ネパール26日目 ヤク カルカの町〜カトマンズから北西に179km トロンハイキャンプ
アンナプルナサーキット8日目。宿のベッドも固かったし標高が上がった影響もあってか夜中に何度も目を覚ます。でも本当の理由は単なる寝過ぎかもしれない。
6時半に活動開始
7時前には朝食済ませて割と早い出発だ。本日の移動距離的には昨日よりも短いのだが、後半にかけてガッツリ登っていくらしいのと、宿泊予定のトロンハイキャンプには宿が1つしかなく遅くに到着して既に部屋が埋まっていると、ダイニングとかに布団敷いての宿泊になると聞いたので。
早めに出発&到着したいかなと
今日は雲が多くて日光がなかなか当たらない
そうでなくとも時間が早くて気温低いため困ったもんだ。幸いというべきか、全体的に昨日の道より坂の斜度が急であるため全力出さねば進むことができず、嫌でも身体が温まるってもんですよゼェゼェ
レダーという町
ヤク カルカから僅か2kmの距離にあるキャンプだけど、マナンを出発した人は同日ここまで歩いて終了とするケースも多いらしい。というのもこの町は標高約4200m程であり、峠に最も近いキャンプ地であるトロンキャンプの標高が4800mのため。
私が泊まったヤク カルカの約4000mからトロンキャンプへ移動すると1日の標高差が800mとなってしまい、高度順応的にあまりよろしくないので。
1日500mアップくらいが良いと聞く
まぁ私の場合はキリマンジャロ登山で毎日1000mアップの行程を経験しており、この際特に体調に問題なかったことから「今回も大丈夫でしょ!」という気持ちでいる。
なおこの時に他の登山者から「ヒマラヤでは1日500mアップが普通ですね」と教わったのであり、そのヒマラヤでも好き勝手なペースで登っている疑惑。
徐々に自転車押す割合が増えていく
途中で2方向の分かれ道が登場し、特に深く考えず前方歩いてたトレッカーが向かったのと同じ方向へ舵を切ったのだけど、どうやらこれが正解だった模様。
これはもう1本の道は川を渡って反対側の山斜面にある道を伝っているのが見えるのだけど、道幅狭くて所々ガレガレだったり一部土砂崩れで崩壊しかかっていたりと危険な感じなので。どうもこちらの道は2年ほど前に出来たばかりの新道らしく、しっかりしていて歩きやすい。
向こう側はトレッカーの姿も心なしか少ない気がする
なおこちら側の道は上り坂が多いのだけど
アンナプルナサーキット最高地点であるトロン峠がこのルートにおける最大の難所だというのは何度か語ったが、その峠の手前には前線基地の如く2つのアタックキャンプ(キャンプだけど宿ある)が存在する。
その1つであるペディキャンプが見えた
峠を越えるほとんどの人がこのペディキャンプかもう1つ高い場所にあるトロンキャンプに宿泊し、翌朝早く出発して山頂越えを目指すとのこと。
どちらに泊まっても構わないのだが、実はこのペディキャンプからトロンキャンプの間が鬼門でして。
でかい吊り橋を渡ってペディキャンプへ
2つのキャンプエリアは距離にして1kmちょっと。にもかかわらずその標高差は300m以上ときた。要するに平均斜度が30%を超えている超絶激坂区間だというワケだ。
普通の登山であれば「結構キツい登りだな」で終わる話かもしれないが、こちとら自転車抱えての移動なのであり、前々からこの区間こそがアンナプルナサーキットにおける最大の山場だと思っていた。
ここの宿にて
まだ10時前だけどお昼休憩して
この激坂を時間に追われることなく行動し、無事トロンキャンプに到り着くことが重要かなと思っている。
なので残り1kmはゆっくりトロンキャンプへ向かおうと思います。どんだけ時間かかるのか見当も付かない。
いきますかー
と気合い入れて初手から自転車押して進む。デカい石がゴロゴロしてる場所なんかはもう自転車担ぐようにして登っていく道なのだけど、まぁどうしようもないほどキツいってワケでもない。
というか道中沢山のポーターの方々見てるとさ、ザック+自転車運んでいる程度でヒィヒィ言えませんわと思ってしまう。
ポーターの荷物重量人によって違うらしいが
4〜50kgとかの重量物を運ぶ彼らに比べて私なんぞザック10kg自転車せいぜい15kgといったところ。しかも自転車に関してはタイヤを地面に設置させて全重量を支えていないワケで。
というか精神論を抜きにしても、そこまで困窮する道じゃないぞコレ。確かにエグい斜度&未舗装の道だけど、過去オーストリアでこれと同じくらい傾斜した坂登った時の方がよっぽどキツかった。何せその時は自転車フルパッキンだったし。
つまるところ
上り坂の大変さというのはその重量こそが大きく影響する要素だと思うのですよ。そりゃ5000m近い標高で酸素薄いというのは厳しい点だけど、そこはゆっくり歩くことでなんとかなる(ならない)かと。
お、トロンキャンプが見えた
結局11時半に無事チェックイン。かなり早い時間帯だったので6人部屋のドミトリーにも他に1人しかいない。
夕方まで時間有り余っているが、充電もWi-Fiも有料ときた。そりゃこんな山の奥地なので仕方ないのだが暇だよな。
日記もブログ記事も書き終えてしまい
近くのビューポイントという丘に登ってみたり
風がよく吹いて寒いぞ
宿に日本人登山者の方がおり、日本語で色々と話が出来たの楽しかったし幸いだった。何せ丸々半日も夕食待つばかりなのは嫌なので。
外国人と話したりもするのだが、やっぱり英語での会話って疲れるのですよ下手くそなので。ちなみに冬山スキーとか興味深い話が色々聞けて内容的にも面白かった。
ストーブある部屋が1つだけなので
太陽が沈んでくると皆さんこの部屋へと移動し激混み状態に。大して広くもないのに50人以上入っているかと思われ流石シーズンピークの山小屋だ。
いつものダルバート食べて
明日の峠アタックに向けて早めに休む。なお時刻にすると19時半とかなのだけど、ドミトリーの部屋では既に2人が先に就寝しており何というか不思議な安心感がある。
2024年10月20日(日) 走行距離9km 累計158140km
アンナプルナサーキット8日目。宿のベッドも固かったし標高が上がった影響もあってか夜中に何度も目を覚ます。でも本当の理由は単なる寝過ぎかもしれない。
6時半に活動開始
7時前には朝食済ませて割と早い出発だ。本日の移動距離的には昨日よりも短いのだが、後半にかけてガッツリ登っていくらしいのと、宿泊予定のトロンハイキャンプには宿が1つしかなく遅くに到着して既に部屋が埋まっていると、ダイニングとかに布団敷いての宿泊になると聞いたので。
早めに出発&到着したいかなと
今日は雲が多くて日光がなかなか当たらない
そうでなくとも時間が早くて気温低いため困ったもんだ。幸いというべきか、全体的に昨日の道より坂の斜度が急であるため全力出さねば進むことができず、嫌でも身体が温まるってもんですよゼェゼェ
レダーという町
ヤク カルカから僅か2kmの距離にあるキャンプだけど、マナンを出発した人は同日ここまで歩いて終了とするケースも多いらしい。というのもこの町は標高約4200m程であり、峠に最も近いキャンプ地であるトロンキャンプの標高が4800mのため。
私が泊まったヤク カルカの約4000mからトロンキャンプへ移動すると1日の標高差が800mとなってしまい、高度順応的にあまりよろしくないので。
1日500mアップくらいが良いと聞く
まぁ私の場合はキリマンジャロ登山で毎日1000mアップの行程を経験しており、この際特に体調に問題なかったことから「今回も大丈夫でしょ!」という気持ちでいる。
なおこの時に他の登山者から「ヒマラヤでは1日500mアップが普通ですね」と教わったのであり、そのヒマラヤでも好き勝手なペースで登っている疑惑。
徐々に自転車押す割合が増えていく
途中で2方向の分かれ道が登場し、特に深く考えず前方歩いてたトレッカーが向かったのと同じ方向へ舵を切ったのだけど、どうやらこれが正解だった模様。
これはもう1本の道は川を渡って反対側の山斜面にある道を伝っているのが見えるのだけど、道幅狭くて所々ガレガレだったり一部土砂崩れで崩壊しかかっていたりと危険な感じなので。どうもこちらの道は2年ほど前に出来たばかりの新道らしく、しっかりしていて歩きやすい。
向こう側はトレッカーの姿も心なしか少ない気がする
なおこちら側の道は上り坂が多いのだけど
アンナプルナサーキット最高地点であるトロン峠がこのルートにおける最大の難所だというのは何度か語ったが、その峠の手前には前線基地の如く2つのアタックキャンプ(キャンプだけど宿ある)が存在する。
その1つであるペディキャンプが見えた
峠を越えるほとんどの人がこのペディキャンプかもう1つ高い場所にあるトロンキャンプに宿泊し、翌朝早く出発して山頂越えを目指すとのこと。
どちらに泊まっても構わないのだが、実はこのペディキャンプからトロンキャンプの間が鬼門でして。
でかい吊り橋を渡ってペディキャンプへ
2つのキャンプエリアは距離にして1kmちょっと。にもかかわらずその標高差は300m以上ときた。要するに平均斜度が30%を超えている超絶激坂区間だというワケだ。
普通の登山であれば「結構キツい登りだな」で終わる話かもしれないが、こちとら自転車抱えての移動なのであり、前々からこの区間こそがアンナプルナサーキットにおける最大の山場だと思っていた。
ここの宿にて
まだ10時前だけどお昼休憩して
この激坂を時間に追われることなく行動し、無事トロンキャンプに到り着くことが重要かなと思っている。
なので残り1kmはゆっくりトロンキャンプへ向かおうと思います。どんだけ時間かかるのか見当も付かない。
いきますかー
と気合い入れて初手から自転車押して進む。デカい石がゴロゴロしてる場所なんかはもう自転車担ぐようにして登っていく道なのだけど、まぁどうしようもないほどキツいってワケでもない。
というか道中沢山のポーターの方々見てるとさ、ザック+自転車運んでいる程度でヒィヒィ言えませんわと思ってしまう。
ポーターの荷物重量人によって違うらしいが
4〜50kgとかの重量物を運ぶ彼らに比べて私なんぞザック10kg自転車せいぜい15kgといったところ。しかも自転車に関してはタイヤを地面に設置させて全重量を支えていないワケで。
というか精神論を抜きにしても、そこまで困窮する道じゃないぞコレ。確かにエグい斜度&未舗装の道だけど、過去オーストリアでこれと同じくらい傾斜した坂登った時の方がよっぽどキツかった。何せその時は自転車フルパッキンだったし。
つまるところ
上り坂の大変さというのはその重量こそが大きく影響する要素だと思うのですよ。そりゃ5000m近い標高で酸素薄いというのは厳しい点だけど、そこはゆっくり歩くことでなんとかなる(ならない)かと。
お、トロンキャンプが見えた
結局11時半に無事チェックイン。かなり早い時間帯だったので6人部屋のドミトリーにも他に1人しかいない。
夕方まで時間有り余っているが、充電もWi-Fiも有料ときた。そりゃこんな山の奥地なので仕方ないのだが暇だよな。
日記もブログ記事も書き終えてしまい
近くのビューポイントという丘に登ってみたり
風がよく吹いて寒いぞ
宿に日本人登山者の方がおり、日本語で色々と話が出来たの楽しかったし幸いだった。何せ丸々半日も夕食待つばかりなのは嫌なので。
外国人と話したりもするのだが、やっぱり英語での会話って疲れるのですよ下手くそなので。ちなみに冬山スキーとか興味深い話が色々聞けて内容的にも面白かった。
ストーブある部屋が1つだけなので
太陽が沈んでくると皆さんこの部屋へと移動し激混み状態に。大して広くもないのに50人以上入っているかと思われ流石シーズンピークの山小屋だ。
いつものダルバート食べて
明日の峠アタックに向けて早めに休む。なお時刻にすると19時半とかなのだけど、ドミトリーの部屋では既に2人が先に就寝しており何というか不思議な安心感がある。
2024年10月20日(日) 走行距離9km 累計158140km