インド86日目 アンバラの町〜リシケシュから西北西に約70km パオンタ サヒブの町
狭い・汚い・蚊が多いと三拍子揃った宿だったけどしっかり眠れたので問題なし。もう少し早くこうした状況を思い出してれば今回はこの宿使わず別の場所に行ったのに・・・とか考えるのは不毛なので止めとこう。
とりあえずアンバラの町を抜けて交通状態が落ち着いてから朝食としたい。インドというかアジア圏の国は総じて朝早くから活動する人が多い印象で、7時とかに走り出してもそこらの屋台が普通に営業始めてたりするのが有難い。今日出発したの8時半だけど。
ずっと晴天が続いてたインドだけど、今日は空一面に雲が広がり直射日光が差し込んでこない。これだけで気温も快適さも全然違うのであり、昨日保冷ボトルに入れて準備したコーラも全然減らない。
まだインドに入国して走り出した直後の頃、逆向きに走った道だ。あの時は気温も45℃とか無茶苦茶な環境だったことを思うと今はずいぶん楽というかマトモな世界になった気がする。
とはいえ変化したのは気温だけ。インド人のクソみたいな運転マナーとクラックション地獄は一片たりとも改善する兆しを見せないというか、この人たちがそんな殊勝な気持ちを持ち合わせているハズもなく。
何しろトラックとかの車体後方に「BLOW HORN(ホーンを鳴らせ)」とか書かれてるんだぜ。鳴らすな馬鹿者。クラックションはそういう用途で使う物じゃない。
待機してるオッさんも特別何か販売してるでもなく不思議な存在だと疑問だったのだが、この後に出て来た料金所の存在で「インド式ETCの販売・契約してるのか!」とピンと来た。こういう分からなかったことが突然判明する感覚はとても楽しい。
ヤムナーナガルという町から左折してややローカル寄りの道へと進む。この道は国立公園の中を通過するルートで興味があったのです私。何でも像が生息してるエリアだとか。
この森がすごく良い感じで走ってて実に気持ちよかった。ラダックを除くとインド国内において初めて「走行の楽しさ」が「走行ストレス」を上回った場所だと思う。
小さな峠を越えるとマナリやシムラーといった山岳地帯のヒマチャル州に突入する。要するにヒマラヤ山脈の麓までやって来たということなのだけど、今回ヒマチャル州は州境ギリギリをかすめるようにして直ぐ次の州に移動します。
こういうルートを取るとちょっと面倒なのがオフラインマップで、大体は各州毎にデータって区分けされているためダウンロードの手間が増えるんだよね。んで今回は10kmも走らないからダウンロードしなくて良いか!と思ってたのだが。
地図がないので宿の場所も不明だし町の中心部もハッキリとしない。知らない始めての町で自分の勘を当てにし宿を探し回る・・・という現代の旅行ではおよそ遭遇することのない状況となってしまい私自身もこんなの久しぶりだ。
まぁその辺は地図など役に立たないへっぽこ途上国を散々走り回った経験からアッサリ解決。無事にチェックインして夕食に外へ向かうも今度は近くにローカル食堂がない問題。
正直インドのカレーとかより値段安くて香辛料も入っておらずお腹にも優しいピザとかハンバーガーの方が良いような気がしてるここ最近。旅行中はなるべく訪問国の人が食してる物を私も食べるようしているのだが、インドでは外食あるとそちらへ逃げることが非常に多い。だってインド料理はインドなんだもん。
2024年9月18日(水) 走行距離108km 累計156814km