インド135日目 空き地〜チェンナイから北に約260km バルルの町
昨夜酔っ払いながら日記書いたので記憶があやふやだったが、読み返してみるとポンディシェリの町まで行っちゃるぜ!とか書いてて空恐ろしい。確かに酒税がかからない酒天国の町には「行ってみたいな」と思っていたが、本当にそれやるとフライトまでの日数がギリギリで準備もままならなくなりそう。
というか5時ごろに目を覚ました時には飲み過ぎで頭が痛かった。二日酔いなんて昨年5月にインド入国して以降全く縁のない日々を送っていたので忘れていたが、酒を飲みすぎると身体に良くないのです。
ということで2度寝を決め込み、再び目を覚ました8時以降もノロノロと出発準備する始末。昨夜徹底的に人が来ないであろう奥地にテント張って本当に良かったと思いつつ。
幹線道路に戻って走行再開である。結局休息日を挟むことなくチェンナイまで走り続けることになりそうだが、幹線道路を走ってる限りインドはほとんど坂もない楽な道なので問題ないと思われる。この国で問題となるのは精神とかストレスといった点であり、それも南部に入ったことでずいぶん軽減されたと感じている。
ただまぁ南インドに入ったからといって、全てが劇的に改善するかというとそんなことはなくて、相変わらず逆走してくるクソ馬鹿ドライバーは健在だし、そんな運転してる奴ほど側道走ってる私に対して「邪魔だからどけ」とばかりにクラックションを鳴らしてきたりするのが絶えない。
劇的なほど交通量が減ったためイカれた運転をするドライバーの数も大幅に減少した・・・というのが1番大きなファクターだと思ってる。いやまぁ全体的に北部インドより常識ある雰囲気になってきてるとは思うのだけど。
寄り道すれば幾つか興味ある建物とかもあったのだが、インドの人が集まる観光地でフルパッキンの自転車を置いたまま離れる勇気はない。つまりインドでマトモに観光するには自転車を保管しておける宿泊施設なりが必要となるのだが、ここ最近は節約もあって野宿続きとなっているので難しい。
特に南部に来てからはインドという国に対して文句を言うばかりではいられなくなった。やっぱり人様から親切を受けるとさ、その人のみならず国全体の印象というのが変わってくるのは間違いなくある。国というのは土地と政府(主権)と国民だとされているのだし。
というかあと1000km程度で最南端まで行けるのか。プリーからここまで既に1000km走ってることを鑑みると案外インドの最南端へ到達するのは難しくないなと思ったり。私はチェンナイでフライト予約してしまったので、そこまで行くことは時間的にできないけれども。
ササっと買い物済ませて郊外へ脱出、テント張れそうな場所を探す夕暮れ前のパターンへ突入する。この際やりたいことは「ボトルに水を補給」「翌朝の食材の購入」「アルコールゲットだぜ!」の3点。これが済んだら「水場を探して行水」というのもあるが。
なお最近は暗くなるのが18時過ぎになったのでかなり余裕もって活動できている。冬至を過ぎた事で日が伸び始めたことに加え、赤道方向へ南下している関係でこれも日照時間が伸びている要因。
小さなバルルという町の外れに池があり、ここの敷地から最奥の雑木林エリアにテント貼って本日終了。なおインドで生えてる小さな木の多くがトゲトゲの枝を持った危ない種類であり夜中にこうした場所を歩き回るとロクな目に合わない。地味に私も細かく切り傷とか刺し傷を大量にこさえている。
まぁそうした傷より地元民に見つからないことの方が大切なので仕方ない。特に今までインドで直接的な犯罪行為に当たったことは無いのだけれど、やっぱりインドは「治安が良い」とは感じていないので。
2025年1月13日(月) 走行距離114km 累計161189km