2025年8月26日〜9月13日・10月16日〜11月14日
走行日数49日間
累計走行距離4646km(1回目1562km・2回目3084km)(174709km〜176271km・179228km〜182312km)
◎道路
これは素晴らしい。アジア地域では文句なしにNo.1というレベルで、これだけ広い国土に不足なくしっかり広い側道が敷かれているという点では他に追随を許さない程。なお車両は右側通行。
偉いなと思うのが、走りやすいのが郊外のみでなく都会でもしっかりと自転車レーンを確保しており、それが自転車の使いやすいよう設計されている点。このため町中を走行してても段差や信号といったポイントでストレスを感じることがほぼなく、また交差点や分かれ道等が出て来ても自転車で走行するレーンを道路と色分けして分かりやすく案内しており初見の人間でも立ち止まったりする事なくスムーズに移動できる構造になっている。ハッキリ言って全体のレベルでいえばオランダやデンマークといった自転車先進国とも良い勝負できるレベルだとすら思う。むしろ国土の大きさを考えると中国の自転車に対する意識の高さには頭が下がる思いだ。
なお国内の東・南半分くらいはほぼ海抜0mに近い平野部が広がっており、中国におけるガチ山岳エリアは西部か北部へ行かないと楽しめない。でも西部のウイグル・チベット自治区は外国人が自由に走行できない道があったりするのが問題で、しかもこうした情報が非常に把握しにくい国であるため「予定してたルートが走らせてもらえず計画が滅茶苦茶に」といったことが起きやすいのが問題。滞在期間が短い上に(ノービザだと)延長手続きも出来ない国なのが恐ろしい。
◎治安
非常に良い。私が旅行してるのと近い時期に「現地在住の日本人が暴行を受けた」といったニュースが流れて来たこともあったけど、それでも中国の治安は文句なしに良い国だと言える。
ただこの治安の良さって中国の凄まじい監視社会の元に成立してる感があって、感覚で言えばシンガポールやドバイと近い気がする。特にウイグル自治区に関しては「何をそこまで・・・」と不気味に感じるほど警察と監視カメラが乱立しており、旅行者の立場からするとひたすらに気味が悪い。
1つ例を挙げると中国って都会と田舎の格差が凄まじい国なのに、スラムや浮浪者の姿を見ないんだよね。私はこの事実をとても不気味に感じたし、あらゆる点で「禁止」と書かれた看板を見かける中国という国において貧困者は何処へ追いやられたのか?とか想像すると怖い気持ちになる・・・という意味で野宿に別のリスクを感じるのはある。
ただ私が出会った現地で生活する中国人たちは皆さん親切で朗らかだったし出会って嫌な感じを受けるような人はほぼおらず、そんなガチガチに規制しなくても不安を感じるような場所がなかっただけに異様なまでに厳しく思える雰囲気には違和感覚えざるを得ない。
でも相対する警察官とか軍人の方々がまた腰が低くて旅行者に対しても親切なのよ。途上国における田舎の警察なんてロクでもない応対する輩の方が多いとすら思っているが、こと中国に関してはイミグレーションの職員含めて横柄な対応してる人と出会った記憶がない。恐らく相当厳しい教育実施されてるなコレ・・・と思ったのは、民間企業である宿泊施設の受付とかは普通にクソ対応してくる人の割合高かったから。公務員の対応が丁寧な国って日本が断トツだと思っていたが、中国はそれに匹敵する程しっかりしてますよマジで。
◎ビザ・出入国
コロナ禍以前は日本を含めた僅かな国のみノービザで15日までの滞在が認められてた国で、これに加えて中国はビザの取得が非常に難易度高いことで知られる国であった。なので全日程の旅行予定表提出が求められたりする中国ビザって自転車旅行でなくとも取得が鬼門で全世界的に外国人の旅行者が少ない国だったのよね。
この傾向変わってきたのが2023年で、コロナ以降ガチガチに締めて(日本のノービザ入国もコロナで解除されて)いた入国条件をヨーロッパの一部の国に緩めたことが当時大きなニュースとなった。その流れで2024年の12月からはノービザ滞在日数も最大30日間と拡大されて、日本もこのタイミングで再びノービザ入国できるようになり一部旅行界隈では大変盛り上がった次第。1年間の試験施行も先日無事期間延長が発表され、少なくとも2026年末まではノービザで30日間の滞在が保証された状況にある。
そんで出入国に関してだが、荷物検査とかのチェックは厳しいものの、そこまで突出してるとは思えない一般的な出入国の審査で割と普通にスタンプ押してくれる。
・・・のだが、新疆ウイグル自治区に関しては完全に別モノ。やたら厳しい検査もそうだったが、印象深いのは中国からモンゴルに向かうイミグレーションの「出国審査」が非常に細かく厳しかった点。イミグレーションの立場では、外国人が自国に入ってくるなら不法滞在とか危険な荷物を持ち込む可能性を考慮して厳しいチェックとなるのも理解できるが、大体何処の国も他所へ去っていく外国人に対しては緩やかになるものだ。
でもここのイミグレはちょっと執拗なまでにチェックが厳しくて、そうするとウイグル自治区で行われてるアレコレといった情報を他国に広げたりしないように!・・・みたいな厳命が出ているのではないかと想像してしまう。素直に考えればそれだけ後ろめたい行為をしてるからこその厳格さなんだろうな。
まぁ国の文句を言いたいわけではないのでそれは置いといて、日本語で書かれた本とか日記まで1冊づつ取り出してチェックを受ける徹底っぷりなので、非常に時間がかかること請け合い。それと中国に関することが書かれてる本でなくとも表現や思想に制限が掛けられてる国である以上、没収どころか最悪中国に対する批判と捉えられて問題になる可能性がある。ウイグル自治区の国境に関してはこの点を考慮して対策しておく方が良い気がする。なお話に聞く「撮影した写真を1枚1枚チェック」というのは私の場合なかった。
◎交通事情
クソの一言に尽きる。道路が素晴らしいから成り立っているものの、基本的には周囲の状況を確認せず好き勝手走りまくる運転をしてる輩が多いため事故も多いし道路が狭まったりすると、誰もが我先にと身勝手な運転初めて結果大渋滞を引き起こすことも多い。
流石にインド人ほどゴミカスではないが、そもそもインド人の運転マナーを比較対象にされる国というだけで世界最低レベルの交通事情なので。塩梅的には0.6インドくらいかな?
車両別に見ると大型トラックやバスといった車両が危険だしクラックション鳴らしまくりながら幅寄せしてきたりコチラが優先道路走っていようがお構いなしに出てきたりと「小さな自転車は人に非ず」くらいにしか思ってない奴が多い。ただしコイツらは基本信号を守るし逆走をぶちかましてしてくることは少ない。
これに対して電動バイクや3輪バイクといった小型車の方が好き勝手な運転をしているという意味で危険度は高いと私は考える。コイツらは自分が交通ルールの外側にいると考えてる節がある感じで、逆走や信号無視は日常茶飯事、ノーヘルなのは中国の法律で許可されてるっぽいから良いとしてもスマホで動画見ながらノールック運転してるのはどう考えても取締るべきだろと思うぞ私は。
とにかく身勝手なので常日頃町中ではクラックションが鳴り響いてるし、その理由のほとんどは「邪魔だからどけ!」といった身勝手な理由によるものだ。赤信号で停車してたら「信号無視して先に進みたいから」とクラックション鳴らしまくってくるのよコイツらは。
そのクセ運転技術も低いし車両の動き予測が立てられないので、交通量の多い都市部だと結構な頻度で交通事故の現場を目にすることになる。いくらコチラが慎重な運転してようとスマホ見ながら突っ込んできたりされる可能性を考えると怖くて仕方ない。
なお普通の乗用車は割合マトモなのかと言えばそんなことはなく、相対的に危険度が低いというだけに過ぎない。なまじ軽くて加速が速い車種だけに反対車線へ飛び出して追い越し運転してくる車が多く、もちろんその際に反対車線で自転車がいることなぞお構いなしであるため、狭い道だったり側道無かったりすると逃げ場がなくて危険すぎる。加えて自転車の専用レーンでも普通に入り込んでくる奴がいたりして、幅員いっぱい使って走行してるのはもちろん、これで正面から逆走してきたりすると逃げ場なくてどうしようもないだろクソが。そんでどうするかってさ、クラックション鳴らしまくれば解決すると思ってるのだからタチが悪い。
総じて世界最低レベルの運転マナーであり、特に国内東部における人口過密地帯の都市部がヤバい。というか他の地域だとレベルの高い道路事情が運転マナーの酷さをかなりリカバリしているため悪辣さが表面化し辛いという側面がある。今回ウイグル自治区から突入したので「10年前と比べて大分マシになったな!」と誤認したのもそこが大きな理由だ。
◎特徴
色々あるのだが、全体を通して感じていたことが「あらゆる点で政府の意向に沿うよう行動の自由を制限している」国であることだ。宿泊施設やネット・政府批判における規制は有名な話だが、それ以外にも膨大な監視カメラや警官の多さ、観光地だけでなく様々な場所で身分証明書を提示しないと手続きができないシステム。他国のウェブサービスが利用できず、中国独自のアプリでないと不便を強いられる構造(しかもそのほぼ全てに電話番号から個人情報を紐付けしないと中途半端にしかサービスが使えない不自由さ)といったあらゆる点で国民や旅行者を縛る方向に向かっている雰囲気を感じる。近未来モノのSFにある「監視社会」を目指している国というのが私の感想。
自転車旅行者的に影響の大きい点がネットのアプリサービス関連で、中国入国する際にはVPNサービスに加えて事前に「高徳地図(AMAP)」「Trip.com」という2種類の中国アプリはDLしておいた方が良い。どちらも電話番号の登録が必要となる関係で中国滞在にはSIMカード契約が半強制的に必要とされるの嫌だけど、10年前と比べて外国人をダマで泊めてくれる宿泊施設は非常に少なくなったためもう直接出向いて1軒1軒確認するような行為が現実的で無くなってしまったので仕方ない。
なお金銭の支払いは9割以上がスマホに紐付けした電子決済で実施されてる国だけど、幸いなことにこの点に関しては国が「現金に支払いを拒否してはならない」という御触れが出てるそうで、実際キャッシュでの支払いを(お釣りが無いから嫌がられるというのは別にして)断られたことは1度もなかった。
◎気候
今回大雑把に国を縦断した感じだが、広大な国土と内陸部の標高高い土地とが影響して洒落にならない程寒いことから真夏のスタイルでも全く問題ない気候まで一通り体験した。走行時期が9〜11月にかけてだったが、特に内モンゴル自治区は10月後半に走るの気候的にはかなりギリギリと言えるくらいにゃ寒かった。確か最低気温はー12℃まで下がった日があった筈だし、最高気温がー2℃までしか上がらない日もあった。何なら雪が降り積もった日もあったので、もう少し時期がズレていたら割と洒落にならない状況に陥ってしまった可能性はある。
秋の中国は全体的に北からの風が吹くため寒さを別にすれば南下する分には割合楽な日が多い。とはいえ風の影響が大きい土地は私が走った地域でウイグル自治区と内モンゴル自治区くらいで、他はそれほど気にすることがない。
国全体の傾向として北部は乾燥しており半砂漠地帯で雨量も少ない土地だが、南部は高温多湿で雨も多い東南アジアに近い環境。私の場合は宣城市の辺りから明らかに雨の割合が増えたと感じていた。緯度でいうと杭州より南部になると山の割合も増えて雨が増えるという感じか。
◎言語
もちろん中国語で、細かく区分けすると広東語とかはまた別種の言語らしいがよく分からん。英語の通用度は非常に低く、大都会か超観光地でもないと英語話者が居る可能性は0に近い。私の場合は現地中国人で英語話せたのはウルムチと北京におけるユースホステルの受付くらいだったと思う。
日本人が他国外国人と比べて明らかに有利な点が「漢字圏の国である」という点で、看板や食堂のメニューに関して発音したり読むことができなくとも「何となく意味を理解できる(ものもある)」というのは非常に大きい。分かりやすい点ではスーパーマーケットは「超市」だし、コンビニは「便利店」と表記されててパッと見で理解できる。道路標識とかにも英語で併記されてることが少ない国であるため、食堂でメニュー見れば内容が想像できるという1点だけでも大分助かる。
◎宿(野宿)・Wi-Fi
10年前から全く良くなってないどころか外国人の宿泊可否という点ではより厳しくなっている気がする。以前中国に訪れた時は旅舎とか招待所といった明らかにボロく、でも1泊1000円もしないという安宿が無数にあったが、これらの宿泊施設はグッと姿を減らして酒店や賓館といった見た目にも立派な施設が目立つようになった。
とはいえそうしたホテルでも特に地方では外国人の宿泊が出来ない施設はザラで、この問題を解消するために最も役立ったのがTrip.comというアプリ。これは中国のみならず宿泊施設や観光地におけるチケットやツアーの予約と旅行関連全般のサービスが利用できるという意味でBooking.comとかAgodaのポジションに近い。
中国の会社が作ったアプリなので中国国内の宿泊施設が他の類似アプリの100倍くらい差があり、というか他のアプリが中国国内では使い物にならないレベルなので、必然的にこれを利用することになった。
日本語モードがあるので操作自体に苦労することはないが、検索して出てくる宿は「外国人宿泊可能」と歌いながら実際には「登録の仕方分からないから無理」とか平気でちゃぶ台返してくる施設があるため特に地方の宿は注意が必要。私の場合は宿の口コミ情報を確認し外国籍の人がコメントしてるか、宿に「ハロー中国」という外国人の受け入れをアピールしてる施設の場合は予約してたかな。それ以外の場合は直接訪問して受付で「外国人だけど宿泊できる?」と確認したらその場で予約を入れる(アプリから予約する方が割引あるので安くなる)方式を取っていた。
なお安宿の料金は1000〜2000円くらいだが、その値段で利用できる他国の宿クオリティとは一線を画すほどレベルが高い。大都会だと物価も上がるがホステル系の宿が登場するのでどれほど値段差なく宿泊施設は利用できるが、地方都市で広く綺麗な個室を体験すると北京のホステル泊とかアホらしくなってしまう。
んである程度規模の大きな町が出てくるようになった東部地域では大体3〜4日に1度のペースで宿を取るペースで走行していた。つまり半分強はテント泊していたのだけど、中国は人口密度が高い東部地域でも案外人の居ない地域土地も多々あって想定してたより野営をすることは難しくない。というか町を抜けると農地ばかりが広がる系の国なので、人気のない場所は割と簡単に見つかる。
序盤にSIMカード契約した関係で中国国内でWi-Fi利用は少なかったが、ホテルは安宿にも当然あるしそこら辺の適当な食堂に入っても壁にWi-Fiルーターとパスワードが表記されてて自由に使える店は数多い。ちなみに中国はネットのパスワード管理意識が低い国なのか、「12345678」「88888888」のパスが非常に多く、どうしてもネットが必要になった場合にそこらへんの電波拾って上記2つのパス入れれば3割くらいの確率で繋がるような印象だ。まぁSIMの契約日数が30日間で容量も30とか50G使えるため、滞在期限の関係もあってWi-Fiの存在はそれほど気にしていなかった。
◎動物
なんか全然動物の姿見なかったような気がする。ウイグル自治区とか内モンゴル自治区は結構な数のヤギ・羊が放牧されてて中央アジアやモンゴルの風味を感じるけれど、あれだけ豚使った料理が豊富な割に家畜としての豚は片手で数えるほどしか目撃してないし。牛に関しても同様だ。
南部に入って気温が上がってからは森林地帯だけでなく、宿の室内でもよく蚊が出てくるようになって難儀することが多かった。犬に関しては大人しいし、そもそも飼い犬の姿を見かける回数が少なかったのだが、稀にテリトリー内入ると吠えて追いかけてくるヤツがいたりするため安心できるほどではない。何なら犬叩き棒が2度ほど火を吹いたりもしてる。
◎自転車店
ある程度大きな町なら大体スポーツバイク扱ってる自転車店があると思って良い。中国らしくGIANTとMERIDAの正規店が多いが、国内独自(だと思う)の謎ブランドショップも多数見かけてなかなか面白いのだが、その多くが完成車を取り扱ってるのみでパーツ等を個別に取り扱ってる店は案外少ない。
ただまぁショップに大体メカニックがいるし作業スペースあるので、単純に自転車トラブルが発生したという意味で持ち込んだのなら何かしら対応してくれそうな雰囲気はあった。英語が話せる定員は1人も出会わなかったがその辺のコミュニケーションはどうにかなるし。
他の物価もそうだけど各種パーツの値段も新疆ウイグル自治区が高く東部になると安価になる。自転車旅行者が走りたがる土地は主に西部となるかと思われるため、ショップの少なさも考慮に入れて東部地域又はカザフスタンでしっかり下準備しておいた方が何かと安心。
まぁヨーロッパ以外の土地でこれほど自転車トラブルに対して対応可能な国も少ないと思うので、そういう意味で中国という国は自転車旅行に優しい国であると言えよう。他の点で色々大変なことがあるんだけどね。
◎物価・食事
これは文句なしに最高と評して良いレベル。安い・美味い・量も多い上に種類も豊富で日々食事の時間が楽しみであった。ただ全方位完全無欠というワケではなくて、基本的に油を目一杯使った料理ばかりで重たいメニューが多いし、日本で食べる中華料理は日本人好みにアレンジされているため本場の中華はややテイストが異なり苦手に感じる人もいそう。ニンニクとか盛り盛りに入ってるし唐辛子大量のメニューも多いし。
ウイグル自治区とかだともっと値段高いが1品の値段は大体10〜20元(約220〜440円)程度。朝食とかだとその半分以下が相場でありながらサイクリストが十分満足できる量があるの嬉しいところ。
こんな状況なので自炊するのは食堂の出てこないウイグル自治区の一部だけだったし、そもそも中国では食材を大量に買い込む文化なのか1kgとか2kgの米が全然販売されておらず、パスタの姿もほぼ見かけない。つまり安くて腐らない自転車旅行における主食2品の入手難易度高いこともあり、そもそも自炊が難しいという弊害がある。ウイグル自治区はガソスタの出入口にバリケードと監視員がいて敷地に入るのすら身分証が必要という土地なので外国人がガソリン(調理用の燃料)を入手するのも難しかったし。
あとそれなりの規模の町でも大型スーパーが無いことが多く、仮にあっても品揃えは案外悪い。食材を自分で購入して自炊するという人が極めて少ないためか、自国内で経済回せるからわざわざ外国から食料品輸入しなくても良いと思っているのだろうか?とりあえずお茶の国なので、茶葉は種類も豊富で専門店も多々見かける一方でコーヒー豆に関しては姿を見る機会も少なく選択肢自体がほとんどないレベル。
流石にマックやKFCクラスのチェーン店はそここで見かけるものの、中国の食事が合わなかったりすると他に逃げ道となる食事が極端に少ないのでその点は大変だと思う。
なおアルコールの値段も世界トップクラスに安価で、ビールのロング缶が1本50円を切ってる物まで存在するし、中国酒も多種多様なヤバそうな酒から美味い酒まで揃っておりこれがまた中華と相性抜群なんだ。でも外国から輸入してる酒は普通に高いが。
総じて中国国内で製造・消費されてる品に関しては非常に安く買い求めることが可能だが、やっぱり中国なので清潔度合いとか信頼感といった点で嫌だと感じる人がいるのも分かる。私だってラーメンの汁にハエが浮いてたのを目撃したの1度や2度じゃないし。その辺を考慮しても物は安いし飯は美味い、この項目だけでも間違いなく中国という国は訪れる価値があると思うのだ。
◎総括
こんな感じで良いところと悪いところの差が極端に出る国というのは幾つかあったが、中国というのはその中でもトップクラスに良し悪しが激しいと感じる。アピールポイントとか魅力が豊富であること間違い無いが、それと同時に批判したくなる酷い点も挙げればキリがない。
ただ世界1周という旅行をするにおいて、これほど特徴的でありつつ広大な国というのも他にない。強いてあげればインドが似たようなポジションではあるが。
加えて2014年に訪れた時と比べて国から受ける雰囲気が大きく異なったと感じたのは、私が旅行経験増えただけではなく、この国がどんどん姿を変えつつあることが影響していると思う。
世界中多くの国から批判の的にされやすい国だし私も問題が大いにある国だとは思うけど、実際中国に住んだり仕事するならともかく、旅行で訪れてみれば大勢の人が当たり前の日々を過ごし、見慣れない旅行者に対しても親切にしてくれる気持ちの良い人たちが沢山いることがよく理解できると思う。
だからこそ近年中国が他国に対してノービザでの入国を始めたことは大いに意義があると感じるし嬉しくもあった。今回の中国はそうした恩恵を存分に活用しての滞在となったワケで、こうして中国自転車旅行を楽しめたことに心からの感謝を伝えたい。