インド141日目 チェンナイの町
蚊が多いと思っていたが、不思議なくらい刺されることなく安眠できているよる。やはり部屋でエアコンが稼働してることが影響あるのか?とか思ってしまうが真相は不明。
さて昨日に引き続きフライト前の下準備。とりあえずテントを引っ張り出して生乾き状態だったフライシートを完全乾燥させてみたり、その合間にガソリンストーブの洗浄作業を実施したり。
サイクリスト仲間から話を聞くと「ガソリンストーブの洗浄なんてやらないよ」という意見の方が多く、実際この行為が何処まで有効なのかは私自身も疑問に思うところがある。でもオーストラリアで「ガソリン臭が残っているから没収ね」とやられたトラウマを私は忘れておらず、想定される不安要素はできる限り排除して臨みたいところ。
一通り作業終えたところでロシナンテ号乗って、一昨日訪れた自転車ショップへダンボールを受領しに向かう。片道10km程度とそれなりに距離あるのがネックだが、インドのちゃんとした自転車ショップって数少ないので信頼してるこのお店へ行く方が正解だと判断した。
ちょうど12時に「5AM BICYCLE STUDIO」へ到着する。相変わらず親切な人たちからチャイじゃなくてコーヒー頂き世間話をしつつ。インド南部だとこんな感じでチャイじゃなくてコーヒー飲む機会が多いのも個人的には嬉しい点だ。
自転車取り出した直後の畳んでない状態の段ボールを受け取り大助かり。毎度のことだが廃チューブ2本とリュックを組み合わせてダンボールの背負い紐を作り、背中に載せるような感じで持ち帰らなくてはならない。これがとにかく大変なのだが。
お礼を言って慎重に移動始める。背中にデカい凧を掲げてるようなもののため、無茶苦茶風邪の影響を受けるし後方確認も非常にしづらい。何より私の体や自転車よりも横幅が広いので普段の感覚で通ろうとすると障害物に接触してしまう。
いつもこんな感じで段ボール背負って移動してると注目の的となるのだが、むしろインドでは周囲の人たちこの状態の私を余り気にしなくて驚いた。普段フルパッキンで走ってる時は面倒だなと思うほど声かけられるというのに。
おそらくだがインドではバイクに大きな荷物を無理矢理積載して走っている光景をよく見るため、似たようなことしてる私の姿に奇異感を覚えることがないためだと想像する。変な格好をすることでインドの日常に埋没できるという不思議。
これでフライト前の下準備は大体終了かな。後日に掃除と整備作業もしてやりたいが、とにかく今は神経使った上に大汗かいた苦労をビールでスッキリ流したい。
半月ぶりのビールは全身に染み渡るように美味い。こんなの飲んでると「やっぱり酒税免除のポンディシェリの町に行くべきだったのでは・・・?」とか思い始めてしまう程。
インドに来てから約8ヶ月。そこから長い期間アルコールが高かったり販売されてない国が続き、すっかりビールがなくても平気な状態になったと思っているが、それはそれとして飲むとやっぱり美味いんだよね。罪づくりな飲み物だなと思います。
2025年1月19日(日) 走行距離22km 累計161590km