自転車ときどき世界1周

2014年07月

 今年1番の暑さと予報されていた日。5時過ぎに起床して空を見てみると雲1つない快晴であり、本日の厳しい暑さを彷彿とさせる。雨は嫌なのだが、かといって暑すぎるのも辛いのであり、これは早急に解決すべき重要課題として取り扱うべき出来事といえる。

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 朝日が眩しい本日の寝床

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 出発して直ぐに出てきた巨大仏像 観音様でないパターンは珍しい

 とにかく暑いので早め早めの休憩を心掛けつつコンビニでアイスを楽しんでいた私であるが、なんだか駐車場に見たことがあるようなリアカーが止まっているのですよ。う〜ん、とか思っていると声をかけてきたのは4月に三重県でリアカー日本1周していたスーパーじいちゃんだ!

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 まさか新潟で再会するとは


 お互いに事故や怪我なく偶然こうして再会できるとは・・・。運命の神様ってヤツも粋なことをするじゃねーか!とか柄でないことを思いつつ、今までの行程や今後のルートの情報交換を交わす楽しい時間。ガッチリと握手をして一瞬の邂逅を終える。旅人同士の出会いはアッサリしているのが良い。

 いい気分で海岸線を見ながら走行を続ける私であるが、暑い。とにかく暑くてオマケに夏休み時期の土曜日であり、海水浴でキャッキャ遊んでいる姿を横目に走るのは、なかなか精神的に厳しいものがある。

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 大盛況のビーチ

 泳いじゃえよ!とか思われるかもしれないが、1度海に入ってしまった後に荷物満載の重たい自転車を再び走らせる自信がないのでツラツラと先を急ぐ私である。シャワー料金が200円と高いことは全然関係ない。

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 イカ干し ビールで一杯やりたくなる

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 いよいよ東北地方に突入の山形県

 あんまり暑くて道の駅で昼食した後、どうしたもんかと施設内を探検したところで何と24時間開放されている休憩室を発見する。冷房も効いてて何だコレ?こんな道の駅があるのかと驚く。さっそく寝心地を確かめるべく横になって1時間。結構な御手前に私も「見事だ」と一言評したくなる部屋であった。

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 むしろよく1時間で起きれたな

 しかし聞いたところでは、東北地方の道の駅にこうした休憩室が存在するのは珍しくないそうで、何という旅人に優しい地域であるかと感動した。これはもっとアピールしていくポイントですよ!

 一休みすると体力が違うのか、気持ちがそうなのか、34℃を越える炎天下の中を気合いの走行で走り続ける。というか明日は1日雨らしいので、どうにか屋根があって近くに温泉もある施設まで頑張って明日はダラダラと過ごしたいのだ。私はダラダラするための努力は惜しまないタイプである。

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 野宿できるポイントは沢山あれど「温泉」という制約があると大変

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 温泉というか何故にこけし

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 休憩したコンビニでホームランバーの当たりを引く

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 ついに青森の表示が出てきた

 厳しい条件の中で140km以上の走行を走行した後、道の駅に到着。疲れた疲れたと自転車を止めると隣に止まっている自転車には「日本1周中」の文字が。というか何だか見たことある気がする自転車だなぁ・・・と思ったら、大分県ですれ違ったママチャリ日本1周の人だった!

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 現在青森から自宅へ南下中とのこと


 お互い本日の走行終了なので、近くで行われるという花火大会を一緒に見に行く。私は都会っ子なので、花火大会といえば人混みでギュウギュウの中観賞するスタイルが当たり前であり、終了後に会場を抜けるまで2時間を必要とする花火へ出かけることは、ここ何年もしていない。

 しかしこうした田舎地域での花火大会は花火を間近でのんびりと楽しめるのであり、そういうことなら私も全力投球で堪能してやろうではないかと発泡酒片手に出店を練り歩き、最前列を確保して優雅な一時である。

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 夕日と出店がノスタルジックな気持ちにさせる

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 見てみると楽しいんだよね、花火って

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 フィニッシュは大きすぎてファインダーに収まらず

 動画より写真の方が良さを感じませんこと?

 なんだかイベント盛りだくさんの1日を終えて、温泉の軒下に野宿するのは2人の日本1周チャリダーである。

 7月26日(土) 走行距離142km
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 起きてみたら良い感じに雨が降っていたので、これ幸いとばかりに休息日とした。思えば島根県で休んで以来、1日も休息日を取らずに走り続けていた私であり、どこかで1度ゆっくりと休養を取らねばと思ってはいたのだが、天気が良いのに走らないとかアリエナイ。そういう意味では恵みの雨ともいえる。

 偶然出会った高校生の旅自転車乗りの子とべらべら喋くりつつ時間をつぶし、温泉の開店後は1日中浸かったり寝たり本を読んだりして過ごす。これで体調も全快であり、問題といえる点はお尻のマメが痛いことくらいだ。

 昼寝を散々したので夜眠れないかも、と心配していたが横になって3分後の記憶はなかった。


 翌日、5時20分に起床であり、やっぱり休みを入れると朝の元気が違うというものだ。気合い入りまくりで朝食を済まし、いざ出発!と張り切りすぎたのか雨が降り出してきたぞ。

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 2日間お世話になった道の駅 もちろんテントは逐一収納してた

 まぁ落ち着け。こういう嫌がらせ的な雨は、ガッカリした姿を見せると向こうが大喜びして増々つけあがるものだ。ここは「別にすぐ出発する気なんてなかったし、むしろ涼しくなって快適だなぁ」といった余裕の態度を見せつけて、相手のやる気を削ぐ作戦が効果的なのである。

 果たして20分後にはすっかり雨も止み、みるみる天気は回復するどころか今シーズン1番の暑さとなるのであり、私の作戦勝ちの結果といえよう。天気が芳しくない時には是非とも実践してほしい。

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 長野県から続く千曲川は新潟県で信濃川と名前を変える

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 新潟県で突然勢力を拡大したコンビニがSAVE ON

 国道8号線を北上する私であるが、石川・富山県と面白味のなかったバイパス道路はここに来て俄然良い景色となって私を楽しませてくれるようになってきて、久しぶりに再会したと思ったら性格が全然違う女性に出会ったみたいで、何か裏があるのではないかと勘ぐってしまう。

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 田んぼに寝食されそうな一桁国道

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 途中で休んだ道の駅 まさか日本庭園があるとは!

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 悪食な生き物は見ていてビビる

 こういう巨大施設には大抵面白マヌケなモノが1つや2つあるのが常であり、土産物屋を買いもしないのにうろつき回る私である。何だか、香しい臭いがするとでもいおうか。

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 いたよ、こういうのを待ってたんだ!

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 無駄に設定と相関図があったりして、こういうのを考えるのって楽しいよね

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 新潟県庁にも面白味があればいいのに

 久しぶりの日本海を横目にずんずん北上を続けるのであり、15時を過ぎても気温が全く下がらない中、嫌になってコンビニアイス休憩と洒落込んでいた。すると声をかけてきたのは富山から出発した旅自転車乗りで、青森のねぶた祭りへ行く途中とのこと。

 ハイテク機器を満載した1台でした

 青森のねぶた祭りには、理由は知らないが旅自転車乗りが集結する1大イベントで、無料の駐輪場に毎年数十台の自転車がずらっと並び、1週間に渡って宴会と祭りを繰り広げるという何とも心踊る催しであるらしい。当然私も参加すべく8月1日に合わせて青森へと歩を進めており、今後もこうしたねぶたチャリダーが徐々に集結し合っていくのかと思うとワクワクする。

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 再会の約束を交わして私は温泉へ。1日の疲れを癒しつつ、駐車場で野宿。

 7月25日(金) 走行距離124km 新潟県庁到着 36/47
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 ぼつぼつ旅の最中に自炊を嗜んでいる私であるが、自炊というからにはそれなりに調理する行程を経ていなくては格好がつかない。お湯を沸かして入れるだけの作業をして「料理」とかのたまうヤツには後方からドロップキックの刑であり、場合によってはブレーンバスターを追加しても良い。

 私は当初から包丁を使用した具材の切り刻みを行ってきたのだが、「どうせ少量なのだしまな板とか適当に対応するわ〜」として実際に対応してきた。してきたのだが、この場合のまな板とは何をいうのか?これは同じく調理器具であるクッカーの裏面であるため、切り終えた食材を受ける皿が無くなることを意味する。

 その都度、フライパンを皿にしたりビニール袋を皿にしたりとウルトラC技を繰り広げて対処してきた私であるが、兎にも角にも面倒くさい。オマケに使用している包丁は果物ナイフなので切れが悪い。どうしてくれるんだ!

 そうしたストレスの芽は早めに摘み取っておくに限る。実家に到着した時に物置の奥から親父に内緒で取り出したのが「包丁一体型まな板」だ。あれ、製品名とかないの?
 
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 これこそ我が家に20年以上前から伝わる伝統的なまな板であり、私が目に入れても痛くないような可愛さを誇っていた頃から家族キャンプで使われ続けていた品だ。必然的に同様の商品どころかメーカーすらも把握のしようがない状態であり、ああ、こういうのをビンテージ物とかいうんでしょ?茶壺、知ってる。

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 二つに折り畳める方式のまな板は、扱いやすくて切るのに不自由しないし、何よりクッカーと異なり裏面が波打った形になっていないため切り損じることがない。というか、よくそんな状況で食材切ってたな、私は。
 
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 こうして板を畳むことで包丁を内部に収納することが可能であり、これでいきなり警察官に持ち物検査されたとしても上手くすり抜けられる可能性が上がるぞ!ちゃんと使用目的を持っての携行ではあるが、いちゃもんを付けられる可能性は減らしておくに限るのである。いまでも1日のうちに連続で職質された屈辱は忘れていない。

 こうした旅の最中に気がついて新たに購入したもの、必要ないと思って処分したものというのが幾つかあり、時間のある時にでもお披露目していきたいと思う。思うのだが、基本的に私は自分の旅を面白おかしく味わうことが第一なので、新たな道具を使い始めてからお披露目までに1ヶ月半くらい経過しちゃったとしても問題ないよね?うん、ないな。

 そうした自己判断ができる私の素晴らしさを改めて語る必要はないのであるが、そもそも今の流れで私の考えとか意識は必要ないんじゃないか?とか駄目!考えちゃ駄目!!


 <日本1周後感想>
 よくまあ私もまな板がないような状態で調理をしていたものだと逆に感心する。どれだけ逆境が好きなんだよ。

 とにかく自炊するにあたってまな板は必要資機材であり、これがないことには調理も始まらないだろうというレベルで重要なアイテムだといえる。

 単純に使いやすさの面からしても、まな板の大きさ・付属している包丁の使いやすさ共に高い水準で揃っており、使用するのに便利である。

 また、結構早いペースで水気が乾くため、いつまでも収納することができないといった事態に直面したことはついになかった。こうした点は細かい所だが重要な点である。

 1つ問題があるとすれば、仮に壊れてしまっても古くて製品名すら不明な品物であるため、同型の製品を入手することは極めて難しいということだ。大切に使っていこうと思う。 


 <世界半周終了時感想>
 アメリカで盗まれてしまい、こんなマニアックなまな板は恐らく日本以外で取り扱いがないアイテムだということもあり、割り切って新しい物を購入した。外見には単なる木の板にしか見えないアイテムなのであり、盗んだ奴はコレ使って何しようと考えてたのか。 
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 昨日の夜から腕時計の調子が悪くなり、遂には液晶画面に何も表示されなくなってしまう事態となった。だが、落ち着け。そもそも私のこの自転車旅は焦って走るのでも、先を急ぐのでもない。究極、時間が分からなくてもどうにか対応できるのであり、まぁ大丈夫ですよふふふん。

 という大らかな気持ちで迎えた朝。時計がないから平気で2度寝をしてしまい、起きたのは6時半。いやはや、腕時計というのは必需品ですわ。

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 あんまりテント収納が遅いと問題になるしさ

 結局朝食を食べ終えて出発したのは8時手前。梅雨も開けた時期である現在は、なるべく日中の休憩を多くして朝夕に走るよう心掛けたいところではあるが、こんなんじゃ駄目である。

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 長野だけにりんごの販売所

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 そろそろ見飽きてきた千曲川流域の景色

 そうなのだ。昨日から永遠と千曲川に沿って走ること200km。いくらきれいな景色でも、たまには変化がないとダレてくるのは必然であり、この退屈さを例えるならば「ジャンプをずっと読み続ける辛さ」に似ている。同じ号だけを繰り返して読むのである。

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 山奥に突然洋風のアパートが

 長野〜新潟の県境といえば豪雪地帯として有名であり、私も冬にはスノボを楽しみによく訪れたものである。しかし、夏に来てみると改めて雪への対策が様々な形で成されていることに気付いて面白かったりする。

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 この路側帯の広さ

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 南側に広がる特徴的な屋根

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 駅前に表示されていた最高積雪の標識 ギャグかと思った

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 そんな新潟県へと突入

 突入したのは良いが、この後も永遠と延びる道路に沿って走り続けた私であり、道に迷う心配とか全くない。嗚呼、嬉しいような物足りないような気もするのであり、人間とは業の深い生き物だ。

 雨に降られそうで降られない微妙な天気の中で、どうにか温泉併設の道の駅に到着。ここ数日の暑さは何処も変わらないとは思うが、最悪の一言に尽きるのであり、全身汗まみれの私としては早く温泉に入ってリフレッシュしたいところである。

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 休館日

 うそーん!やってられん。こういう休みを水曜日にしちゃ駄目でしょうが。いくら嘆いても突然お店がファンファーレと共に開店する気配はないので、水道の水で行水して夕食に。前々から玉子を使って料理がしたかった私であり、今日は偶然にもスーパーがすぐ近くだったため実践できて非常にご満悦である。

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 親子丼と玉子うどん 玉子を明日までに全て使い切る面倒が

 7月23日(水) 走行距離103km
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 朝になっても起きれない。本日の起床に至っては6時ギリギリであり、総睡眠時間は8時間に迫る勢いでありながら、なかなか体を起こすことができない状態に陥ってしまっている。良く言えば全身に疲れが来ている状態であり、悪く言えば怠け病である。

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 朝日が当たらなくて鳥がいなかったことも一因

 それでも起きてしまえば勢い何とかなるもので、7時半前には食事も済まして出発である。昨日に引き続き気持ちの良い晴天であり、楽しいサイクリング日和になりそうではないか。

 ・・・・2時間後  ゴメン、嘘でした。暑すぎてやってらんない。10時前の時点で気温は既に30℃に迫っており、強烈な日差しは私の美しい肌をジリジリと焼いてゆく。いわゆる「炎天下」というヤツであり、私は夏という季節は好きであるが、こうした暑さは勘弁してほしい。海に入る時だけ暑くなれば良いのに。

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 休憩のコンビニで。微妙〜なコラボレーション

 地図で見てみるとそれほど感じはしなかったが、本日走行している国道18号は東へ西へと蛇行しながら南北へ伸びている道路であり、シャキッと伸びなさい、真っ直ぐに!とか思っていたのだが、走ってみると前方に聳える山々の間を縫うようにして作られていることが良く分かる。

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 ゆえに左右を山に囲まれた光景が続く

 そうしたスネークラインを走り続けて90km、ようやく長野県庁へと到着するのであり、縦に走るとその土地の広さに改めて驚く長野県といえよう。

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 タイヤどうこうの前にオマエのキャラクターについて語ろうか

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 髪の毛が逆立つくらいの値段が提示されたのん?

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 長野県庁も名前の入ったプレートがないので分かりにくい

 四国88カ所お遍路で、お寺周りは暫く行きたくないと思っていた私であるが、長野県庁から直近である有名観光地ということで、思わずホイホイ善光寺へと赴いてしまう辺りに、私の性格が出ていると思うのであるがどうだろう。

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 本当に、久しぶりのお寺見学だと感じる

 昨日は坂道登るのが嫌で挫折した温泉だが、今日はキチンと堪能して夕食を堪能すべく小布施の街を散策する。こうした時に良い雰囲気の店を探すアンテナというものは、旅を続けているほど感覚が研ぎすまされてくるようで、大概「ここだ!」と思った店はハズレがない。

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 なんだか良い店の予感がしたのだ

 入ってみて店長に話しかけられて、常連のお客さん達と打ち解けた日には最高の晩御飯が待っている。見ず知らずの人達とだからこその楽しい一時というのは確実に存在していて、そうした中で過ごすこともまた、旅をする楽しみの1つだと私は思ったりすることもある。

 結局、様々なオマケをして頂きつつ、本日の野宿場所の指南までしてもらい、市の共同駐車場にて野宿。疲れていた体と心が一気に元気になる一時でしたのん。

 7月22日(火) 走行距離115km 長野県庁到着 35/47
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 昨日は横になったと思ったら、あっという間に寝てしまっていたようであり、やっぱり疲れていたんだなぁと実感した次第である。これが普段だと睡眠に入るまでたっぷり5分は必要とすることが多く、なかなか寝付けないデリケートな私である。

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 連休中だけあって騒がしかった道の駅

 特に体の痛みや筋肉痛があるわけでもないため、いつも通りの起床後6時20分には出発する。始めの30kmは先日富士山へ行くためにひぃひぃ喘ぎながら登った道であり、同じ道をわずか1時間強で走りきる。

 上り坂は大変なのだが、こうして楽し苦しみながら登った後で、ご褒美といえる爽快な下り坂を味わうことができるのであり、決して悪いことばかりではない。特に登りの苦労が大きければ大きいほど、それに伴って下りの快感も大きくなるのは必然であり、うしゃしゃしゃしゃと良い気分で「今日は1日楽しい走行になりそうだ。」と喜びを噛み締めている。

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 眼下の街へと一気に駆け抜ける

 さて、再び日本を北上するルートに復帰した私であるが、1度走った道を複数回通ることは可能な限り避けたい。まだ見ぬ知らない道を探求してこその旅ではないか!道だけに未知を探すのである。

 ということで、国道141号線を使って北上するルートを取る。幅は狭いが山間の風光明媚な道であり、結構なお手前で大変よろしいぞ。さてさて、どんな街を通過してゆくのかな?・・・・おっ!野辺山か。小学校の頃にスポーツの合宿で行った覚えがある場所だな。

 野辺山・・・・国道141号線に沿う清里高原に位置しており、標高は約1375mで、近くにはJR最高地点が立つ高原のリゾート地といえる。

 ・・・・はい?私は昨日、今日と2日かけて2000mの坂を下ってきたばかりですのに、また1000mもの坂を登れと?
ナニソレ、一体どういう嫌がらせでしょうか。

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 しかも太陽がサンサンと照りつける暑さ

 登りましたとも。ええ、登りましたよ。乗鞍岳や富士スカイラインに比べれば、大したことの無い坂でしたから。汗を滴らせて気持ちいいじゃないですかい。ノボリザカサイコー。

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 間もなく頂上という地点で2回目の長野県入り

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 鉄道は意外と高い場所にはないのですね

 1度登ってしまえば高原は景色がいいし、何より暑さが和らぐため非常に快適なのであり、これを読んでわざわざこうしたルートを選択した私の思慮深さは特筆すべきものがあると言ってよろしいかと。

 野宿に合わせて狙っていた温泉が、周囲にスーパーどころか食堂の1つもない超ど田舎で、先に食事を済ましてから戻ってこようとしたところ、激しい下り坂のうえに雨まで降り始めて逆戻りすることを断念。もう今日はこれ以上坂道を登りたくないでござる!

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 文章と関係ないけど活気のある市場だったのでUP

 温泉に使う予定だった金額は発泡酒からランクアップしたビールとケーキに成り代わり、私の体は近くの川に入ることで解決された模様である。ビール最高だ〜

 ケーキを買ったスーパーの軒下で野宿。

 7月21日(月) 走行距離102km
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 富士山5合目で夜間登山をすべく合流する友人達を待っている私。この間に夕食を食べておくべさ、とレストランに行ってみたところ、信じられないほどの混雑っぷり。そういえば今日は3連休の初日であり、富士登山に来る人も大層な数になるというものだ。

 30分経過し「本日唯一のメニューだったカレーが無くなりました。以後のお客様はおにぎり定食のみとなります。」との呼び声が。おいおい、勘弁してくれよと思っていたその15分後。
 「おにぎり定食の残りは10食です。それ以後に準備できる時間は未定です。」って待て待て。私の前にはまだ17〜8人の人が並んでおり、これ以上待たされるとか勘弁してほしいぞ!

 ところで私の自慢の1つに「運のよさ」がある。おそらく人生で最も重要となるこのステータスだが、何というか私は勝負所でこの自分のツキを時として実感することがままある。

 残り1食となった時点で、私より前に並んでいた人達の全てが複数人のグループであり、1人だけ先に食事するわけにもいかないと全員がその場での夕食を辞退。無事に友人達との合流前に食事を済ますことができたのであり、全くもって計画通りだ!

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 無事に友人と合流

 それでは富士山頂への登山を開始する。時に、富士山は例外的に夜間登山が許されている山であり、私たちもご来光に会わせて夜間の登山を実施しているが、推奨される行為ではないことを予め断っておく。

 しかし様々な山を登ったが、これほど大勢の登山者が列をなして登る山は始めてである。というか、出発から登頂まで渋滞から解消されることは1度もない程の人混みであり、富士山の人気を改めて思い知らされた気分である。山頂までの夜道がヘッドライトの光で浮き上がっている光景は、感動するというか白けるというか反応に困るぞ。

 気温の低さも然ることながら、吹きすさぶ風の冷たさも強烈である。防寒具をしっかりと着けてきてはいるが、あまりの寒さに山頂手前の山小屋で一休止。おしること弁当を食べたところ、一気に体が暖かくなる自分に驚き。そういえば夕食で食べたおにぎり定食は、おにぎり2つとみそ汁に少々の漬け物と1品が付いただけの簡素な食事であり、先生!どう考えてもエネルギー切れです。栄養補給の重要性を改めて実感してみたり。

 日の出時刻の5時前に山頂に到着。ついに日本の最高所へと到着したのであり、私はとてつもなく眠たいのだがどうしたものか。

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 ガスっていたものの一応ご来光

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 富士山頂に到着です

 この後、周囲を覆っていた雲も晴れ渡り、富士山御鉢回りをする私もその雄大な姿に目を奪われたりして、感動したり眠かったりと大忙しであった。

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 大量の雪が残っているのは高い山の特徴

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 とにかく登山者が多かった印象

 天候にも恵まれて非常に素晴らしい登山であった。・・・・登りは。富士山に限らず山は下りが鬼門なのだが、とにかく「眠い」「足が痛い」「景色が変わらなくてつまらない」と三重苦そろった富士下山の辛さは尋常ではない。誰だ!富士山の下りは楽チンだよ、とかいった奴は?

 それでも何とか9時半前には5合目登山口へ到着し、やったねこれで終わりじゃないよ!23.5kmに渡る富士スバルラインのダウンヒルが待ち構えているのであり、満身創痍の体にとんでもないご褒美痛み入る。

 流石にこの後、走行することはせずに友人達と昼食→温泉という山行後のゴールデンコースを堪能して体の疲れを取ることに専念する。そのまま道の駅に野宿して、明日からの走行に備えますのん。

 7月20日(日) 走行距離39km 日本最高所 富士山頂到達 12/18
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 猫は天ぷらが好きである。これは実体験に基づいた経験則であり、間違いない。というか温泉入っている間に私のお弁当を漁り、天ぷらパックを盗んでいった猫を私は絶対に許さない。食べ物の恨みは恐ろしいぞ。

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 その温泉(の駐車場)で野宿した朝

 さて本日は乗鞍に続いて、厳しい登りとなる1人富士山ヒルクライムの日である。走行距離こそ少ないが、勘弁してほしいレベルで坂を登らさせられるので、これはもう恐怖におののくあまりに顔が引きつってしまうやもしれん。ああ楽しみである。

 とりあえず私は山梨県側からの富士登頂を考えているので、富士スバルラインへ向けて精進湖→河口湖と富士五湖を周辺を走行する。走行するのだが、もう既に上り坂が厳しいのですが。なんだこれ?というか雨まで降ってきて、やる気も体力も根こそぎ奪っていく。まだ、料金所にも辿り着いていないというのに。

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 雲掛かった湖を横目に

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 樹海の中をひた走る

 どうにかスバルライン手前のコンビニまで辿り着き、補給用品の準備をしていよいよスタートするべ、と料金所までの坂道を登り始める私である。もとい、登り始めた私に与えられる大雨という名の試練である。

 まてまてまて〜い。洒落にならない雨の上に雷まで鳴りだして怖くて仕方ないぞ。とりあえず料金所の屋根の下に避難して、雨宿りをしつつ昼寝。・・・・3〜40分ほど意識を失っている間にどうやら雨は降り止んだようであり、ようやく、本当にようやくヒルクライムの開始である。

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 スバルラインには距離ポストがあって親切

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 富士山は1合目から登るのがジャスティス

 先般の乗鞍スカイラインと同じくらいの標高差なのだが、こちらの坂は倍以上距離が長い。どういうことかといえば、斜度が緩やかであるということであり、時間はかかるが登るのに足がオカシクなるほどの苦しさはあんまり無い。言い換えると、そこそこ有る。

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 2合目

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 3合目にはバス停もあったけど、そんな中途半端な場所から登る人いるん?

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 ってか1〜4合目ってちゃんとポイントあったんだ

 どうにかこうにか4時間弱の時間をかけつつも2302m、富士山5合目に到着です。実は友人と一緒に登山の計画を立てていたのであり、夜から合流して夜間登山へ移行するぞ。あれ?私の睡眠時間はどうするのん。
 
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 前半戦の終了である

 7月19日(土) 走行距離55km
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 今日もホテル「道の駅」は快適である。あまりに快適すぎるためか、私の他にも2組ほどテント泊している人がいたが、私の出発時には既に跡形もなくなっていた。6時半の出発でビリとは流石、野宿を常としている者達は行動が早い。

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 恐らく昨日寝るのが遅かったためだと思われる

 本日もまた日本海を北上するルートから外れて一路富士山へと照準を定め、山間の道を南下する私である。というか、走っている道は国道20号線こと甲州街道であり、うおぉ、なんだか何度も走った勝手知ったる道を久々に走るというのも良いモノである。例えるなら同窓会の喜びに近いかもしれない。おまぇと会うのも久々だなぁ

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 国道20号線の看板が懐かしい

 昨日の乗鞍ヒルクライムによって私の足の筋繊維は恐らくズタズタになっていることであろうし、今日は無理をせずにゆるふわライディングを心掛けていきたいと思っていたのだが、そうは問屋が甲州街道。最初から良い感じに峠道を登らせてくれるのであり、その心遣いに涙が出てきそうである。

 諏訪湖を経由してからは下り基調の道が続く。まぁ山地から平野部に下るルートを選択しているので、そうでなくては困るのだが、先ほどの峠のように時として道は突然牙を剥いて襲いかかってくることもある故、私は常に万全の心構えを忘れずにおきたい。むしろ忘れてしまいたい。

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 山梨県 出発地の東京もすぐ近くですね

 快調に走っていたところ、対向する自転車に何やら大荷物を背負った輩がいるではないか。はいは〜い、同業者の方ですよね?聞けば日本1周を始めてまだ5日目とのことである。うわぁ、良いなぁ。私も走り始めの頃は、周りの何を見ても面白可笑しい物ばかりに興味が行ってしまいゲラゲラ笑っていたものであるが、今では対して面白くなくても大笑いするようになってしまった。ん?

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 これから北上するとのことで、そのうち何処かでまた会えるかも?

 いやぁ、何でか自転車旅行者同士の出会いってやる気とか元気を貰えて嬉しいなぁ、よっしゃやってやるぜ!と走ること20km。前方に見えるのは大荷物を抱えた自転車ががが。

 なんとまたも日本1周自転車乗りとの遭遇である。偶然ですよ、念のため。何なの?今、自転車旅行が大流行りとか最近のトレンドとかになってるのん?

 こちらの方は大阪から出発して南関東を経由した後、新潟から北海道を目指すとのこと。やっぱりルートは似通ってくるのであり、きっと青森辺りで再開するのだろうなぁ←フラグ とか思っている。

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 ビンディングペダルで日本1周とは凄いやる気だ

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 その後に山梨県庁へ到着

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 人物秘匿のため顔は隠します

 さて、県庁も踏んだことだし、いよいよ富士登山をするために富士スバルラインへと向かって歩を進めるぞ。かの弱虫ペダルでインターハイの最終日ゴール地点となった場所であり、毎年開催される富士ヒルクライムの会場でもある有名な坂ではあるが、私は未だに登ったことが無い。ああ楽しみ半分、勘弁してくれという思いも半分。

 とりあえず本日は序章として上九温泉まで走行し、温泉の駐車場で野宿。明日、乗鞍ヒルクライムにも負けず劣らずの、厳しい上り坂地獄が幕を開ける!乞うご期待というやつである。

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 オイオイ、既に坂道キツいんですが〜

 7月18日(金) 走行距離117km 山梨県庁到着 34/47
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 朝起きてみたら、もの凄い豪雨の音。一気にやる気をなくして「今日は1日温泉でダラダラかなぁ」とか思いながら2度寝。1時間後に目が覚めるも、やはりもの凄い音は止んでいない。どれだけ大雨なんだよと外を見てみると雨降ってねーし。どうやら隣の川を流れる水の音だったでござる。

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 こんな場所で寝てるから勘違いするのだ

 今日はこの日本1周でも1、2を争う厳しいルートであるところの乗鞍岳ヒルクライム(重量+45kg)に挑戦するのであり、そうした日に1時間寝坊するあたり、厳しい日だからこそ1時間でも多く睡眠を取って万全の状態でアタックするべし!という意識が働いたのだと思われる。

 そんなワケで何時もより遅い8時に出発。走り始めて400mで早くも上り坂であり、ここから標高差約2000mを駆け上っていく私である。

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 補給ポイントに笑わせるもの作るなwww

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 山々の間を必死に漕ぎ続けて登ってゆく

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 乗鞍スカイラインの表示が見えてきた

 そうなのである。ここまで2時間をかけて1000m近くの標高を登ってきたのだが、ようやく乗鞍スカイラインの「出発点」であり、ここからが本当の地獄だ。もう私の足は限界ギリギリだ。

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 パネェ

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 ってかしんどい

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 もう、ゴールしても良いよね?

 まてまてまて!精神的も逝ってしまいそうだが落ち着け。途中、軽トラのオッチャンが「乗せてってやろうか?」と言った時も「自分の力で登らないと意味ないから」といって断った、あの時の世界一カッコいい私。時を遡ってぶん殴りたい。

 そんな弱気な気持ちがよぎること数十回。時間にして5時間もの激闘を経て、到着、到着です!

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 ここが道路の最高所、畳平である

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 気温が6℃しかなく慌ててウインドブレーカーを羽織る

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 実は本当の最高所はこの位置

 いやはや本当にお疲れさまでした。週末には富士山ヒルクライム(重量+45kg)が待ってるゾ☆

 5時間かかって走りきった30kmの距離を下り坂で50分以内に走り終え、何というか人生の不条理について色々と思うところがあるのですが。

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 まだ残雪が大量に

 その後も松本まで下り基調の道を走る。というか下り坂じゃなかったら、おそらく私の今日の走行はその時点で終了していただろうと思われるが。どうにかこうにか松本市街地の道の駅へと辿り着くのである。

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 北アルプス登山家の前線基地 新島々駅

 7月17日(木) 走行距離97km 道路最高地点 乗鞍岳畳平到達 11/18
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