インド44日目 チュマタンの町〜レーから南に約40km ウプシの町
ラダック25日目。早朝「なんか寒い気がする・・・」と目を覚まして周囲確認してみたら、どこからともなく水が小川となってテントの下を通過していた。おいおいおいちょっと待て。
川の本流からはかなり離れた場所だし昨日の時点で水の流れがなかったことは確実で、私もびっくりの騒動である。とりあえず濡れてしまったテントとマットを干しつつ太陽が登る(崖に囲まれてるのでなかなか顔を出さない)のを待つ形に。
昨日のチュマタンに戻って朝食済ます。どうせなら寒い思いした身体を温泉で温めたいが、2つしかない浴室は両方とも使用中だったので諦めた。もうちょいすれば気温も上がって暖かくなるし悔しくないよ。
今日からレーに向けて本格的に標高下げていくのだが、その割には結構急斜度の登り返しが頻発するため楽に走れてる気がしない。常に向かい風が吹いてくるのも疲れを感じさせる要因の1つ。
でもこういう時ほどトラブルは発生しやすいものだと気を引き締めゆっくりと進んでいく。このまま進めば以前通ったレーマナリハイウェイ上にあるウプシの町へ合流する予定で、そこまで進めば後は1度走った勝手知ったる道。
しんどい気がする道だけど、基本的には下り坂の舗装路なので標高の割にやたらペースが速い。12時の時点で50km走ったのはラダック突入して初めてかもしれない。
この辺で既に富士山頂の標高を下回り空気も濃くなった気がするし、気温も上がって暑いほど。そういえば今は7月のど真ん中だった。ラダックじゃ暑くて25度が良いとこの気候なので。
まぁ私は距離計見てるから地図との兼ね合いで「そろそろウプシの町が見えるはず」くらいの予想はあったのだけど、それでも町が見えた瞬間というのは嬉しいものだ。
とりあえず食堂に入ったところ、謎のFreeWi-Fiが飛んでいたため食事しつつネット。思ったよりもネット環境のない土地が続いたためブログも途切れていたし、親族友人と言った人たちに心配かけるのも申し訳ないので良かった。
さてこのまま前回野営したインダス川の中洲エリアまで移動しても良いのだが、あそこは雨降られてテント砂だらけにされた因縁ある場所。ということで今回はタンラン峠の方へ少々移動した所の川沿いにテント張ることにした。
割と簡単に野営地見つかると思っていたが、意外と難航し空が薄暗くなり始めたタイミングでようやく完了す。とりあえず明日にはレーの町へ帰還だ、さて何食べようか?
2024年7月10日(水) 走行距離101km 累計153409km