パキスタン5日目 ディナの町〜パキスタン首都 イスラマバードの町
ふと深夜に目を覚ましたらガンガンに雨が降っていた。昨夜も普通に野宿するつもりで行動してたのであり、こうして宿の部屋で雨を眺めているのは何かの縁だったか?とか思ったり。
スタッフにお礼言って8時半には出発する。とりあえず適当に走ったところで朝食にしたいかな・・・とか思っていたら、早速1本上り坂があり腹ペコ状態には堪えるキツさ。
ここを皮切りにして規模こそ小さいものの今日は幾つものアップダウンが続くタイプの道。ラホールから3日間で「ド平坦」「後半多少の上り坂」「ずっとアップダウンの繰り返し」と徐々に大変となるよう段階踏まれていたな。カラコルムハイウェイ走る前のウォーミングアップにも最適か?
何というかカレーを始めとする汁物の味が深みがあるように思える。インド料理と違って無闇やたらと香辛料かけて辛すぎない塩梅になっているのも好印象。そしてパキスタンの方が値段も安いし店員もフレンドリーだ。
北上したことが影響してるのか単に雨で気温が下がっているのだろうか。一時期の我慢できそうもない暑さと比べて今日は随分楽になったと感じる。実際今日はガソスタに寄って水分補給する回数も半分くらいに抑えられており、それだけ凌ぎやすい気候だったのだろう。
川を渡る度に標高を下げて、その後再び上り坂・・・というパターンを繰り返しつつも全体的に標高は上がっている。まぁ目指してる場所がヒマラヤ山脈とカラコルム山脈が交錯する土地なのだから、そりゃ基本は登っていくのも当たり前か。
お昼を挟んで後半は首都であるイスラマバードの都市圏へと突入していく。人口ではカラチやラホールといった他都市に及ばない町だけど、それでも巨大都市だし出来るだけ余裕を持って突入したいところ。
まぁ路面が湿らない程度の弱々しい雨だ。むしろ全身に程よく水滴かかる感じで気持ち良いのであり、これ以上天気が悪くなる前に宿へ投宿してしまいたいところ。
下調べしたところでイスラマバードには町の東端と西端にそれぞれ安宿がある模様。どちらに行っても良いのだが、とりあえずこの先のルートに入りやすい東端のユースホステルへ向かうことに。
選んだリカバリールートがラワールピンディーという町の中を突っ切るルート。イスラマバードは首都機能に特化したタイプの都市で、各種行政機関等の政府関係施設が立ち並ぶ計画都市といった面が強い。
そんで住民はというと、ここラワールピンディーに集中しているため交通渋滞の観点から極力避けて走りたかったのにな。どうしてこうなった。
せっかくYH会員証持っているのにパキスタン人以外はYH会員の割引受けられないらしい。まぁ1泊1300ルピー(約700円)だしごちゃごちゃ言う気はない。
ただ夕食済ませて戻ってきたらWi-Fiが全く使えなくなっていたのは困るぞ。パキスタンでは割と日常茶飯事の出来事らしく、大人しく復旧するのを待つしかないとのこと。まぁそういうこともあるわな・・・と自分を納得させて就寝。
2024年8月17日(土) 走行距離104km 累計155296km