トルコ58日目 ヴァンの町

 休息日。部屋には一応暖房も入ってるのだけど、これが稼働してるのかすら疑いたくなる脆弱っぷり。要するに寒さが厳しい状況な上に、昨夜は遅くまでネットしていたこともあり布団から抜け出せない。

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 焦る必要はないにしても

 この先入国するイランは結構面倒くさい国で、アメリカと敵対関係にある国ということでクレジットカードを始めとした国際的な金融サービスが受けられない。要するにイラン国内ではATMからカードを使って現金引き出すという行為が不可能であり、入国前に現金を用意しておかなければならないのだ。

 それだけではなく厳しい情報統制を敷いてることでも有名で、インターネットのサービスもかなり規制される。アメリカ企業のサービスであるGoogle関係が使えない他、各種SNS等も動かないことが多いとのこと。

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 実際にどの程度厳しいのか分からないが

 1番怖いパターンは「入国したは良いがド田舎で現金枯渇してしまい、ネットに接続もできずSOSの連絡すら出来やしない」という状況なので、今のうちに幾つか下準備をしておきたい。

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 ということで町中

 アメリカと仲悪いクセにイランにおいて最も信頼される外貨が米ドルなのは笑ってしまう。現在手持ちの米ドルのみでは少々不安があるためトルコリラを引き出しそのまま両替所にて米ドルと交換する。

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 幾つかお店回ったけど何処も同じレートだった

 これで現金問題はとりあえずOK。続いてネットの対策としてVPNサービスのチェックに入る。過去にも旅行始めた最初の国である中国がネット規制厳しい国でVPNサービスを利用したことあったのだが、それもかれこれ9年前。

 移り変わりの早いネットの世界で以前のサービスは見つからず、新たに1から契約・使い方を把握していくことに。この作業自体をネットで調べて実施しており、イラン入国後だと恐らく手遅れになるというのが恐ろしい。事前に情報知らなかったらアウトじゃん。

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 そんなこんなありまして

 一連の作業済ませて落ち着いたので、宿出て直ぐの場所にあるハマムへ行くことに。モロッコでも何度か体験したが、ハマムとは公衆浴場のこと。日本語で言えばトルコ風呂だ。

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 何故だろう、すごくワクワクする

 トルコでは中規模以上の町なら1〜2つくらいはハマムがあったのだけど、なかなか体験するタイミングがないままここまで来てしまい、トルコ最終盤になって初のハマム体験な私。どういうシステムなのかも分からず突撃したのだが、雰囲気は割と日本の先頭に程近い。

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 番台もあったし着替えのロッカーと鍵もある

 ただ面白いのが女湯が存在しないこと。ハマムというのは男のみが使う施設だそうで、基本的にオッさんの裸の社交場らしい。しかも浴場なのに湯船は存在しておらず、スチーム低温サウナみたいな大部屋で身体を洗い、必要ならばマッサージや垢すりのサービスを受けられる仕組み。マッサーはもちろんオッさんだ。

 奥にあるドライサウナで汗を流すと地元のオッさんが話しかけてくるワケだが、もちろん何言ってるのか分かりゃしない。でも「ハマムいいね!」と返すだけで向こうも大層喜んでくれて、オッさん同士の熱い連帯感を感じる謎空間。

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 大浴場手前の部屋だけ撮らせて貰った

 大汗かいて出てくると番台のオッさんが私をタオルでグルグル巻きにしてくれる。そのまま休憩室の椅子に座ってレモン入りのチャイを飲むのがトルコ式ハマムの流れらしい。

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 謎に楽しかったな

 なお料金は150リラ(約720円)で日本のスーパー銭湯とほぼ変わらずという感じ。全身温まって気持ちよく宿に戻り、今夜は気持ちよく眠れそうだ。

 2024年3月2日(土) 走行距離0km  累計147161km