチガチに凍り付いていましたが。

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 隣の川も凍ってた

 今日は風が収まったので走る分には非常に楽。ここから暫くは平坦路が続くこともあり、広大な平野を気持ちよく快走する。

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 分かれ道は右へ!

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 このマークなんか好きだな

 30kmほど走って昨日予定してたムシュの町へたどり着く。まだ11時前だけど疲れが溜まっているし、宿代安かったら今日はここで終了しても構わないかな?とか思ったり。

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 でも高かったので先へ進む

 というか昨日の向かい風のせいで「コンディション良い時に進んでおかないと酷い目に遭うかも」という感覚が刷り込まれたので。トルコではずっと風向きに助けられて走ってただけに裏切られたような気持ちがある。なんと身勝手な言い分。

 食堂くらいあるだろう・・・と思ってた町が思ったより小規模でそのままスルーしてしまった私。こりゃ失敗したかな?と思ったが、交差点に看板はないものの車が集まってる食堂っぽい建物を見つけたので突撃してみる。

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 実際はチャイ(お茶)屋だったのだが

 やたら親切なお客さんがわざわざメニューにない食事を一式注文してくれた上に料金まで支払ってもらう。なお外国人が珍しいのかお店の中にいた若い子中心に20人くらいに囲まれながらの食事で何というか緊張するな。

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 みんなフレンドリーだけど

 お腹一杯になり元気に走行再開!したのはいいが、午後から再び強い向かい風が。最もこれは天気予報の通りであり、私もこれを予想して午前中の風が吹いてない時間帯に走れるだけ走っていたのだ。

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 なので気持ち的には余裕

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 この辺はバス停がしっかりしてる

 次の峠に差し掛かる手前に町があるため、今日はそこまで走って終了にしようと思いつつ。首尾良く食材も買い込み一旦町外れまで行ってみるも、あたり一面姿を隠せそうな場所のない土地が続く。

 どこかにテント張らせて貰えないかと近くの人に聞いてみたら「向こうのモスクで泊めてもらえるよ」とのこと。いやまぁモスクには散々よくして貰ってるけど、そもそも宿泊施設じゃないと思うのだが・・・とは思いつつもとりあえず行ってみることに。

 かなり立派で大きなモスクでテント張らせてもらうのも当然というか断られたのだけど、結果として近くにある寄宿舎の施設に泊めていただけることになった。何いってるのかわからないと思うが、私だって分かってないのだ仕方ない。

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 だんだん分かってきたのは

 ここはイスラム教の教育施設だそうで、モスクの管理者であるイマーム等を育てる全寮制の学校宿舎らしい。朝は5時過ぎに起床して夜は10時まで勉強する生活を続けるそうで、それが長いと10年ほど続くとのこと。

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 夕食にも混ぜて頂く

 英語話者がいないので翻訳ソフト頼みだが、それでも私を迎え入れてくれた理由が「あなたの態度が敬意あるものだったからです」と言われたのは本当に嬉しかった。そうした姿であれたのは、多くの人たちが親切にしてくれたからなのです。

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 先生方と一緒に

 就寝前に日課(らしい)コーランの音読に誘われ参加する。先日の礼拝でもそうだったが、眠りかけてる子もいれば、外国人の私に注目してる子、退屈で気もそぞろになっている子と様々だ。そもそも10代前半かと思えるような年嵩の子も多いのであり、ここでの生活は色々大変なのだろう。

 非常に貴重な経験させてもらえてとても嬉しい。寝る前に先生方から「良かったら何日かここに滞在していきませんか?」と打診されて、実は今も迷ってる。

 2024年2月27日(火) 走行距離81km  累計146978km