ネパール45日目 パイヤの町〜ナムチェから南に7km パクディンの町

 エベレスト街道4日目。毛布2枚でぬくぬくの夜だったが、それ故に朝起きるのがしんどい6時20分起床。宿はコテージタイプのため、朝食出るダイニングへ気合を入れて移動したり。

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 1軒屋スタイルの方がこういうのは楽なんだな

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 珍しくシリアルじゃない朝食

 パイヤには最近できたらしい車道が村の脇を通っており、トレッキング道を歩いててもいつの間にか車道へと合流してしまう。この辺の車道は道の状態が悪く大変な感じなので嫌なのだけど。

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 でもまぁ素直に進んでいたら

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 まさかの「これより先には進めないよ」と言われてしまう

 おいおいおい素直に道に沿って来たのにそりゃないよ。とはいえ先へ進めないんじゃどうにもならない。教えて貰った迂回路は急斜面の山を越えてく道なのは仕方ないとして、明らかにトレッキングで使われるような雰囲気じゃない獣道なのだが。

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 道も分かりづらい

 昨日迷いかけた時と違って私の他にもトレッカーがおり、道を見失ってもある意味心強いところはあるけどさ。

 後半はほとんど勘でルート選択し山頂まで幾つもの分かれ道を踏破した感じで、よくまぁこんなルートに沿って進めと言ったもんだあの作業員。下手すりゃ道迷い遭難者が出るかもしれんぞ。

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 山頂でトレッキング道に合流したっぽい

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 その後の下り坂が

 これまた別の意味で酷い。車道が通じてない関係か、この辺の道は馬とロバとの交配種であるラバが主に生活物資等の荷物運んでいるのだが、ぐっちゃぐちゃの土に糞が大量にばら撒かれておりいろんな意味で危険極まりない。足の踏み場もない。

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 故にトレッキング道からちょっと離れた道を通ったりもしつつ

 やっとの思いで山を抜け車道に戻ったのだが、どうも先ほど工事していた区間から数百mも離れていない場所みたいだ。この僅かな距離のために計1時間かけて酷い道を歩いて来たのだと思うと胸に迫るものがあるな。そりゃ道路の開通が待たれるワケだよ。

 その車道もここより先は絶賛工事中のようで、程なくしてトレッキング道に切り替わった。この感じだと飛行場のあるルクラまで車両が通行できるようになる日もそう遠くないように思う。

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 そうなると

 現在エベレスト街道を歩くほとんどのトレッカーが飛行機を利用してルクラをスタート地点としてる状況にも変化があるかもしれない。サレリ〜ルクラ間のルートはハイシーズンと思えないほどトレッカーの姿を見かけないのに驚いたので。

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 きっつい下り坂が続いて

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 ようやく谷底の橋までやって来た

 ここから坂を登っていくと、右手に話題となったそのルクラがある。どうせなら滑走路が世界1短く危険と評されるルクラ空港の姿を見ていこうと思ってたのだが、分かれ道を見落としたのか普通に直進してルクラはスルーしていた。

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 そしてルクラから出発する組とが合流するチェプランの町へ

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 ここで食べた昼食のシェルパシチューが

 大変美味しくて大満足。値段も安くて今後の昼食にはシェルパシチューばかり注文してしまいそうなほどだ。

 ザックに括り付けてる洗濯物が乾いておらず干したくてテラス席にて食事してたのだが、道を歩くトレッカーの数が100倍くらい増えてるの見て飛行機アクセスの需要を実感する。バスを使ってやって来るのはトレッキング目的じゃない現地ネパール人と一部の物好きな旅行者だけなんだな。

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 ここから道の状況も整備されて歩きやすくなった

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 町と町との間隔も狭まったし

 このルクラ〜ナムチェ間がエベレスト街道で最も賑わいを見せる区間であることは間違い無いだろう。大きく雰囲気が変わったエベレスト街道だが、こういうのもなかなか味わい深い。

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 迷う心配もないしさ

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 チベット仏教色が強い

 明日に街道最大の町であるナムチェへ無理なく辿り着くよう、ナムチェから10kmほどの距離があるパクディンの町にて本日終了とする。時刻も15時過ぎと今日が1番良い感じの時間帯でチェックインだったかな。

 ダイニングで日記を書いてたら日本人の団体客がやって来たりとエベレスト街道の人気っぷりを感じたり。大量にポーター雇ってわざわざコックに日本人が食べやすい食事作ったりと凄まじい。

 私は私でいつものように夕食にダルバート食べて就寝とした。

 2024年11月8日(金) 歩行距離15km エベレスト街道累計54km