ネパール20日目 ボデオダールの町〜カトマンズから北西に119km ジャガットの町

 アンナプルナサーキット2日目。目を覚ますと「両肩が痛い」・・・というのは自転車での旅行だと珍しい。ザックを背負っての走行は慣れていないこともあってか変な疲れ方してると感じるな。

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 安いけどWi-Fiも速くて快適だった

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 中庭がキッチンとしても使われてる面白い構造

 宿では朝食摂らず出発し、すぐ側の食堂にて頂くことに。調べたところだとネパールのトレッキング道では宿の料金が謎に安くなる傾向にあるのだが、その不足分を高額な食事代でカバーすることでバランス取っている模様。なので安宿に泊まると同施設で夕食・朝食を食べる必要があるらしい。

 ・・・という意味では今回朝食なしでチェックアウトできたボデオダールの町は、ネパール的にもまだトレッキング道ではないという扱いなのだと言えるかもしれん。

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 好きな場所で食事して良いから

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 改めて出発したものの

 ベジサハールの町までは大型のバスが多々通る道なのだし、正直そこまで厳しい坂や酷い未舗装路は出てこないものと思っていた私。甘かったというか、序盤からもうギア最軽にしてもしんどいレベルの急登がポンポン出てくるわ、その途中で渡河が必要だったりとかアドベンチャー要素マシマシの道。

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 好きな1枚

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 12kmほど走ってベジサハールの町

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 この先は物価上がっていくしケーキ食べとこうか

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 時間早いけどお昼もここで

 満腹となったところで再出発。町の北側に多数のゲストハウスとザックを背負った人たちがおり「ここからトレッキング開始するのかな?」と思いつつ先へと進んだものの、歩いてる人は地味都民しかいねぇでござる。

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 こんな川あったら普通は歩かないか

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 というか川の対岸にトレッキング道あるらしく

 もしかするとベジサハールスタート組はそちらを歩いているのかもしれない。私は自転車なので川の右岸に伸びる車道を利用し進んで行こうと考えております。

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 しかしこのトンネルを抜けた先で

 どんどん道が狭くなり、未舗装の地面も大小様々な石が散らばる状況でマトモに移動ができなくなってきたのだが。一応マナンという町まではなんだかんだ自転車乗れる区間が多くて割とイケる筈と思ってたのに、既に9割方自転車押して進んでいるの何か間違ってないか?

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 と思ったら

 本当に道を間違えててトレッキング道の方に入り込んでた模様。全く何やってんだろうね私は・・・と思いつつ川の対岸にある車道へ戻る吊り橋を渡り復帰を目指す。

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 先が思いやられるな

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 車道はまだ大分マシ

 とはいえこちらの道も未舗装になってしまったし石が多くて坂は急斜度で所々ぬかるんでて泥々の酷いコンディションなのは変わりない。それでも全体の半分強は乗車して走れるのでさっきのトレッキング道より断然ペース良いし楽なのが恐ろしい。

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 下り坂が怖い

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 上り坂はキツい

 今日中にジャガットという町に着きたいな・・・という気持ちで行動してたが、町までラスト5kmからが標高300mを上げる厳しい行程。道中集落は短いスパンで多数あり宿泊施設に困ることはないので早めに切り上げるのは簡単なのだが、私は今日中にどうしてもジャガット行きたい。

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 ということで頑張る

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 ジャガットの町が見えた!

 17時すぎに何とか町到着する。急いで宿にチェックインし、町入口にある脇道から崖下に流れる川のほとりまで階段使って降りていく。

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 その先に見えるのは

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 温泉である

 これを楽しみにここまで走ってきたのであり、1日走った最後に温泉入れるなんて最高じゃないですか。ちょっと無理してここまで来た甲斐があったというものだ。

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 時間遅くて人が少なかったのも良い

 2種類の浴槽は熱々のと40℃前後と思われる適温のとで分かれておりどちらも実に心地よい。立地的に村の明かりが届かない辺鄙な場所にある温泉なので日が沈む前に利用客は引き上げていくのだが、私は限界ギリギリまで堪能したところ完全に真っ暗となってしまいスマホの明かりを頼りにして帰りの階段登っていく光景が。

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 できるならばもっと入っていたかった

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 お、他にもサイクリストがいるみたい

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 夕食のメニュー豊富だったのでカレーにしてみた

 道中姿を見せなかったトレッカーだが、夜になったら続々と現れたというか車両に運ばれて来た人たちがチェックインを始めたみたい。

 それほど大きくなかった食堂に突如大量の人が押し寄せて来た形となり、邪魔になる前に食事終えて部屋へと退散する。サーキット2日目にして既に疲れ切っているのでとにかく早めに休みましょう。

 2024年10月14日(月) 走行距離45km 累計158055km