インド43日目 岩陰〜レーから南南東に約110km チュマタンの町
ラダック24日目。昨日は期せずして100km超える距離走ってしまい疲れたよ。レーまでの帰り道もやろうと思えば5000mを超える峠を走るルート選べるのだが、体力もそうだしウムリン峠を登ったことで気持ち的にも一区切りついた感じでガンガン走れる気がしない。
ということで進むはインダス川沿いの道。川沿いに造られてる道というはときどき例外あるものの、そんな激しい上り坂や高い山を走らされたりしないもの。しかも今回は川の上流から下流へ向けて進んでいるので全体的に下り坂。
一応この先はレーの町まで未舗装路が続くこともないようで、連日厳しい走行が続いたラダックでの走行も道を選べばこうした楽しいライドができると太鼓判を押したい。フリじゃなくて本当にそう思ってるので頼みますよ。
地形のダイナミックさで言ったらヌブラ渓谷よりも、よほどこちらの方が面白いというのが個人的な感想なのだが。レーの町から比較的近距離にあるというのが条件として強いのかもしれない。
運が良ければ雪豹見ることができるのかもしれない。勝手にアフリカとかにいそうなイメージ持ってたが、改めて考えるとヒマラヤ山系に住んでる姿も絵になるな。
実はここから曲がった先にはツォ・モレリ(モレリ湖)というラダックでもパンゴン湖と人気を二分する雄大な湖が広がっているらしい。私も行けることなら行ってみたいが、このモレリ湖も入域許可証が必要な地域で、既に14日間の期限を過ぎた私はモレリ湖へ行くことができない。
まぁそれは仕方ない。自転車という乗り物である以上ペース的にどうにもならないことはある。それより私が気にしているのはこの先にあるチュマタンという町。というのもここには温泉施設が存在してるそうで。
ホットスパリゾートなどと銘打った施設が鎮座しており、ワクワクしながら行ってみたが何と湧き出る温泉を眺めるのみでカフェや宿泊施設が付随してるとは。温泉リゾートで温泉入れないとは舐めてんのか?
とはいえ恐らく温泉のみで栄えてる小さな村だ。流石に入浴できる場所がないとは思えないぞとフラフラ風呂を求めて探し回る。
流れ出るお湯が溝を伝って建物内の風呂桶に溜まっていく仕組み。利用者は風呂桶の栓を自分で締めてお湯溜めて勝手に入浴するスタイルらしい。
湯温も適度でいつまでも入ってられるし建物内での個室風呂なので水着を着用する必要もなし。正直今日は思い切り温泉三昧してやろうと思ってたのであり、2時間以上全身ふやけ切るまで温泉堪能してやった。
今日はこれ以上走るつもりもないため、近くの食堂で夕食済ませて町手前にあったテント張るのにちょうど良さそうな森林地帯まで戻ってキャンプ。これだよこういうサイクリングを求めてたんだよ私は!・・・という気持ち。
リフレッシュできたし後は無事レーの町戻ってから今後について考えましょう。
2024年7月9日(火) 走行距離68km 累計153308km