インド38日目 トゥサガの町〜レーから南東に203km地点 野原
ラダック19日目。ちゃんと風上に遮蔽物あるようテントを配置したのだが、それでも夜中の風が強くて室内砂だらけで迎えた朝。こういう状況にフルメッシュのテントは弱いと思う。
これにミルクティーを合わせて朝食とするのが一般的で、これから自転車で移動するにおいては絶望的にカロリー足りないのが常。コメ食いてー
峠からの下り坂途中に位置してる町だったので、スタートして10kmくらいは引き続き下り基調の道。その割に全然楽だと感じないのは地面のタイプが砂の多い埋もれやすいモノへと変わってきたから。
道中に以前造られ崩壊したアスファルトがちょいちょい出現するので、上手いことそれを踏みつつ少しでも楽して進もうと苦慮してる。この道も多数の道路工事現場を見かけたので、あと数年もすれば立派なアスファルトが敷かれてこうした苦労は無くなるのかもしれないが。
このままインダス川に沿って降っていくと、レーマナリハイウェイ最終日に走った道路にぶつかりそのままレーの町へと戻ることができる。
だが私が向かうのはインダス川を渡って更に南。そこにあるハンレという町は僅か数年前まで外国人が立ち入ることが出来ずにいた土地。そしてそのすぐ側に新しく造られた峠道が存在し、これが今回のメインディッシュとなる予定。
もうこの辺は一般的な地域住民よりもインド軍の方が数も規模も大きくて、2つあった食堂は両方とも軍隊が経営している施設だった。なお軍経営で営利目的に走ってはいけないのか値段は僻地にもかかわらず非常に安い。
ここでも入域許可証を渡し、インダス川渡ってハンレの町へ向かう。なお小さいながらもロマの町は交通の要所となっており、私が走って来た道以外の3つの道路は全て完全舗装された綺麗なアスファルトが敷かれている模様。
一応ハンレの町自体も国の天体観測施設が存在する立派な観光地。そのためか星空が綺麗な場所として人気も高く、私もレーのホステルでこのまちの存在教えてもらった際は「星空が綺麗なことで有名な町」という名目だった。
そりゃまぁ天体観測には有利な土地だよな。ただ世界の主な天体観測所ってハンレの標高4200mよりも更に高所にある場所も多くて上には上がいるんだよね。
ただまぁ気温が25度弱と非常に快適なため、暑さ寒さに困らされることないのが有難い。高所で乾燥しているため水分補給の機会こそ多いものの、下手すりゃインド本土を走ってるより身体的に無理がない。4000m超えてるというのに。
この町の入口近くにあった軍経営のカフェでWi-Fi使えたので少々ネット。速度が遅すぎてロクに作業はできないが、1週間以上ネット接続してなかったので家族に簡単な連絡とか出来ただけでも助かる。
この先進もうと思ってる峠へのルートを一旦スルーして町中へと向かう・・・その前にちょっとだけ寄り道しようかな。
気を取り直してハンレの町まで4kmほど。このラスト4kmがまさかの未舗装路で走りづらかったのだけど、町自体は至る所にホームステイ型の宿泊施設が立ち並ぶ観光に特化した系。この数年で一気に町の雰囲気変わったのだろうな。
テントが風に煽られバタバタ鳴りっぱなしなのだが、私はちゃんと安眠できるのだろうか?こんなこと書いてるけどまぁグッスリ眠れるのだろうと思ってます。
2024年7月4日(木) 走行距離89km 累計152994km