インド137日目 空き地〜チェンナイから北に73km地点 ブリカット鳥類保護区
深夜に雨が降って驚いたものの30分ほどで止んだため特別何をするでもなく。ただ予備のタイヤはサランラップが見つからなかった関係で新聞紙で包んだまま放置していたため、朝の時点でびしょ濡れとなり保護材としての役目を果たしておらず処理した。
テントの水滴除去や乾燥といった余計な作業があった割には9時前の普段と変わらぬタイミングで出発できてご満悦の茶壺さん。ただ凸凹道の土であった空き地から道路へ戻ってみるまでは、後輪がパンクしていた事実に気づかなかったのは失敗だ。
すぐ側に機械式の空気入れがあるガソスタがあるため、そこまで自転車押して移動しパンク修理に取り掛かる。特に問題なく終わると思っていたのだが、ここのガソスタ従業員っぽい掃除夫が「この空気入れは使えない!(使えた)」とか言ってスイッチを切ってきたりと邪魔をする。何がしたいんだコイツは?
修理後にフリーの飲料水飲んでたら今度は「利用したなら金寄越せ」的なことを言い出し始めて相手にしてらんないぞ。インドではこうした理屈じゃ対応しきれない変な輩に絡まれることが結構あって、私は男だし身長もあるため「なんじゃコラクソボケが!」的な対応すると向こうは退散することが多いのだが、人によってはこの辺非常に大変な思いをしているのだと思われる。
それはとても喜ばしいことなのだが、とにかく暑くて仕方ない。海沿いの立地に加えて周囲が池で囲われていることが多いためか湿度が高く、何か覚えがあると思ったら日本の夏にそっくりな環境ではないか。最近の日本はより厳しい暑さだと聞いているので「30度そこそこの気温と一緒にするな!」と怒られてしまいそうだが。
とはいえ細かなアップダウンが連続する山岳国とは違い、地平線まで農地か田んぼが続くのがインド。ついこの前までガンガン稲を刈り取っていたので今が収穫期なのかと思ってたけど、この辺ではまだ青々とした稲が等間隔に並んでおり田植えを終えたばかりという印象を受ける。
多分前回マック見た時も同じように「牛も豚もご法度なこの国でマックは何を販売しているのだろう?」みたいな感想を書いているのだろうな私のことだから。やっぱり「マックチキン」みたいなメニューが幅を効かせているのかもしれないけれど、それだとKFCと食い合ってしまいシェアの拡大難しそう。
ということは素直に進めば明日にはチェンナイ到着できる計算となるが、あんまり早く到着しても宿代が嵩んで勿体ない。ということでサルルーベータという町で東に向かい寄り道しようかと思います。
この周辺に湖が多いというのは先にも書いた通りで、そうした環境故か鳥類の保全地域となっている土地が数多く存在する。私も1つくらい訪問してみたかったのと、ここのエリアが湖のど真ん中を突っ切って小さな島を経由する道となっておりワクワクしたというのがありまして。
水深の浅そうな干潟っぽい湖というか湾に囲まれた道をひた走る。テント張る場所もそうだけど、昼の暑さで全身汗まみれなので気持ちよく行水できる場所を見つけたいなと思ってまして。この周辺にはガソスタもないので何か代返手段が必要だ。
水浴びしようと湾に出てみたら、沖へ100m移動しても足首までしか水深がなくてほとほと困ったぞ。サンダルだと足を取られるため裸足で動き回っていたら例のトゲトゲ植物を踏んづけてしまい痛い思いをしたりとか散々な結果に。
なんとか行水終えてテントに戻り一息ついたと思いきや、水入れたボトルが倒れてテント内に中身が浸水していたりとか。忙しい時に限って面倒事ってのは発生するものだと思う。
その辺の処理を済ませてこのブログ書き終えたのが22時ジャスト。色々やりたい事があった気もするが、足の裏はトゲが刺さって痛いし早々に休むことにする。大した傷じゃないと思うけど化膿したりしないよね?
2025年1月15日(水) 走行距離123km 累計161429km