インド101日目 ブッダガヤの町

 インドは本当に食事が残念というか美味しくない国で、しかもホステル系の宿でもキッチン使えないことが多い。なのでここ仏心寺の宿坊にあるキッチンの存在はとても有難いのであり、思わずフレンチトーストとか作ってしもうた。

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 パンが柔らかくて形が崩れたものの

 朝からこういう食事ができるの本当嬉しいな。何かとストレスの多いインドという国を旅行するにおいて、ここブッダガヤはインド国内での精神的な避難場所であると感じる。

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 他にラダック・ダラムサラ・リシケシュとかもそう

 そんなブッダガヤはブッダが悟りを開いた土地として、仏教における最大の聖地とされている場所。町中にも大勢のお坊さんが歩き回っていたりと世界各国から仏教徒が集まり瞑想したり祈りを捧げたりしており、仏教界における総本山といっても過言ではない。

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 だから日本寺も沢山ある

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 なおこの日本寺には図書館が併設されているのが好印象

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 情報ノートもあったりして有意義な時間だった

 余談だが西遊記における三蔵法師は天竺(てんじく)を目指して旅していたとされる人物だが、あれは中国から仏教を学ぶためにここインドを目的地としていた旅であった。天竺というのはインド全体を指し示すらしく、特定の土地は該当しないのだけど、仏教を学ぶという目的だったことを考えると三蔵法師の向かった目的地の1つがブッダガヤだったとしても不思議ではない。どうもナーランダ僧院ってとこが正解らしいけど。

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 そんな菩提樹がある場所も今は立派な観光地に

 ルンビニとは違って入場料の徴収とか無いのが偉い。敷地内に入ると履き物を脱いで裸足で仏塔周辺を歩き回ることになるのだが、これも不安なら入口で履き物の預かりサービスがあったりと充実している印象だ。

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 なおカメラは有料で持ち込み可

 ちょうど今の時期10日間に渡って各国の教徒が祈りを捧げるフェスティバル?が開催されてるようで、仏塔を中心に坊主だらけ。東南アジアの仏教国はどの国も何十人もの教徒が仏典を広げて祈りを捧げており独特の仏教世界がここに広がっているなと感じる。

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 なお日本のテントは無かった

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 この木が菩提樹

 奥の方には個人用のテントが設営されてたりして、まさか10日間ぶっ続けで読経してるのか!?と思ったのだが、この雰囲気を見るに休まず実施してても不思議じゃないとは思うたよ。それくらい迫力があった。

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 ミャンマーとか本当仏教に熱心な国だし

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 私みたいな観光客でも心に迫るものを感じる

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 こっちの貯水池は緩やかな雰囲気なんだけどね

 ルンビニが割と期待外れだったのでブッダガヤはどうなんだろ?という気持ちがあったけど、これは文句なしに来て良かった。特にインド人がそれほど多くない点が素晴らしい。

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 心に余裕を持って見学できる

 堪能したので歩いて宿坊まで戻れるのが有難い。帰り道中で3度も日本語を話すインド人から「バイクで近くの村まで観光に行かない?」だとか「日本語を勉強してるから話し相手になってくれ」と呼びかけられるイベントがあり、あーもう本当面倒くせぇ。観光地にはインド人詐欺師が多いって話は真だったか。

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 のんびり土産物屋も見てられない

 思ったよりも遅くなってしまい、お寺戻ってシャワーと洗濯済ませていたら真っ暗に。とりあえず今日のところは外食して、自炊は明日の夜にしましょうか。

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 自炊の方が高くつくというのもある

 それでも自分の好きな物を食べれる喜びの方が大きいので致し方ない。インドの田舎では香辛料の味から逃れることはできないのであり、世界各国からやって来たお坊さんたちも「インドの飯は辛すぎるんだよ」とか文句言いつつ食事してるのかと想像したらちょっと楽しい。

 2024年12月10日(火) 走行距離0km 累計159143km