タジキスタン2日目 ナヴァハドの町〜ドゥシャンベから北北西に95km地点 森林
とても寝心地良い場所だったが虫が多かった関係でモスキートネットを使用し蚊などの襲来を防いでいた。ほとんど利用しないアイテムなんだけど、1年で1回くらいの割合で使うことがあるんだよねアウトドア用の蚊帳って。
本当になんとお礼を言えば良いやら。この先のルートにおけるアドバイスとかを教えてもらい(注:タジク語)8時半には出発する。Googleマップには表記されてないけど「ここ宣伝しといてくれ!」と言われたので国別総括ではレストランの場所をポイントしてます。タジキスタンの旅行の際には是非お立ち寄りください。
幹線道路に戻ると川を遡上するようにして移動再開だ。かなり大きな渓谷に位置する土地であり、左右どちらを見ても切り立った崖がそびえ立って続いている。その谷間の底、僅かな土地に道路と集落が造られておりどことなく日本を思い出させるな。
川沿いに続く道だが本当の意味で川に隣接しているワケではなく、道路というのは地形の影響を強く受けるモノだ。つまり一定の斜度で登り続ける川と違って道は細かなアップダウンが連続しながら延びているのはよくあるパターンなのだけど、自転車的にはとても疲れるので勘弁してほしいと思う。
しかもタジクの道路は平気で10%を超える急な斜度の坂も出てくるのであり、カザフスタン以後平地ばかり2000kmくらい走ってきた身にはなかなか手強い構成だ。
その代わりというか日中になっても気温上昇は抑えられて気持ちよく走れるようになったのが嬉しい。タジキスタンという国は山からの雪解け水が豊富なのか、大体道路沿いの排水口は常に水が流れているほど水を豊富に見かけるのだが、この気温なら水場に飛び込んだりTシャツ濡らして涼を取る必要もなくて、何というか不服な気持ちがあるな。
これに伴い村と村との距離も広がってきた印象だ。単純に集落を構成するだけの平野部が存在しないほど急峻な地形が増えたということであり、むしろよくこんな場所に道路を通したなと思うくらい。
山から水が流れ落ちる箇所がドライバーの一台休憩所となっており、私も水分補給してたのだけどここで販売されてるジュースがとても面白い方法で冷やされてたのが印象的。
川から流れ落ちる水を受け止めて、棚の上を通してるパイプに穴あけシャワーみたいに水をかけ流すことで棚の商品を冷やしている。こんなことしなくても素直にデカい桶でも使って水瓶で冷やした方が手間かからないだろうにと思う一方で、見た目に楽しいスタイルで結構好きだなとも感じてる。
17時前のタイミングでアイニの町へ到着する。この周辺ではかなり大きい町なのは分かるが、なにせ山間部にある狭い土地。ビールが売ってる店すら発見できないままに通り過ぎてしまうほど。
と思ったが、すぐ近くのサンスタンという町にてビール売っており一安心。ウズベキスタンもそうだったけど、タジキスタンは一般的な商店でアルコール類を販売するには許可を取らねばならないようで、ビール等を扱ってる店とそうでない店との区別がつきにくいのが難点なのだ。
ビール購入して町を出た先の雑木林に自転車突っ込み本日終了とした。すぐ側に畑に引き込む様なのか小川が引かれており体も洗えたしビールは冷やせるしで文句なし。
いや文句があるとすれば、タジキスタンのビールは今のところ全て隣国で作られたビールしか販売されてる見ておらず、タジキスタンビールをまだ飲んでいないことだ。私はその国ならではの食事やビールや酒を楽しみたいタイプなのであり、メイド イン タジキスタンのお酒が飲みたいのです。
2025年5月21日(水) 走行距離75km 累計169711km