インド4日目 デリーの町〜デリーから北東に約60km パータプールの町

 ということで本日よりインド走行スタート。インドは4〜6月が「暑季」と呼ばれる厳しい暑さの環境にある国で、特に首都デリー近郊は連日45度を超えるどう考えても自転車旅行に適した時期ではない。

 しかし先日もサイクリストであるニコロと会ったようにこの時期にインドを走ろうとする自転車旅行車は割と多い。何故かというとインド北西部に位置するラダック地方のベストシーズンがこれから始まるためだ。というかシーズン外は道路が閉鎖しておりそもそも走ることができない土地だったりする。

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 なのでラダック目指します

 というかインドに来た理由の多くをラダックが占めているのだが、それはまた別の機会に回すとして今は目の前のデリー脱出に集中だ。間違いなく世界でも最悪クラスの交通環境であるこの町を安全確実に走り抜けることが今日の私に課せられた使命。

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 最初の5kmくらいは

 昨日訪問したAirtelのショップへ向かう道と同じルートなので、感覚的にはまだ「買って知ったる範疇」の道。そこを通り抜けていよいよ本格的にデリーの道路を走り抜けていく。

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 写真撮ってる瞬間は

 周囲に車両がいなくなって安全だと思った瞬間の1枚であるためそこまでではないが、道路上にちょっと交差点や三叉路といった変化が加わると誰もが全然遠慮せずクラックション鳴らしながら突っ込んでいき譲らないのであっという間にすし詰め状態になる。

 このクソ暑い環境下で鳴り止まないクラックションを浴びながら交通渋滞に巻き込まれていると、とことんデリーという町が嫌いになってくるな。自転車旅行で訪れたくない町の筆頭だ。

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 でもラダックに1番近い国際空港がここなんだよね

 宿泊していた宿はデリー中心部から南側に位置していたのだが、素直に北上すると1番交通量が多くて大変そうな市内中心部を通過することになってしまうため、東へ逃げて川を渡るようにして進む。

 これはラダックを含めたヒマラヤ山脈はデリーから北東方面に連なっているため「山に近づけば涼しい風が吹いてくるかも」という頭悪そうな理由では断じてない。

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 道路脇に自転車道が出てきたけど酷い

 ただしこの主要道路は高速道みたいなタイプの道で、道路周辺を壁で囲われており走りやすい。何故走りやすいのかといえば道路の構成上「逆走する車両が出て来づらいから」なのだ。

 インドに限らず途上国のドライバーというのは平気で道路を逆走してくる輩がおり、こうした人たちの多くは「道が混んでる」だとか「反対車線に入るのに遠回りするのが嫌」といった自分勝手な理由で走っていると思われる。

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 ところがこうした道路になると

 いくら逆走しても反対車線に入れないし、そもそも停車する場所がないため「出発時反対車線に入った方が近道できる」という状況自体が発生しない。ハード面で交通マナーの悪さを防いでいる形となるワケだ。

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 デリーを抜けるまでこの道で行きますか

 いつの間にか一般道路に合流していたというか、恐らく先ほどの道はバイパス道だったのだと想像する。10kmに渡って乗り口も降り口も出てこず、ひたすら進み続ける道路の存在がこれほどありがたいと思ったことはなかったな。

 とりあえず町を抜けて交通量落ち着いた。ここで昼食休憩としたいとこだが45度近い炎天下を走り続けたのが悪かったのか全く食欲が出てこない。水分ばかり摂っててこれじゃ良くないと思うのだけどズルズルとそのまま走り続ける。

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 午後からはずーっとこの鉄道と並行して延びる道

 長時間自転車に乗り続けてると割とある症状なんだけど「むしろ止まることがストレス」という状況ってのがあって、今まさにそんな感じ。走ってる方が風も受けて多少は涼しさを感じるし、今自転車を降りてしまいテンションが落ちると再始動する労力の方が大きいような気がする。

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 でもいつまでも走り続けてるワケにもいかないんだよなぁ

 というタイミングで道路脇のお店で溶接作業してるオッちゃんたちが。ジョージアからフライトの際ねじ切れてしまったボルトを溶接し固定してもらう。

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 助かりました

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 ここの箇所外せなくなったが仕方ない

 これで自転車降りたこともありエネルギー補給かと思ったが、結果として水分補給だけして走行再開した。コーラ3ℓ近く飲んだらお腹タプタプになって食べる気しなくなったので。

 それと気温高い場所を走ってる間は無理せず早いタイミングで宿を取って涼もう・・・という目論見もあり、お昼の時点で予約した宿まで10km切っていたのも大きい。

 そんで宿に到着したはいいが宿のオヤジから言われたことは「予約なんか知らん。泊まりたいなら1000ルピーだ」という内容。ネット情報と2倍以上差があるんだけどなー

 そもそも予約とった直後から「現地で直接支払い」と記載されてたのに「先に半額支払って部屋を確定させましょう」とか胡散臭いメールが次々きてたんだよね。これは怪しいと思ってキャンセルし別の宿へチェックイン。

 とりあえずシャワー浴びてエアコンの前で1時間ほど休んでから夕食に。1階がレストランになってるタイプの宿で助かった。

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 インドらしくカレーが2種類

 後で調べてみたらインド国内でやたらよく見る「OYO」というフランチャイズのホテルはこの手のネット予約で問題続出してるらしい。何かと面倒な点が多い国だなと思いつつ、今はゆっくり休みましょう。

 2024年5月31日(金) 走行距離83km 累計151323km