インド5日目 パータプールの町〜デリーから北北東に約110km ムザッファルナガルの町
インドの電気系統は複数に分かれているだろうか、エアコンがちょいちょい切れてしまうため結局ファンを全開で回して寝ていた。なまじエアコンが調子良く動いてると今度は寒かったりするので難しい。
1階レストランの入口で寝ていたスタッフを起こして玄関開けてもらう。宿の空き部屋たくさんあるのにここの床で寝てるのやっぱりカースト制度が関連してるのだろうか?とか思いつつ出発だ。
メーラトという大きな町の環状線に位置する場所にいたのだが、このまま町へと入ってしまうと多分酷い交通渋滞に巻き込まれると思うので外環道を走って進む。インドで大都市には極力行きたくないと思ってます。
ついでに洗面所の水でTシャツをびしょ濡れにして水滴が落ちない程度に軽く絞る。こうした濡れた衣服を着ることで多少ながら涼しい状態で走行することができる自転車走行の知恵。
国が広くて土地も平坦だからか直線的な道が多い気がするインド。もっと山岳地帯に突入すればこの限りではないのだろうが、郊外に出てしまうとほとんど景色が変わらない道を走ることになってしまう。
これが普通の交通状況なら別に構わないけどさ。インドで走行してると常に逆走してくるバカとか無茶な追い抜き仕掛けてくるアホ、周りを見ずに突っ込んで混乱を起こさせるボケと様々なドライバーやライダーがいるため常に集中を強いられる。
オマケに一休みした際に後輪タイヤを確認したら、先日補強処理したサイドウォールのすぐ隣に別の瘤が発生していた。しかもこっちの方は重傷でタイヤに傷が入っており近いうちに繊維が切れてしまいそう。
早急に処置が必要だと判断し、今日は早々に走るのやめて宿に投宿することにしたい。流石にこの気温の中、今ここで作業するのは厳しすぎるし。
ということで14時ムザッファルナガルの町に着いた時点で宿を探し始める茶壺さん。しかし宿泊拒否食らったり値段が高すぎたりでなかなかチェックインが出来ず。いやまぁ私もエアコン効いた環境で作業したいと選り好みしてるから難航してるのかもしれないが。
町を抜けてしまって隣町の宿も一通り見て回った末に、逆走してムザッファルナガルの郊外に位置する近くに何もない変な宿にチェックイン。後で気づいたけど多分ここ連れ込み宿だと思う。
まぁそれは大した問題じゃない。とりあえずシャワー浴びて落ち着いたところで作業開始だ。タイヤの傷が入った部分にチューブ用のパッチを当てて処理し、今日の道中で拾ったタイヤ片をカッターでカットし形を合わせる。
これに加えてタイヤ本体を針糸使って広がった傷口を縫い込み補強してしまい、最後にタイヤ片を内側にセットして比較的荷重の掛からない前輪タイヤへローテーションさせ作業完了。
こんな不安の残るタイヤでラダックに向かうの怖いんだけど、インドでマラソンプラスが入手できる可能性は限りなく0に近いということは分かる。別のタイヤでも良いので予備タイヤを準備しておこうかと悩み中。
2024年6月1日(土) 走行距離87km 累計151410km









