インド39日目 野原〜レーから南東に約200km ハンレの町
ラダック20日目。ここで一旦休息日とする。レーから休まず走行続けていたことと、ハンレから先は厳しい峠2連続となる見込みなのも含め、休んでおかねば身体が保たない。
ということで動き始めたのも遅い時間。昨日は野宿したけど今日はハンレの町にて宿を取るつもりであり、チェックイン出来そうなタイミングを狙って早めの投宿を予定している。
ただ待っているのも暇なので、山の上にある天文台へ行ってみようと思う。見た感じ2〜300mくらい上りそうな場所なのだけど、時間に追われている訳でもなしゆっくり行けば大丈夫でしょ。
外見だけ見ると案外ハリボテ感が強いというか安っぽい作りと思うたが、内部に入って見学すると俄然面白さが違ってくる。複雑な機械がゴチャついてる光景を嫌いな人など存在しない。
ハンレは標高の高さもそうだが、年間を通じて晴天の日が270日を超える天体観測に適した土地なのだそう。そうした人里離れた土地でこうした機械が動いてるのを目の当たりにすると「ここまで登って来て良かった・・・」という気持ちになる。
小さな村だと思っていたが結構面白いなハンレ。いい感じに時刻も12時過ぎたので、どこか手頃な価格の宿に投宿しようと探し始める茶壺さん。
ハンレの町にある宿泊施設は9割以上がホームステイ方式。一般家屋を改装してたり別棟がゲスト用の宿泊施設になっていたりとタイプは様々だが、要するに夕食・朝食がセットになってるタイプ。
近年観光地化が著しいハンレは至る所にホームステイと書かれた看板があるワケだが、何処に行っても「予約で満員だよ」と宿泊断られてしまう。どうも大半はバイクのツアー客が予約を入れてるとのことで、ハイシーズンど真ん中の時期はほとんど予約で埋まってしまう模様。
20軒くらいは訪問した中で唯一飛び込みでの投宿できた宿があり私も胸を撫で下ろす。電気が安定して通電しておらず、電子機器の充電が出来ないことは大問題だがそれを除けば悪くない宿だと思う。
ひたすら未舗装路の道を走り続けてチェーンが嫌な音を鳴らしていたからね。明日からのヒルクライムに備えて自転車整備し万全の状態で臨みたい。
19時前のタイミングでコンセントかに電気が入るようになり一安心。そろそろバッテリーがヤバかったPCを始め各種電子機器の充電していたのだが、宿の親父が粗忽者というか適当な人で私が使っていたコンセント勝手に引っこ抜くどころか変換プラグを壊しおった。何やってんだよ。
19時半の時点で「夕食何時になるの?」と確認して返ってきた答えが「ちょっと待ってろ」という内容で、実際に食事できたのは21時過ぎてからだった。感覚が違い過ぎてバグりそうになるインド。
なんか色々思うところはあるものの、こういうのも含めて海外旅行なのだろうきっと。思う通りにいかないことを「まぁインドだから」くらいに笑い飛ばし明日に待つ峠越えの糧にしよう。そうしよう。
2024年7月5日(金) 走行距離18km 累計153012km