自転車ときどき世界1周

2014年03月

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 旅に出る際に貰ったお守りである。

 私は超常現象とかよりは直接襲われる危険がある動物であったり、悪意のある人間の方が恐ろしいと思っているのだが、それはそれとしてオバケだって怖い。

 いわゆる初詣には行くけど、困った時には神様仏様助けて下さいとか懇願したりする上、喉元過ぎればそんなことすっかり忘れていい気なもんであるという、よくいる日本人だ。

 なのでお守りにあっても、心の底から私のことを守ってくれると信じるほど楽天家ではないけれど、一笑に付してしまうようなこともできない。

 できないし、私の安全を思って買ってくれた人の気持ちは素直に嬉しいのであり、バッグの奥底に大事に括りつけて仕舞っている。

 こんな私ではありますが、いざという時には私のことを守ってくれるようよろしくお願い致しますん。


 <日本1周後感想> 
 出発前にも見送ってくれた方々からお守りを幾つも頂いており、私を守るために神様達が喧嘩しないか心配であったが、無事怪我することもなく日本1周を終えることができた。

 日本の場合はお守りに対して神聖視が強い傾向があるため、袋の中に緊急用の万札を入れておくという隠し金庫的な使い方があるというが、海外においてはお守りというのがどういう立ち位置にあるのか不明なため、この手法は使えそうにない。

 お守りに正しい使い方があるのかどうか知らないが、そんなワケで通常の活用をしていこうと思う。


 <世界半周終了時感想>

 バッグの奥底で今日も静かに眠っている。 
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 ちょっと触れるだけでもガサガサとうるさいこのシートこそがハイマウント社のサバイバルシートゴールドである。

 うるさいだけなら風呂敷にも劣るシートなのだが、このシートは透質性が0だという特徴がある。つまりこのシートは水分を全く通すことがないのだ。
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そして名前の通り金色モザイクに輝く

 このことにより寒さが強烈な状況であっても、保温と防風を同時に行える緊急用シートとして活用できるのであり、物は使いようとはよくいったものである。

 この「小さいものを通さない薄布」とは非常に使い勝手が良く、水漏れの応急補修から安宿の南京虫対策にまで幅広く応用することができる。

 うるさい音を除けば完璧じゃないかと思いきや、このサバイバルシートにも欠点が存在する。透質性が0であるゆえ、自分に巻いたりすると身体から蒸発した水分が外へ放出されずにシート内側にはりつきびしょびしょになってしまう。

 どんな物にも利点と欠点があるもので、私にすら欠点は存在する。そうした駄目なところを如何にして補いつつ、利点を最大限活用するかが大切なのであり、いま私はもの凄い良いことをいっているのである。テストに出るとこなので暗記するように。

 値段が300円程度と安価な上に軽量コンパクトであるため、使用中に破れたりしても平気である。バリバリ使ってバリバリして下さい、なのである。



 <日本1周後感想>
 テントを張らない場所での野宿をする際、汚れ除けとして地面に敷いて使用していた。

 使用中の不満は特にないのだが、1度広げてしまうと再び畳む時に空気が間に入ってしまい、膨らんでまうのが気になるところ。

 このため私のように、収まりが悪いことが気になるタイプの人に取ってはモヤモヤするが、まあそうはいっても大した問題もなく使用している。


 <世界半周終了時感想>
 いらね。どこかの荷物整理のタイミングで捨てた。重たいアイテムよりも容積を取るアイテムの方が邪魔になるという典型例だった。 
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 太陽が照りつける青空の下で自転車を走らせたい。それは世界一気持ちのいい行為であり、太陽光で充電をする最良のコンディションでもある。

 昨今の流行に乗って太陽充電とやらにチャレンジしてみることにした私は、モンベル社のガイド10プラス リチャージングキットを準備したのであり、これを使って無尽蔵のパワーを誇ることも夢ではない。
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以外と大きいパネル面

 この充電器セットを活用することで電池の充電もそうだが、モバイル機器の充電が可能であることは大きな意味を持つ。

 なにしろ私のNexus7は電池量に関してやる気を出さないマシンであり、24時間もすると電池残量は半分以下に減ってしまう。これでは未踏の荒野を走るのに電池残量を常に気にするような旅になってしまい、素直に旅の気持ち良さを味わうことができないのである。

 しかしこれが充電をしながらの走行であると如何だろうか。私を悩ますものは無収入の事実以外に何もないのであり、自転車も踏み込むペダルが大層軽くなるというものだ。なんと気持ちのいい出来事であろう。
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見所は微妙な顔をした説明の絵

 それどころかこの充電器を使うことで、ipodを充電させながらの旅が可能ということになり、もうこれは全世界カラオケボックス化なのであり、今から喉の調子整えておかねばならないと私も準備に余念がない。雨の日?走らなければいいじゃない。

 総じて使い方に夢が広がるアイテムであり、高いお金を出してでも買う価値があるのは、そこに夢と希望が存在しているからなのだということを実感させてくれる逸品である。夢も、希望も、あるんだよ。
 



 <日本1周後感想>
 恐らく日本1周で最も「便利さ」を感じたアイテムがコレ。使用頻度が高い電子機器を支える屋台骨となって毎日せっせと充電に励んでくれた。

 充電効率も想像より遥かに効率よく実施してくれ、私の自転車リアバッグには晴れの日も曇りの日も何時だってソーラーパネルが広がっていた。(多少の曇りでも発電する事実!)

 場合によっては充電池&モバイルチャージのダブル充電を実施したりと様々な形での充電を行ったわけだが、「放っておく」だけでいつの間にか充電される事実は、全てのことを自分で行動しなくては終わらせることができない旅の中で素晴らしい出来事なのである。

 特に夏季に走行したこともあってか、全ての機器がフル充電状態の「電気余り」となることが多々あり、こうした背景から世界1周に向けて新たにUSB充電のランタンを購入した。これも充電器に余裕があったからこその英断といえる。

 自転車旅行をしようと考えるとき、大概の道具はその使用頻度も想像できるものであり、購入するのに不安は無いと思われるが、ソーラーパネルはその値段の高さも相まって購入するのに踏み切るのは大変であった。

 だが、断言しよう。コレは値段以上に使えて便利な道具であり、様々な場面で旅人を助けてくれる素晴らしい機材であった。迷ってるなら買いですよ!買い! 


 <アジア走行後> 
 タイで電池の充電器が壊れてしまい蓄電作業ができなくなったため、バリ島で家族に新品を持って切ってもらい(充電器のみ)交換した品物の1つ。壊れた原因は不明だが、熱で変形した後が見られたことから過充電による放熱現象が影響したのではないかと考えている。

 今後充電する時には充電が完了した時点で電池充電は取り外すようにした方が良いのかもしれない。 


 <世界半周終了時感想>
  オーストラリアとアラスカナダでは大活躍したソーラーパネルだが、東南アジアや中南米ではほとんど使うことすらない極端なアイテム。アメリカで盗まれてしまった時は使いまくってた時期のすぐ後だったので「絶対必要だ!」と買い直したのだが、ほとんど使ってなかったりする。
 
 他の地域だと中央アジアでワンチャンあるかもしれないかな・・・とか思ってるけど、そこまでに駄目になったりしても買い直したりする気力はないかな。
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 海外でも電化製品を使う以上、その製品を充電するためにコンセントへプラグインするのは当たり前である。

 ところが世界各地でコンセントの形状は全然違うのであり、いったい何が悲しくてコンセント口を統一しないのか小一時間文句をいってやりたい。

 もし私が地球大将軍とかそういう如何にも偉そうな立場だったら、最初にすることはコンセント口の統一規格を作ることにしようと心に誓った次第である。

 しかし現実にそんな話はないのであり、仕方なく私もデバイスネット社のゴーゴンW2を使って対応することとしたのであった。
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 合体するぞー
 
 このゴーゴンは世界で使われているコンセント口の7つの規格全てに対応することができる万能アダプターであり、プラモデルみたいに分解と合体をすることで自在に姿を変えることができる。グレンラガンもビックリである。
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 合体だー

 ところで変換アダプターはいいけれど、変圧器とかいらないのと思う人もいるかもしれない。そういう人にも細かくケアする気配り者の私が説明致しましょう。

 電圧が違うことで動かなくなる製品は主に家電関係であり、パソンコンなどは基本的に世界で使用されている100V〜260Vのどの電圧にも対応するようになっている。旅行者で変圧器を使っているという話はあんまり聞かない。

 どこかの軽音楽部がロンドンでドライヤーを爆発させていた気もするが、そもそも私はパソコン以外の電化製品を持っていないのであり、そんなに心配する必要はないのである。



 <日本1周後感想>
 未使用。そりゃそうだ。むしろ何で日本1周に持っていったんだと思うのだが、一応世界1周に向けて仕様道具は準備していたのであり、いざ行かん!という状況で荷物が入らないとかそういう事態を避けたかったのよ。

 きっとこれから大活躍してくれるはずであり、はやくその実力を私に見せつけてほしい。 


 <世界半周終了時感想>
 無いと色々駄目になる重要アイテムだし、海外でも各種プラグに対応している変形タイプのアダプターってほとんど取り扱ってなくて(しかも受け口が日本のA型とかさ)、実は無茶苦茶重要な一品だと言える。
 
 割とプラ素材で弱い部分も多く、下手に落としたりすると突起部分が簡単に割れたりするのを見ており取り扱いには十分な注意が必要。あと基本C型プラグに差し込むタイプのアダプターは差込みがゆるゆるなので、macのアダプターとかをそこに取り付けると重さで落下してしまうことがあった。こういう時には最初に延長コードを差し込むとか意味のない対応してやり過ごしていたのだが、どうにかならないものかと思っている。 
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 荷物はとにかくバッグ内にぶち込めばいい、そんなワケないのである。ジャンル別に整理して使いやすいように区分けしておく。バッグの中身はいつだって均衡のとれた美しさがあって然るべきといえる。

 しつこいようだが私は神経質O型であり、家の本棚とか順番にこだわってはその並びに一人悦に入るような面倒くさいタイプなのだ。

 そうした私がバッグの中身を整理整頓させないわけにはいかない。というか、ぐちゃぐちゃに突っ込むとか我慢ならんわ。

 そこで荷物整理の補助を買って出るのがこうしたスタッフサックである。カラフルで様々な大きさの規格があるこの袋は、その用途別に袋を仕分けることでコンパクトかつ整頓がやりやすくなる利点を持つ。

 ついでに簡易の防水バッグとしても扱えるし、メッシュタイプのサックは荷物を乾かすのにも使えるではないか。

 特に衣類は上下靴下までを1セットとして1つのスタッフサックにまとめておけば、着替える時にも洗濯の際にも準備がしやすくて非常に便利である。

 長い旅の間に荷物を探ることは幾度となくあるはずで、そうした際に細かな(私にとっては結構な)ストレスを重ねてしまうことは避ける方針を打ち立てるべきである。

 そんなわけで家中探しまわって見つけたサックと合わせて合計14袋。これだけあれば私の几帳面さにも十分対応できるというものであり、大変満足している。R8145766
これだけあればマトリョーシカして遊べるな
 



 <日本1周後感想>
 物によって耐久性に大きく違いが出たことは間違いない。基本的に山で使用するキチンとしたスタッフサックは、今回程度の旅ではびくともしなかったのだが適当な袋を流用した物においては紐が切れたり布が破れたりと支障をきたし始めた 。

 とはいえ元が単なる小物入れ袋であり、駄目になったら適当に見つけた小物袋と入れ替えさせながら活用していく形を取り現在に至る。

 何だかんだでこんな袋1つに関しても、それなりの料金取る物ってのは出来が良いのだなと実感した。


 <世界半周終了時感想>
 色んなアイテムを取り分けるためにもスタッフサックみたいなアイテムは重要で、旅行中も時折買い足したりで増殖している。だがまぁ使い勝手も強度もアウトドアの専門用品を買うのが1番良いのではないかと。 
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 パスポートを含む貴重品達である。真の意味での生命線ともいえよう。

 カード関係では国際キャッシュカード2枚とクレジットカードでVIZA系とMASTER系を1枚ずつを準備しており、万が一盗まれたとしてもへっちゃらなのである。んなわけない

 財布も2種類用意しているのだが、リスク分散というよりは単純に持っていた財布をそのまま使うだけだったりする。
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カード関係は個別に保管するわけでして、さらに荷物が増えるワナ

 危険は2倍になるわけだが、盗まれる金額は半分で済むのであり、というか自転車走行中に財布を2つも持って走ったりしないのであり、一体何いってんだ!なのだよ。

 結局身ぐるみ剥がされた場合を考えると、いくら財布やカードを増やしても意味ないのだが、ちょこざいな手練手管を駆使して急場を凌ぐという方法は、私が仕事で度々ピンチを切り抜けたり駄目だったりした技なのである。

 旅の最中には査証とか船のチケットとかも手元に保管しておくことがあるかもなのであり、こうした物も全て取りまとめてジップロックに入れた上で保管することになる。

 貴重な品物なんて持っていたくないのだが、こうした物品を抱えていることで私の気持ちも顔も引き締まり、男前の度合いが上がっているのだと思えば、その結果こそが貴重な財産であったりしてますます手放すわけにはいかないのである。


 <日本1周後感想> 
 盗まれるというようなトラブルに合うこともなかったので一安心。この手の貴重品はネットや雑誌で様々な隠し場所をレクチャーしているが、こと自転車旅というジャンルにおいては指南している情報を全く見たことがない。

 必然的に自分で隠し場所を色々考えるのだが、そもそも自転車における盗難の心配というは自転車本体ごと持っていかれてしまう危険性が多分に含まれているため、どうこうできるものじゃないんだよなぁ。 


 <世界半周終了時感想>

 クレジットカードが2枚ともキャッシング禁止にされてしまったので、現在現金下ろすのに使っているのはデビットカードと国際キャッシュカードの2種類。特に南米では高額商品の買い物する際にカード使おうとすると、身分証の提示を求められたことが多く、パスポートも合わせて持ち歩くことが多くなる。
 

 それでも収納するときにはリスク分散で1箇所にまとめて入れることのないようにしていた。どこまで効果があるのかは知らん。
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 上半身に対して下半身の保護がおざなりにされているラインナップである私の荷物である。それはあくまでもこのロングタイツを計算に入れていないからであり、これこそ私の最終兵器彼女であるといえるような気もする。

 いわゆるピッタリ系のタイツではあるが、自転車用品ではないため内側にパッドが付いているわけでもない。まさにランニング用のロングタイツである。

 この手のタイツを私が好んで使う理由はモッコリが好きとかそういう理由ではなく、単純にコンパクトにまとめることが可能だからである。それでいて保温力が高く扱いやすいので、私としても持っていくことに不服はない。

 何よりどう考えても一般人の中で浮いてしまうタイツであっても、上にハーフパンツの1枚でも履くことによってさわやかなスポーツマンのお兄さん、という印象に変えてしまうタイツはジャージと違って着回しに困ることがない。

 こうしたNIGHT RUNNNER社のメンズランニングタイツはマラソンの大会用に用意したものであったのだが、意外なところで役に立ったりして、どうや参ったか!という気分でいっぱいである。R8145756
 こうして見ると又下短くみえるが、履いてみるとそうでもない



 <日本1周後感想>
 これが意外と便利で使うこともままあった。自転車では下半身よりも上半身のレイヤリングが重用とされるので、あんまり下肢のウェアに関しては対寒用の物を準備しなかった私であるが、このタイツが思っている以上に保温効果が優れており、場合によっては汗かいてしまうほどだ。

 見た目がいかにもスポーツマンといった感じで、薄汚い旅人やニートの気配を消すことにも一役買っていたと思われる。

 コンパクトにまとめられる点も含めて、持っていて損の無い1品であり、末永い活用ができることを期待している。


 <世界半周終了時感想>

 冬用ズボンが1着だけだと全くローテーションできないため、7部丈ズボンとこのタイツを合わせた方式で第2の冬用ウェアとして使うことが多い。ローテなんか必要ないんじゃ?とか思われるかもだが、使いまわさないと選択することができないんよ。
 

 アコンカグアでは本来想定していたタイツ&長ズボンという最強保温スタイルで、ー25度でも問題なかった。 
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 こうして小物の一覧表を語っているのは、いよいよ持っていく品物が残り少なくなってきた証であり、この物語も終盤であることを意味する。なお、私はまだ出発もしていない。

 旅先において文房具を使うことは存外少ないかと思われる。まぁ何を書くわけでなし、何か書くことはある、日記とかな。
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 黄色のマーカーは地図の軌跡にラインを書くために用意


 日々の日常を綴るとか面倒くさくて私は全く日記を書いてこなかったのだが、そういえば私はマメな性格であり家計簿ならば書き続けていた実績がある。昔はmixiにも日記書いてたな。

 まぁまぁペンやらマジックを用意することは、漢字圏で意思疎通を図ることにも一役買うし、良いではないか。

 旅の最中に突然ファンの人間にサインを求められた場合でもすぐに対応できる。そう考えると文房具も必要な物品だといえるのですよ。


 <日本1周後感想> 
 予想通り使ったのは日記に対してだけであった。毎回文具入れから取り出すのも面倒なので、日記とボールペンだけをまとめてジップロックに収納しており、文具入れには手をつけたことすら数えるほど。

 道中で2度ほどボールペンのインクが切れたので補充したくらいで、マジックや蛍光ペンの活躍する機会は今後も僅かであると思われる。

 そうはいっても世界1周に持っていかないワケにもイカンだろう!という思いがある。なにしろ海外のボールペンやマジックは品質が悪くて仕方ないとの評判をよく聞くしなぁ。


 <世界半周終了時感想>
 カッターとマジックペンくらいは常備してると使い出があることも多い。なおハサミでもOK。個人的には竹の耳かきを折ってしまい、新しく入手するのにかなり苦労したため、これの予備を幾つか持っているとストレスなく旅行できるかな。 
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 ダサいバッグの代名詞ことウエストバッグ。旅行者が使用するブラインドバッグとしても有名になり、むしろ有名であるため最近はウエストバッグをつけているとそこが「貴重品の入れ場所である」と示していて危険である。みたいな話もありどうしたもんかと思うのだが、それでも準備する私は豪胆な性格である。

 それというのも見つからなければどうということは無いのであり、マリントレード社のシークレットウエストポーチは名前の通り、見つからない程に薄く小さいウエストバッグである。

 これなら服の下に仕込んでいても膨らみから見つかる危険はほとんどないのであり、そういう品物をネットに公開するんじゃないという意見もあるだろうが、日本語を読めるものなら読んでみろと強気な私だ。

 そもそも自転車に乗っている最中に使用するというのではなく、町歩きの時などに活用するバッグであり自転車に乗っているときは使いませんよ汗疹ができるわい、なのである。

 あまりに薄すぎて他のものが入らないくらいの積載量ではあるが、私の身を守るための道具として重要なアイテムでありそのためならば持っていくのもやぶさかではない。



 <日本1周後感想>
 日本1周では使用機会無し。まぁそういうアイテムもあるっちゃある。 


 <世界半周終了時感想>
 全く使わないし無駄だから捨てるか!・・・とか思っていたのだが、アウストラル街道でお箸やスプーンを盗まれた際、箸部を入れる用の袋がなくてこいつを代用して使っている。なお正規の使い方をしたことは未だ1度もない。
 
 というか私はこうしたポーチをTシャツの下に取り付けると肌触りが悪くて嫌になってしまい、そんなことは海外行く前に確かめて確認しておけよ!という話ではあるな。
 
 箸袋を新しく入手するまでの命となりそうな予感。 
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 準備した薬と分類されるもの一覧。何がどう使われることになるか分かったものではないが、持ち運びに難ない範囲で必要だと思うものをリストアップした結果、以下のようになった。

  1.カゼットエース 総合かぜ薬  総合かぜ薬は割と様々な症状にそれなりに効果があると聞いたので。

  2.バイエルアスピリン 解熱鎮痛薬  頭痛薬といったらアスピリン。私はダイ・ハード3でそう刷り込まれた人だ。

  3.正露丸  胃腸薬  大正義正露丸。食あたりによる下痢には正露丸以外の選択肢なんて存在するのん?

  4.ロストール錠  整腸剤  こちらは便秘の際に。海外のトイレ事情は劣悪であり、トイレが遠くなるという話から。

  5.タナベ胃腸薬  調律剤  胃もたれに。食べ物関係の薬が多いのは、海外の食事情にビビっているからです。

  6.ハイポッツ軟膏  軟膏  虫さされや謎の皮膚疾患対応。お肌の大敵にはコレでしょ。

  7.マキオール  消毒液  自転車で転んだ時の擦過傷対策。小さな傷なら自分で消毒、大きな怪我は病院へ。

  8.クイックパッド 絆創膏  最近の絆創膏は進化しているということから購入。早く使いたいみたいな言い回しだがそんな事実はない。

  9.包帯&ガーゼ 保護関係  応急処置用に。元消防職員なので、この手の用品の使いどころは理解しているつもり。

10.メンターム 日焼け止め  SPF値は50。これは通常の1/50に日焼けを抑えるという意味。赤道直下辺りで使用予定。

11.けんおんくん 体温計  薬違うし。安心のオムロン社製。体調不良を感じたらとりあえず検温して判断するため。

12アスコラルGT 湿布  筋肉痛とかそういうのに。元々持っていたのはコレと正露丸だけという備えの無さにビックリである。

13.マルチビタミン&ミネラル ビタミン剤  栄養偏るかなと思って。誰か私に食事作って下さい。


 以上、13種類。足りなくなりゃ補充すればいいんだよ、の精神である。出来るだけ使いたくないけれど、ないといざという時に困るというのは医者や保険と同じで悩ましい問題だといえる。

 もと消防職員としては救急車にお世話になるようなことは避けたいので(バツが悪い的な話)、普段の体調を整えるためにもこのくらいは必要なのではないかというラインナップでした。


 <日本1周後感想>
 幸いにしてこれらの薬が活躍する場は少なかった。出発後数日で喉の調子が悪くなり、カゼットエースを使っている時には内心、先のことが不安で仕方なかったものだが時間の経過とともに体調はグングン良くなっていったのであり、薬を服用することは以後なかったのである。

 ビタミン剤ですらインスタントラーメンなどで栄養偏る時に・・・と思っていたのだが、私は旅に出ても食生活が悪くなることは無かったのであり、日本1周後半においては使用することは全くなかった。決して取り出すのが面倒くさかったわけではない。

 湿布とかもの凄い使用枚数になるのでは?とか思っていたのだが、筋肉痛なんて日常茶飯事すぎて湿布を使うという考えに至ることすらなかった。自転車旅行者なんてのは外的要因の怪我に対して鈍くなるのである。


 <世界半周終了時感想>

 半分くらいは捨てたし、残り半分も東南アジアで下痢止めを使ったくらいで未使用のままほっとかれている。つーか薬なんてどんな途上国にもドラッグストアがあり、似たような物があるのだというのは旅行出てから知ったけど。
 

 医師からの処方箋とか入手がやや難しい薬でもない限りはそんなに神経質になって薬を準備することはなかったのだなと今は思う。 
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