インド12日目 シムラーの町〜デリーから北に約280km テオッグの町

 それではシムラーを出発しラダックの玄関口とも言えるマナリの町を目指して走ろうかと思う。既に絶賛山岳地帯だし、ここシムラーの標高も2200mくらいあるのだが更に高く奥深くへと入り込んでいくことになる。良いですね、秘境感ある土地で。

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 それじゃあ行きますか 

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 自転車乗りにも人気の土地で他のサイクリストにも出会ったり

 そのヘクターが私の出発時、急坂抜けるまで助けてくれたので思ったよりも楽にスタートできた。これは幸先いいぞ!と思ってたんだけどな〜

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 狭い道にも関わらず

 交通量が多くてマトモに進みやしない。そんな状況だというのに無理やり反対車線に飛び出して先へ進もうという輩が多く、しかも反対車線の車も同じようにするため無意味な交通渋滞を引き起こす。インド人バカばっかりかよ。

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 酷すぎる 

 地獄のようなシムラーを抜けてやや急斜面の坂を登ると一旦山頂ポイントに。ここからのルートで約3000mのピークを3回登らなくてはマナリの町までたどり着けない模様。とはいえ既に1本超えたのだから実質2本か。

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 まぁ楽勝でしょう

 ・・・なんて大口叩いたのが不味かったのか。ようやく下り坂に入って気分良く走れてたのに、突然ハンドルが不安定になり「何事か!?」と思ったら前輪パンクしてしもうた。慌てて近くの建物に避難しパンク修理始める。

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 さてこの写真

 前輪パンクなのに後輪タイヤが外れているのは何故なのか?・・・というのもパンク修理済ませてタイヤを嵌めたと思ったら、今度は後輪タイヤがベコベコに潰れていたから。つい先刻まで何ともなかったのにさ、勝手にパンク連鎖とかしないでおくれよ。

 しかも悪いことは続くというか、この前インドのショップで購入したパンク修理用のパッチがあまり質の良くない物なのだろうか、偶然開いた穴が大きすぎるだけなのかパッチを貼り付けても隙間から空気が漏れ出る症状が頻発し、その都度再処理を繰り返す羽目に。

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 パッチの上からまたパッチ

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 ようやくマトモに走れたと思っていると

 5kmも走らず再びタイヤが凹んでくる始末。タイヤもそうだが私のテンションも凹みっぱなしだよチクショウ。

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 もう半泣き状態でパンク修理してるぞ

 結局予備のチューブと持ってたパッチ8枚を全て使い切ったところで何とかタイヤの状態は落ち着いた。次自転車ショップがあるの多分マナリの町なんだけど、そこまででもう1度パンクしたら洒落にならない。

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 一応パッチ処理した予備チューブが1本残っているけどさ

 しかも今日はパンク修理に時間取られすぎてしまった。全然走ってないけどそろそろ17時になるし、まだこの辺はテントを張れるようなスペースが存在しない山の中腹地帯。結局最寄りの町であるテオッグで宿見つけて投宿することにした。

 インドは物価の割に宿代が高い印象なので、気温が落ち着いた山岳地帯ではテント泊したいところなのだが仕方ない。あと今日はパンク修理ばかりで精神的に疲弊したので。

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 多分走ってた時間より修理してた時間の方が長い

 夕食ついでにチューブかパッチを売ってるお店がないか探してみたものの発見することはできず。まぁこんな山中坂だらけの土地では自転車乗ってる人なんかほとんどいないし仕方ない。

 マラソンプラス履き替えた直後は、運が良ければ10000kmくらいノーパンクで走れることもあるだけに今回のパンク頻発っぷりにはガッカリしてる。今日良かったのは本当に最初だけでした。

 2024年6月8日(土) 走行距離31km 累計151755km