インド142・143日目 チェンナイの町

 今日1日使ってチェンナイの町中を観光がてら走ってみようと思っていたが、思いの外身体が重たく疲れているので休息日とした。走行に関しては明日に回して今日は宿でゆっくりしようと思う。

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 とは言っても本当に寝てるだけとはいかず

 厚物衣類の洗濯にガソリンストーブの乾燥、それと自転車の整備作業をしなければならない。ついでにオルトリーブのバッグも内側水洗いして天日干ししたりと案外やるべきことはある。

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 それに加えてインドのまとめ作ったりしてた

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 今回は割と簡単に掃除終わらせた

 とはいえ作業終えたの13時。ちょっと遅くなったがお昼を食べに出かけたついでにケーキ屋寄って、今回も1個丸々ホールケーキを購入する茶壺さん。

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 これがビール1瓶とほぼ同じ値段とかオカシイと思うぞ

 今回自転車のパッキングは宿で実施すると言ったが、それはつまり飛行場までをタクシー移動することになる。そんで宿のスタッフに「チェンナイ空港までの料金幾らくらいか分かる?」と聞いてみるのだが、人によってその金額が倍以上の開きがあって正直参考にならない。

 この手のホステルって最寄駅とか飛行場までの有料送迎サービスがあること多いのだが、インドでそうした痒い所に手が届くサービスを期待する方が間違いだったのかもしれん。自分のことは自分で対処するのがインドという国なのか。

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 流石にメトロを使っての移動は厳しすぎる

 ということで配車アプリのUberをインストールして仮想料金を調べてみたり。でも正直インドのタクシーなんて運び終えた後に平気で料金吹っかけて来そうな予感がしてて、フライト前にいくら残しておくのが正解なのかイマイチ自信がない。残しすぎて無駄金になるのも避けたいが、かといってお金足りませんでしたじゃ笑い話にもならないし。

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 そんなことを考えつつも

 ケーキも食べたし自転車も整備終えて準備ができた。あとはフライト前日にパッキングして飛行場まで移動するだけですね!それが1番緊張する問題なのだけれども。


 翌日。昨日予定していた観光をしようと動き出す茶壺さん。とはいえ地獄の交通状況であるチェンナイで無理するつもりは無い。まったり海まで行きつつ幾つかランドマークを見てまわり余裕持って戻って来たいと思ってる。

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 ということで出発だ

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 予想通りひっどい交通状況で

 これは改めてダンボール抱えて飛行場まで行くべきではない町だよなと思ったり。ちょっとでも集中力切らしたら即座に事故へ繋がるような環境は本当にイカれてるとしか思えんぞ。

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 シーサーとか思い出すな

 ビーチ付近は高所得の人が暮らすエリアらしく高層ビルの他にも立派な囲いの入口にガードマンが鎮座している貧富の差が激しく治安の悪い土地特有の構造が出始める。

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 この灯台もチェンナイのランドマークらしい

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 1日で数万人もの人が訪れるらしいマリーナビーチ

 流石に真冬の1月にビーチへ来る人の数は少ないものの、それでも道路脇に屋台が延々と連なって商売している光景はなかなか凄い。

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 サントメ大聖堂

 やはり私はヒンドゥー教の寺院よりも他の宗教建築物の方が好きというか楽しめる気がする。ヒンドゥー寺院が他に比べて劣っているとかそういうのではなく、単純に観光客で訪れてるインド人のマナーが酷くて楽しめないという面が大きいのだけど。この大聖堂もインド人観光客が少ないから素直にその建物見て感動できるというか。

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 他にセント・ジョージ要塞というのも行ってみようと思っていたが

 入場料が現金支払い駄目とのことで諦めた。インドはかなりキャッシュレス決済が普及している国だけど、カード払いとかじゃなくてQRコードを読み取ってチャージした残高から引かれていく方式が一般的のため旅行者にはハードルが高い。観光地でそういう支払いしか対応してないあたり、インドは外国人に優しくない国だと思う。

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 そんな感じで

 帰り道に先日ダンボール頂いた自転車ショップへ寄る。というのも昨日の整備最中にチェーン長測ってみたら交換目安に達していたのであり、次の国でチェーン買うよりはお世話になったこのショップで買い物して少しくらい還元したいなと思いまして。

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 そんで付け替えまでしてもらったのだが

 試し乗りしてみたらリアスプロケットとチェーンが噛み合わずスリップする「歯飛び」現象が発生してしまった。前回交換したの1年半前のイタリアだし、距離的にも「そろそろ限界かな・・・」と思ってはいたのだけれど。

 問題なのは私の使っているスプロケットが最大36枚歯という一般販売されてる種類で最大のサイズを誇るタイプであること。一般的な走行ではこんなデカい歯を用いてもほとんど役に立たないのだが、これが荷物満載の旅行用自転車だと坂道登る際大いに役立つため愛用しているのだが。

 そんなサイズは当然のことながら人気がない。人気がないということは需要も無いため流通量も少なく見つけることが難しい部品だったりする。これが北米やヨーロッパといった自転車人気の高い国ならともかくインドでそんなマニアックな部品があるとは思えな・・・

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 あったー!

 いや凄いなこのショップ。なまじインドでスポーツバイクを専門に取り扱うお店が少ないからパーツ関連が集中して集まっているようで、この後倉庫を見せてもらったけどちょっと驚くレベルで自転車本体も部品も取り揃えてあった。何にしても苦労せずスプロケット交換することが出来て助かった。

 お礼言ってショップを後にし宿へと戻る。なんか観光よりもショップで良い感じに部品交換ができたことの方が嬉しくて満足感高いのだけど、まぁ私は自転車乗りだから。気持ちよく自転車漕げることが1番大切!

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 なんだかんだ40km走ってた

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 いい汗かいたので水分補給しつつエセたこ焼きを摘む

 宿戻ってから地味にサイドバックの穴を針糸使って補修とかもしてるのだけど、パッキングを除いて流石にこれ以上やるべきことはないよね?フライト前は「何か忘れてやしないか?」と毎回不安でいっぱいなのです。

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