アルメニア18日目 セヴァンの町〜エレバンから北に71km地点  レストエリア

 連日安定しない天気が続くアルメニアだが、今朝はスッキリした青空が広がる良い天気。午後からの降水確率は70%となっていたが、それでも自転車走らせるのに希望を感じさせる朝だ!

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 出発時にはかなり雲増えてしまったが

 とりあえず路面が濡れてないだけでも嬉しいというか気分は違う。気温が5℃まで冷え込んだので久しぶりに冬用ズボンを履いて上着もフリース着て防寒対策しっかりしたのだが、日差しがあるだけで体感的にはかなり暖かく感じるのも事実。

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 湖の北西側を抜けて

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 山の間を走っていく

 ここから北東へ向かっていた進路は北西側へと向きを変える。と同時に今まで助けてくれた追い風は激しい向かい風となって襲い掛かる。しかも山に挟まれた谷の道なので風力の強いこと。

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 このおっかないトンネルから下り坂

 3〜4kmはある長いトンネルだったが、運よくエンジンブレーキ効かせた低速トラックの後ろに付けることができたため安心してトンネルを抜けることが出来た。自転車旅行において最もストレスを感じる道の1つがトンネルというのは間違いない。

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 ここから凄まじい下り坂で怖い

 何度もUターンを繰り返しながら一気に標高を下げていく。カーブ差し掛かる度に小さな屋台だったり食堂が出てくるのがちょっと面白い。もし登っていたのならば自転車的にはとても有難い存在だったと思うけど、ダウンヒル最中なので全てスルーして進む。

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 トウモロコシとか売ってたな

 下りきった場所がデリジャンの町。私はこの町の名前を入国直後に知っていたぞ、アルメニアの人気ビールに同名「デリジャンビール」があったからな。

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 そうだよね、熊がいそうな土地だよね

 T字路(ラウンドアバウト)を左折するとここから再び上り坂に切り替わる。標高にして1200mくらいまで降りて来たのだけど、ここから1800mまで登らされるみたいで何というかアルメニアは何処まで行っても本当アルメニアだよなぁと思う。

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 絶対楽させてくれない国だ

 お昼休憩を挟んでこの辺で13時だったのだが、見事にこの頃から雨が降り始める。先ほど見かけたレストエリアまで引き返して雨宿りするべきか、本降りにならなそうなのでこのまま先へと進むべきか、かなり迷ったが「引き返したらまたこの坂登ることになるじゃん!」という気持ちからこのまま先へ進む。

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 何とか途中で降り止んでくれた

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 そのまま山頂まで走り続ける

 山頂近くの町で食材購入しようと思っていたのだが、走ってる道が山の稜線近くにあって町は谷底に連なっている立地のため坂を降りなければ市内に入れない。買い物して荷物が増えた状態でこの急坂を戻ってくる踏ん切りがつかず、結局スルーして峠を越えてしもうた。

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 このまま次のヴァナゾルまで行ってしまうか

 本日2本目となる大下りを経てアルメニア第3の都市であるヴァナゾルの町へ。ここで終了する場合はデカい町だし野宿は難しいかなとホステル行ってみたのだが、建物に管理人常駐してる宿ではなく電話をかけないと利用できないタイプだったので止めた。このタイプの宿って嫌いなんだよね。

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 外国人にはハードルが高いし

 買い物だけ済ませて町の郊外へ抜けて数km走った所で見つけたレストエリアにテント張って終了とした。道路から見て崖の下に位置する場所で、普通に走ってるだけじゃ絶対見つからない場所だし気楽だなと思っていたが、夕食作ってる最中2度も車がやって来てちょっと驚いたというか。

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 こんな場所まで何しに来たの?って気持ち

 一応ボックスとフロントバッグの鍵はロックして、横になってる状態でも自転車が確認できる場所にセッティングし万が一の状況に備える。確実に人が来ないと自信持てる状況じゃない限り毎回同じルーティーンしてるので今更と言えば今更なのだけど。

 2024年5月8日(水) 走行距離87km 累計150472km