オマーン9日目 道路下〜マスカットから南東に約65km クリヤットの町
テントがあればどんな場所でも眠れる程度にはこうした生活が続いてる私。何気に旅行続けてて「眠れなくて困った」という出来事は宿泊が圧倒的。
オマーンではマットの上で寝てても日中暖められた地面からの熱が伝わってくるのだが、日陰(というか排水口)だったので冷んやりしていて気持ちよかったのも良い睡眠に繋がったと思われる。というか朝はちょっと寒かった。
排水口の北側からガンガン風が入り込んできてたので「今日は強風下での走行か〜」と思ってたのだが、実際走り出してみるとほぼ無風。風が狭い場所に収斂する形で集まり強風だと錯覚していただけなのか?
とあって思いもかけず抜群のコンディション。加えてこの道、右には海岸線が広がり左には急峻な山々が立ち並ぶダイナミックな景色が続く。オマーン走ってて今日が1番楽しいかもしれない。
幹線道路走ってるのも良いが、海辺に幾つか小さな町があるため少々寄り道してみたり。アラビア半島の家屋は四角形の形をした白色建物が多く、遠目から見ると白で固まってる町となる。まさしくカサブランカだ。
しかし実際町中を走ってみるとボロい建物が多いし、ペンキが剥げてて白というより灰色だったりお世辞にも「キレイな町」と表現するのは憚られるレベル。人口減に苦しむ田舎の漁村ってのがしっくり来る表現。
でも大型バスやアジアや西欧系の外国人がワンサカいるエリアに出くわして何事かと思ったり。ここは山々の渓谷を流れる河川を遡って川遊びしたり洞窟を見学するアクティビティで人気のスポットらしい。
歩いて奥まで行けるなら私も行ってみようかと思ったが、初手から有料ボートに乗らせて30m向こうの対岸に渡らせる上にライフジャケットやれサンダルやれがないと行けないとかヌカす。アホみたいに高いレンタル料をみてもちょっと食指が動かないタイプの観光地なのでスルー。
快調に走り続けていたのだが、50kmを過ぎた辺りで海沿いに延びてた道路は内陸へと入り込む。いやそっちには山が連なってるので勘弁してもらえると有り難いのですけど・・・
しかも相当キツい方の斜度に加えて海沿いなので湿度も高い。脱水症状になるかと思うほど大汗かいてしもうたぞ。
この辺は海から陸地になると即座に山の麓となってる地形で道路を通す余裕が無かったのだろう。日本ならそういう地形にはトンネル掘って無理矢理道を造るだろうけど、そんな無茶する道路がある国は極々一部なので。
ここの山を通り過ぎると再び海抜0mまでダウンヒル。そんでこの先マスカットまでは海から離れた道となるのだけど、そこへ突入する前にマスカットまでの道中最後の海沿いに位置するクリヤットの町へ向かう。理由はスーパーで食材購入したいから。
昨日は終了時刻がかなり遅くなってしまったのもあり、今日は16時半には買い物済ませて野営地を探す段階に突入した。そんで17時過ぎにはテント設営も済ませて余裕綽綽といった感じに。
食事済ませた後に分解しメンテしたのだが、両手真っ黒にしながら作業終えたの20時過ぎてた。時間早いと普段はスルーしてしまうアレコレが気になって作業してしまうのあるある。結局横になったの昨日とほぼ同じ時間でした。
2025年3月28日(金) 走行距離108km 累計166580km