アルメニア19日目 レストエリア〜エレバンから北に約100km アラヴェルジの町
深夜に軽く雨が降ったためテントが濡れていたものの、朝は気持ちの良い天気で出発準備してる間にバッチリ乾いてた。今日は久しぶりに1日天気が続くらしくてウキウキしてる。
気持ちいい気候でのんびりしてしまい10時前にようやく出発したのだが、そもそも今日はアラヴェルジという町で約束があるためそれほど距離を走る必要がない。余裕を持った行動なのはタイムスケジュール的に無理がないからでもある。昨日ガッツリ走ったのが効いてるな。
ちなみに昨日訪れたヴァナゾルの町から今走ってるM6号線に入った時点で地図見ればジョージアへ向かうことは一目瞭然だ。というかアルメニアは陸路国境をイランとジョージアしか開いてない国なので、この国に入った時点でそもそも選択肢が無かったりする。
アルメニアも終盤になってようやく激しいアップダウンの山岳地帯を抜けたようで、川に沿って伸びる谷底の道をぐねぐね曲がりながら先へと進む。
基本的に上り坂がほとんど出てこず気楽な走行だ。1200mくらいあった標高もゆっくりと下がっていき朝はちょっと肌寒いと感じた気温もどんどん上昇していくのが分かる。
まっすぐ北上するのではなく川の流れに沿うように大きく右カーブし進路が東へ向いたところでアラヴェルジの町に到着す。やっぱり左右を切り立った山というか崖に囲まれた町であり、Google mapだと谷底ではなく南部の崖上に町名表記がなされているがこれは間違い。
この町でアパート借りて滞在してるのは私よりも1〜2世代前の時期にメインで海外自転車旅行をしていたたけしさん。X(旧Twitter)から連絡貰って会う約束をしたという、私にしてはかなり現代的な流れの出会い。
話を聞いてみたら特にアフリカ諸国を多く走っている方で、私が訪問してない西・中央アフリカの国々の話とかとても興味深い。独立前の南スーダンとか走って強盗に遭遇してたりとエピソードがどれも破天荒で、こういう人に会う度「世の中にはすごい自転車旅行車がいるんだなぁ」と羨望の気持ちが出る。
たけしさんが荷物整理してるのと「動画はスマホで撮影して使ってないから」という理由でGoPro9を超格安で譲ってもらえることになった。イランで盗まれたGoProは1段階グレードを上げてアルメニアにて再開した。旅行って何が起きるかわかんねぇ。
夕食食べつつ
夕食食べつつ
自転車旅行者との会話ってのは本当に面白くて完全に時間を忘れて話し込む。夕食とシャワー、洗濯を挟んでふと気付けば時計が2時半になってて驚いた。いつの間にこんな時間経ってたんだ?
慌てて片付け済まし洗濯物干したりとか諸々の作業したが、休んだのは多分4時過ぎてたな。まぁ明日もここに泊めてもらうのでどんなに遅くても構わないのだけれど。
2024年5月9日(木) 走行距離53km 累計150525km