自転車ときどき世界1周

2014年10月

 そんなワケで日本1周を終えて何をしているかと言えば、半年の間に見れなかったDVDをレンタルしたり、マンガを読んだり宴会したりと忙しい私であるが、次なるステージとなる世界1周に向けた準備も徐々に始めている。

 日本1周で実際に使用してみて想像以上に便利であった道具もあれば、この機会に別の物品に買い替えたりする物もある。単純に使い続けてボロボロとなってしまったような物品もあったりするのだが、これについては明日更新する使用道具一覧表で、各道具の説明後に「日本1周した際の使用感」として感想を書いているので、長距離自転車旅行をしようという方は参考にしてほしい。

 というか100種類近くもある道具1つ1つの感想を、1日で済ますとか阿呆である。なにやってんだ。


 とりあえず世界1周への準備で走行しない間の約1ケ月は


 1、自転車日本1周のデータまとめと傾向について

 2、新たに準備した道具の紹介

 3、日本1周で感じた特徴やマヌケだと思うこと


 といったことについて更新していくつもりである。とりあえずゲームやり過ぎで駄目にならなければ、1日1回更新のペースは守られるのではないか。もしブログに変化が無い場合、悪いのはスマブラの新作だ。若しくはサイコブレイクか。

 自転車ときどき世界1周と歌いながら、半年以上に渡って偽りの状態が続いており、そもそも私は海外に1度も行ったことが無い人間だったりするのだが、ようやく背負った看板に恥じぬインターナショナルニートになれるというものだ。

 なお、それに伴って少々ブログのデザイン等も変更する予定であります。あしからず
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 とりあえず日本1周を走ってみて思うことは、「自転車日本1周」とは自転車に乗れる健康な人間ならば、誰でも可能であるということである。凄いことでもなければ特別なことでもない。ただ自転車という乗り物に乗って走り続ければ、そのうちゴールできる。

 体力的に辛いならば走行距離を減らせばいい。キャンプ用品が重たいならばホテルに泊まるだけのこと。少なくとも自転車における日本1周は「冒険」ではないし、「一部の人にしかできない」ような行為ではない。誰もが挑戦することができるけど、ほとんどの人がやらないだけのことである。

 だから、理屈の上では明日からママチャリ1台でフラッと飛び出して日本を1周することもできる。十分な資金さえあれば日本国内で野たれ死ぬ可能性は限りなく0に近い。


 しかしそれでも尚、自転車で日本1周をするという行為は素晴らしいものだ。先の言葉と矛盾するが、日本中を自転車という乗り物で走りきるのは結構大変なことであり、簡単に達成できることではないのである。

 実際走ってみてつくづく実感したことだが、別段自転車旅に体力的な要素は重要ではない。そうではなく、自分が旅という良いことばかりではない日々を、それでも楽しんでゆくことができるかなのだと思う。

 夜眠る場所を探すのにも一苦労。汗まみれの体でシャワーを浴びることもできない。夕食を食べようにも食堂はおろかコンビニの1件も無い。洗濯は公園の水道の水。トイレが見つからずに大慌てetc…

 そうした普段の生活で味わうことの無い不便さもまた「旅の楽しみ」であり、こうした出来事を「苦労」と取るタイプの人は旅を続けるのは難しいと思う。逆になかなか得難い経験だと思い、そうした出来事を楽しめるような人にとって、旅という娯楽はこれ以上無い愉悦となる。


 国内で「行ってみたい」と私が思った場所においては、ほとんど全ての場所を訪れたのであるが、自転車の旅において大切なのは「移動している最中」なのである。これこそがモータリーゼーションを使用して旅をしている人達と、自力での移動をする者共との大きな違いであろう。

 こうして走り終えた後に思い出す光景には、必ず旅の途中で出会った人がおり、良くしてくれた人がいた。自分1人の力で進んでいくはずの旅なのに、どこでも見ず知らずの人達と一緒だった。その出会いのほとんどは、名前も覚えてないような道の途中やコンビニで休憩していた時である。

 目的よりその過程が大切!なんて説法を語る気持ちはほとほと無いが、私の日本1周の旅とは「人との出会い」であった。美しい景色よりも、歴史ある建造物よりも、美味しい食べ物よりも、だ。そうした旅であったことが嬉しくあり、そうした旅ができる自転車が好きなのである。


 日本1周の延長線上として世界1周があるとは思っていないが、世界中の各地に住んでいる人達は日本と変わらずに良い人達だと信じている。そんなわけない、考えが甘いなんて言わせたい人に言わせておけば良い。

 言葉の違いに文化や宗教、肌の色からそれまで生きてきた国から環境まで、その全てが違っても関係ない。私との出会いを嬉しく思ってくれる人が確実にいる。自転車で日本1周をして私が得たものは沢山あるが、そうした確信を持てたことは、これ以上ない喜びだといえる。
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 夜間車両進入禁止である公園のはずなに、やけに騒がしいと目が覚めたのは5時45分。テントを這い出て確かめてみれば、現れるは散歩で駆け回る犬達である。まったく、私がテントを張って寝ているというのに場をわきまえないこと甚だしい!とか思いつつ通報されぬよう笑顔で挨拶するいい性格である。

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 確かに散歩したくなるロケーション

 晴天のもと太平洋を眺めつつ、湘南の海岸線を走る。私は浜っ子でないため江ノ島が見えて来ようが感動することは無いのであるが、見覚えのある道路を久しぶりに走行するのは感慨深いモノがある。

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 江ノ島が見えてきた 俺の家はテントだ

 国道467号線を北上し、我が故郷の都内へと再び突入である。いつもロードで練習する時に使っていた国道246号線を見つけ、あんなに交通量が多く自転車に対して厳しい道路を久しぶりに走行して、感慨深いモノが出てくるはずもない。早々に道を離れる私である。

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 酸いも甘いも東京都

 もはや到着は時間の問題であり、そろそろ感動のバックミュージックが徐々に入ってくる段階だと思われる段階であるが、当人の意識は7ケ月振りに食する行き付けのラーメン屋のことで頭がいっぱいだ。

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 変わらぬ味に舌鼓を打つ

 ああ、もう10km走らないで到着だよ。なんだかな、寂しいというか侘しいというか。日々通勤で走っていた道を、今こうしてロシナンテ号と共に走っている不思議。いや、不思議でも何でもないのだけど。

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 地元の道路を越えて
 
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 故郷の多摩市へ

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 何もかもが懐かしい気がしないでもない

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 にょきにょき生えてるベネッセも

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 入ったこと無いサンリオもある

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 本物見たこと無いパルテノン神殿を模したパルテノン多摩から坂を下れば

 2014年10月24日 15時00分 出発から201日を経て多摩センター駅で日本1周ゴールです!サポーターの人達がいたならばウェーブを作り、打楽器を叩きならして騒いでいることでしょう。

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 お疲れ様でした〜

 10月24日(金) 走行距離65km 日本1周制覇&30歳誕生日

 第1部  完
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 ソファーで寝さしてもらっていたのだが、朝4時!?から毎日実施されているイベントがあるとかで入館客が入ってきたので、管理人のオジさんのススメで2階の畳の部屋へと移動する。始めからこちらで眠れば良かったと思いつつ2度寝である。

 半ば予想していたことだが、起きてみれば外は雨。まぁ無理して走って最後に怪我でもしてはあんまりなので、ここは1つ男らしくどっしりと構えた態度で臨むのが吉であるとして、天気が回復するまで小説を読みふけることにする。

 丸1冊を読み終えたところで時間はお昼過ぎ。雨も幾ばくか弱まってきたようで、何時までも厚意に甘えるのも申し訳ないと思い出発することに。そう語るにはお邪魔し過ぎじゃないのか?という疑問については却下させて頂く。

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 とはいえ天気は曇り空

 少々進んだところで再び降り出す雨。なんだよ〜、中途半端な態度を取らないでほしいのですが。慌ててコンビニに逃げ込み雑誌の立ち読みをして状況の改善を待つ、状況に成されるがまま体質の男なのである。

 そんなワケで再出発したのは14時半。もはや今日頑張って走ろうなどという気持ちは微塵も無く、「とりあえず久里浜の隣町くらいまで移動しないとカッコつかない」という意識のもと、新たな野宿ポイントの検索に余念がない休息原理主義の体たらくである。

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 そんな気持ちだったので撮った写真も極僅か

 とりあえず私はロマンチストなので、日本1周最後の夜を面白味のない場所で過ごしたくないという思いから、半端な場所で野宿したくないのである。やはり情緒溢れる素敵な野宿で最後の夜を迎えたいではないか。

 そんな思いを胸に秘めつつ探しまわってみれば、案外良い場所というのは見つかるモノなのである。海の見える公園なんて気の聞いた場所があるじゃないか!

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 これならば私も文句無い

 大いに満足したので、夕食を食べに行こうと周辺を散策してみたところ、食堂は全て閉まってたでござる。仕方ないのでスーパーで半額弁当を購入し、日本1周における最後の夕食は、ロマンチスト的に大変残念なモノとなってしまった。あと外で発泡酒飲む季節でもなくなってしまった。寒い。

 次回、日本1周完結編・・・の予定。

 10月23日(木) 走行距離21km
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 昨日から永遠と寝続けている私であるが、日記を書いたりブログ記事を書いたりといった作業をしていると船酔いで気持ち悪くなるので仕方なくゴロゴロしているに過ぎない。私のことを称して勤勉家などと呼ぶ人がいる気がするくらい、本来は真面目な性格なのだが涙を飲んで横になっているのである。

 お昼過ぎになって竹芝桟橋ではなく手前の久里浜港へ寄港するフェリー船。ここで途中下船しても料金は変わらないとのことで、わが故郷多摩センターへ戻るのに都内を走るより楽しいだろうと考えて久里浜にて降りることにした。

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 ごった返す出入口付近

 邪魔にならぬよう自転車を抱える私は最後に下船して、久しぶりの本土の大地に踏み立った瞬間の感想は・・・・雨でやってられない。

 というか東京近郊が雨降っているなんて知らなかったのですが。勘弁してほしい気持ちを胸に抱えつつ、とりあえず雨宿りできそうな久里浜の駅付近へと移動する。

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 アーケードになっていたのは助かった

 どうやら明日も1日雨が降り続くようであり、どうせなら日本1周のフィナーレは晴れた空の元でゴールしたい私としては、頑張って走ろうという気持ちにどうしてもなれないのである。そんなワケで周辺でテント張れそうな場所を探してウロウロと見て回る。

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 ハロウィンが近いのね

 と、目に留まったのは町会の会館。ここの軒下を貸してもらえないかとお願いしてみたところ、「寒くて大変だろう」と建物内に入れて頂けることに。おかげ様で今日も屋根の下で眠ることができるのであり、私は大変幸せ者です。

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 ソファーでも

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 畳の部屋でも良いんです

 近くに銭湯もあるという便利な立地に大いに助けられて、ゆったりとしながら眠ることになった久里浜の夜。明日も雨らしいけど、それについては明日考えよう。

 10月22日(水) 走行距離5km
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 滅茶苦茶眠くて朝起きるのに苦労しつつも、どうにか7時過ぎに起床。こういう2日酔いと睡眠不足の状態で、朝食が用意されているのを横目に自炊をするのはなかなか大変である。

 初日に買い込んだ食材を全て消費してしまおうと調理していたら、時間は瞬く間に過ぎてゆき、食器を洗い終えた時には9時になってしまっていた。時間過ぎるの早いよ!

 他のホステラーと一緒に枝珊瑚が群生している場所へシュノーケリングへ繰り出す。本当に集落のすぐ側でも凄まじく綺麗なポイントがわんさか存在しており、父島の規模の小ささがこういう時は逆に喜ばしい。

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 南の島の珊瑚礁です


 Go Proが活躍した始めての場面かもしれない

 綺麗な海を堪能し、YHに戻って出港の準備とする。正直、次に船が出港する10日後まで島に滞在するのも悪くない・・・と思うのだが、この島では自転車を走らせることが少なく、目前に迫った日本1周終了へ何時までも足踏みしているのもどうかな?という思いもあったので、5泊6日の短いバカンスとなった。(ツッコミ待ち)

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 ウミガメのスープって有名な推理問題を思い出すな

 YHの人達と一緒に出港するフェリーへと移動。私1人自転車に大荷物を抱えていたりするが、それは大きな問題ではない。そう思っていたのだが、搭乗口で荷物預け入れを申し込むと「受付は終了しました」

 ・・・・ファッ!?

 大慌てで船員の人に直接交渉して、直接船内に自転車を持ち込ましてもらう形で事なきを得る。恐らく小笠原フェリーでフル装備のキャンピング自転車を持ち込んだ、史上初の人間かもしれないという微妙な感じを抱えつつ、全くもって危なかったんだぜ。

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 楽しいYHでした

 いざフェリーが出航すると、お見送りの素晴らしいこと驚きである。島のボートがフェリーに追想してきて、何時までも横で手を振っている光景は「小笠原の島は良いなぁ」と思いを抱かせるハイライトなった。

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 どこまでも一緒に付いてゆく

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 そして船から飛び込む人々

 我らが小笠原YHの人々はというと、昨日夕日を見たウェザーステーションにて手鏡を使用し、反射する光を船に当てる「光通信」に勤しんでいた。船上の我々も通信を返しては、その速度と意外と遠くまで届く距離に一喜一憂してたりする。

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 出航後30分くらいまでは通信できるものなのです

 そういえば私は寝不足であった!ということで一息ついた後はひたすら昼寝。20時頃に目が覚めた後も日記を書いていたら、船酔いで気持ち悪くなってきたので再び就寝。動かない時は基本的にひたすら寝ている私であった。

 10月21日(水) 走行距離8km
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 小笠原YH特有の朝のメロディーで目覚める。自転車で毎日走らずに遊ぶ日々というのも、それはそれで悪くない。本日はボートを使ってイルカを追いかけるという、如何にも南国の島を想起させるようなツアーに参加することにした私であり、何だかリゾートチックな旅をしている気がするのだが、今日の朝食は玉子かけご飯である。

 8時半にYHまで迎えにきてくれたツアー会社に連れられてボートに乗船し、いざドルフィンスイムへ!と意気込む私。

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 ファンキーな操船をする船長の船にて

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 父島を横目にイルカを探す

 ・・・・2時間後。全然イルカなんぞ出てきやしねぇ。永遠とボートを走らせ続けて水と風のダブルパンチで、肌寒いわ変に疲れたわで骨折り損である。私は過去にドルフィンスイムを何度か体験しているのだが、その際には出港してすぐにイルカと泳いでいたのであり、その時の経験が残っていてより残念に思ってしまう。

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 途中でスキンダイビングが2回あったのん

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 戦時中の船だと実感する砲台

 そんなワケで午後の部。高い料金払っている無職の人間の立場としては、何の成果も残せないまま終了することは勘弁してほしいと思いながらの出港である。イルカに出会えなかったら半額キャッシュバックサービスとか無いんかい。

 そして2時間。諦めかけたところでようやくイルカと遭遇である。ここで重要な点として、小笠原のイルカには2つの種類が生息しており、それぞれハシナガイルカとハンドウイルカという。

 前者は群れを作って船の周囲を遊び回ったりするイルカだが、人が海に入ると逃げてしまうので一緒に泳ぐことはできない。後者は人が海に入ると興味を示して一緒に泳ぎ回ってくれるイルカであり、小笠原ではハンドウイルカが出た時に海へと入ることが許されるのである。

 もうお分かりだと思う。現れたのはハシナガイルカであり、私は指をくわえてイルカが泳ぎ回っているところを見続けていたのである。

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 楽しそうにジャンプしていますねぇ


 くそぅ、泳ぎたかったな

 消化不良の感が否めない気がしないでもないが、まぁ1つくらい遺恨を残しておく方が、もう一度訪れたいと思うってものである。そうに決まってるのでこの話は以上で終了。

 YHに戻ってきて他の宿泊客(ホステラーという)と一緒にウェザーステーションという高台に夕日を見に行く。こうして文章にするとなんという青春の1ページと感じるが、現実は車の空きスペースが勿体無いという理由で同乗させてもらったラッキーだったりする。

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 大盛況でした

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 何回見ても夕日が沈む瞬間は良いものだ

 フェリーの出航日前日ということで、YHでパーティの開催である。流石に空気を読んでこの時は自炊を控えて参加させてもらった。豪華な食事とヘルパーさん達の出し物が素晴らしく、飲めや歌えやの宴会は1次会が終了した後も、残った面々にて何時までも何時までも続いてゆく小笠原の夜である。

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 島に伝わる民謡踊りらしい

 結局最後の1組まで残って飲み続けた私であり、ふと時計を見ると2時半とかになっていた。明日の午前中にもう1度泳いで遊べるか不安が残ると思いつつ就寝。

 10月20日(月) 走行距離0km
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 朝の6時50分になると館内放送ならぬ島の歌が流れる小笠原YH。夜は蚊に悩まされてなかなか寝付けなかったりする私なのだが、それでも変わらず朝はやってくる。眠い目をこすりながら朝食を作る私であり、自分も食事をお願いすれば良かったかな?とか思ったりするのだが、寂しい懐には難しい相談である。

 午前中は他の宿泊客に教えてもらった「釣り浜」という湾へ移動しシュノーケリングに勤しむ。何しろ大きな浜の利用客は私を含めて2名だけ。なんというプライベートビーチ!と大喜びしながら青い海を満喫する。

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 まさに南国の海

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 魚もわんさか泳いでいて今夜の夕食にしたいものである

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 なお、浜へは凄まじいジャングル道を通ってゆく仕様

 海を堪能した後は山でしょう?ということで、せっかく船で運んできたロシナンテ号を放っておくことはせず、父島1周へと洒落込もうとする私は自転車好きである。

 何しろ小笠原諸島は小さな島であり、その割にアップダウンが激しく自転車で走ると大変な苦労が伴うにも関わらず、大して走ることができないという、労多くして益少なしの土地なのである。ワクワクするではないか。

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 独特な動物注意の看板が目を引く

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 山の頂上から島を見渡す楽しさといったら!

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 名前とか知らないけど南国と思われる植物は数多くあった

 植物センターなるものを見つけたのでとりあえず見学してみる。私個人としては、食べられる実を付けない植物にはとんと興味を示さないのであるが、なかなか見所があって楽しい場所だったのである。

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 手作り感溢れるヤギ侵入防止柵

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 「この道を通りたければオレを乗り越えていけ」的な?

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 絶対手入れをしていない道

 到達するのに大変な苦労を伴うビーチとかも行ったのだが、基本的に小笠原の砂浜はどこも綺麗なのであり、わざわざ苦労して行かなくても手頃な近場の海岸でも十分に綺麗で静かな海を堪能できるという贅沢。私の移動時間を返しなさい。

 午後一杯を使う程でもなく島内散策は終了。小さな島なのである。とりあえず夕食はYHから大きめのフライパンを貸してもらい、オムライスを作ってみる。大きなオムライスというのが好きになったのは、この旅を始めて食堂で食べさせてもらってからであり、機会があれば自分で作ってみたいと思っていたのだ。

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 玉子は5個使用しております

 ちょいと色合いが悪い気がしないでもないが、大旨満足しての食事であった。他の客と飲みつつも22時半には就寝。

 10月19日(日) 走行距離29km
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 目が覚めても未だ船の中。当たり前の事実なのだが、ここで個人的なことを言わせてもらえば、私は単一の場所に用もなく停まっているのが嫌で仕方ないタイプなのだ。別段何をするでもないフェリーの中に、寝ても覚めても居続けるということに対して皮肉の1つでもいいたくなるのが人情ではなかろうか?

 そうした25時間半に及ぶ長旅も終盤を迎え、11時半となってようやく小笠原諸島は父島に到着である。ある意味自転車で走るよりも疲れた気がするぞ。

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 週に1度の入港だけあって大賑わい

 乗船の時に抱えた荷物を再び持ち運ぶ苦労をしつつ、ようやく陸地に上陸できたと思うと感慨深い。そんな喜びに浸りつつも、島特有の「フェリーに合わせてお出迎え」で来ているユースホステル(以下YH)のスタッフや他の宿泊客達とともにYHへ移動。

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 小笠原はキャンプ禁止の島なのである

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 ストレスも知らないの?・・・・アレ、何のことだっけ?

 一通りの手続きを済ませて昼食を食べた後の午後。せっかくなので村内を散策ついでに美しいと有名な小笠原の海を体験してみようではないか!と意気揚々と出発。ちなみに3点セット(フィン・シュノーケル・マスク)については東京で友人から渡してもらっており、抜かりは無いんだぜ。

 しかし小さな島の小さな集落である。ものの5分と経たぬうちに村の外れに到達してしまうレベルであり、何か面白そうなモノはないものかと選んだり探したりすることもなし。それでは海洋センターとやらに入ってみることにする。

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 デカいウミガメである

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 大概赤ちゃんは可愛いと決まっている

 というか亀以外の見所は殆どない場所だったな。まぁ別に構わない。小笠原といえば世界自然遺産にも登録されているように、その雄大な自然にこそ価値があるのだ。そんな海の世界へいざ行かん!

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 珊瑚礁を東京都で見れるとは

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 こういうの見てると「美味そう」って思っちゃうよね?

 とりあえず初日は簡単に泳いで終了とす。というか最低でも3日は島から脱出できないので、とにかく食材を買い込んでおかなければならない私であり、YHでの食事は「値段が高い」の元に自炊をする唯一の宿泊客として大忙しなのである。

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 2段ベッドで泊まらせる昔ながらのユース

 20名以上の宿泊客と一緒にミーティングを行うのも昔らしいYHだよなぁとか思いつつ、22時半位にベッドへ移動し就寝することにした。・・・のだが、まさかの蚊が邪魔して何時までも眠れない。こんなこと一体誰が予測したであろうか。

 10月18日(土) 走行距離7km シークレットポイント5 小笠原諸島到着
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 実は竹芝桟橋に到着したのは16日の14時過ぎであり、そこから自転車のデポとか友人から水中カメラをを借用したりとか色々作業をしていたのだが、気付いたら小説4冊も買い込んでしまったりしていて、ブックオフ恐ろしい子。

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 フェリーは翌朝10時出発

 小笠原諸島は道路を1周しても20kmに満たない小さな島なので、ロシナンテ号の使いどころは少ないのだが、ここまで苦楽を一緒にしてきた相棒を置いていくなどできるわけが無い。心身一体神衣鮮血と言っても良いロシナンテ号である。当然一緒に持っていくこととした。

 荷物預け入れ場で規定の料金を支払ったところ、「取り付けてるバッグは別料金だよ」とか言われたので、全てのバッグを手荷物として持ち込めば良いでしょう?そうなんでしょ!

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 というわけで40kg以上の荷物を抱えるハメに

 ヨタヨタしながらもどうにか船内で一息。出港に合わせて離れ行く東京の大都会を見つめながら、いざ行かん東洋のガラパゴスこと小笠原諸島へ!

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 行く先も東京都なのだが

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 展望デッキに群がる大勢の暇人達

 いつぞやの沖縄フェリーもそうだったが、とりあえず船内を一通り探索して回った後、この船にはお風呂がないので新聞を読んでいたのだが、気付いたら思いっきり居眠りしているのであり、そういえば昨日はネットカフェで満足に眠れなかったのであり、2日続けて睡眠不足で限界だったりする。

 自転車旅行で睡眠不足というのは有り得ない事態であると思う私だが、それもこうして25時間もフェリーに乗っていることを織り込み済みとするならば不思議ではない。そんなわけでちょっとだけ昼寝とする。

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 雑然とした2等船室

 7時間後に目が覚めて、沈み行く夕日も周囲一面の大海原も見逃した私であるが、まぁどうということは無い。夕食を食べた後、消灯まで小説を楽しみ再び就寝。これだけ昼寝をしている私だが、結構眠れるモノである。

 10月17日(金) 走行距離2km
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