ジョージア7日目 雑木林〜バトゥミから東北東に94km地点 温泉脇

 木々の隙間から差し込む木漏れ日の光で目を覚ます。天気が良いことを感じさせる朝は最高に気持ちが良い。

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 雨降った時というのは

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 テントの跡がハッキリ残ってなんか楽しい 

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 結構雲も多い天気ではあるけど

 割とウキウキしながら準備を済ませ寝心地よかった雑木林を出発する。なんだかんだジョージアで森の中に入ってキャンプしたのは今回が初だったので緊張もしたけど楽しかったな。

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 それでは早速上り坂

 とはいえ南部の山岳地帯と違ってジョージア中央部は割と平坦な土地が広がる地形。ここの県境においても山々の最も標高低い場所に道路を通していることもあり、斜度・標高共に無理なく通過できるレベル。

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 ただし山頂のトンネルだけは怖かった

 こんなの走るくらいなら山頂まで登る迂回路使ってでも避けるところだが、残念ながらその道にはコンクリートが置かれて通行禁止となっていた。嫌でもトンネルを走らせるスタイル。

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 ここからの下り坂で

 途中から道路が高速道へと切り替わる。雰囲気的にこの道をそのまま走っても問題なさそうだけど、山々の間を直線的に延ばした道であるためか、やたらとトンネルが頻発するため素直に下道へとエスケープ。

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 交通量皆無だしこっちの方が楽しい

 途中で出てきたレストランの前で一休憩していたら、オーナーから声かけられて昼食ご馳走してもらえることに。まだ一部で工事作業してることからもオープンして間もない施設であることが伺える感じで繁盛してほしいなと思いつつ。

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 ハチャプリというジョージア名物

 わざわざ焼きたての一品をお出ししてもらい、外のパンがサクサクとした歯応えなのに中に入ってるチーズが熱々で口の中でとろける美味しさ。あっという間に丸々食べ切ってしもうた。

 お腹膨らませてお礼言って走行再開。渓谷を緩やかに降って平野に出たゼスタポニの町から再び進路を変える。正確には町を抜けてもうちょい走ったポイントで真西へ向かうローカル道に突入した。

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 素直に進めば今日中にクタイシという町に着けそうだけど

 わざわざ細くてアップダウンの激しい道を進むのは温泉へ行きたいから。実は私は温泉が大好きなのであり、そのためなら多少の変な道でも何のその!

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 随分オシャレなアクセサリ付けてるね

 途中の町で食材とワインを購入し、温泉酒する気満々の体制で向かう。実はジョージアには様々な場所で「ワインロード」とか書かれた場所があり、アルメニアみたくワインが路上販売されてないかと注目していたのだがここまで発見できずじまい。普通にスーパーのワインを買ってしまったのはちょっと悔しい。

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 ここから2km先にあるみたい

 ガタガタの未舗装路を通って森林地帯を抜けた河原の脇に。ありましたよ温泉が鎮座しておりますよ。

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 なお無料です

 早速入ってみたが温度も適度に暖かくて最高である。まだこの時期は気温もそこまで高くなく、風が冷たいジョージアだが、かえってその状況がマリアージュを生む。火照った身体で湯船から上がると涼しい風が全身を冷やしていつまででも入ってられる。

 いや本当にいつまでも入ってるわけにはいかないため、温泉からちょっと離れた見えない場所にテント設営し夕食作ってしまう。

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 食後にもっかい入浴したい

 夕方になるとやたら大勢の地元民?がやって来て騒いでいたが、23時も過ぎた頃には誰もいなくなり2度目の入浴スタート。無人なので水着も付けずに月見風呂と洒落込んだ。

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 幸せだ

 最高の気分で全身ゆるゆるのままに就寝。私のことだから明日は明日で朝風呂に入るのだろうなと思ってる。

 2024年5月17日(金) 走行距離104km 累計150922km