自転車ときどき世界1周

2015年01月

 とりあえず中国国内において日本と同じように野宿することは、まぁ不可能ではないと思う。それなりに大きな公園やレストエリアっぽい建物もないわけではないので、本気で野宿の自転車旅行をしたい人がいるならば、それも1つの方法だと思う。オススメしないけど。

 というのも、中国ではほとんどの町に1000円以下で宿泊できる安宿が軒を連ねており、物価の安さも相まって、1日2000円程度で旅を続けることが可能だからである。これは、私が日本国内で野宿旅をした時よりも安価な旅費であり、よっぽど金銭で苦労しているのでなければ、宿に泊まることに異存はないと思う。

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 個人的に1泊の平均金額は50元(約1000円)くらい

 しかし私の語っている宿泊料金は、あくまでも「安宿」としての範疇における話。中国国内には宿のランクとして、上から「酒店」「賓館」「旅館」「招待所」といった区分があり、酒店や立派な賓館といった高級系の宿はここでは除外している。

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 酒店は英語名でHOTELと看板出してることが多かっ

 こうした区分の他にも「住宿」や「旅並」、「祖房」に「出祖」といった表記の宿泊施設もあり、明確に区分けされているワケではないのだと思う。実際、料金や設備に関しても賓館より立派な旅館が存在していたりと、曖昧な点が多い。

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 総じて部屋自体は広い

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 自転車ごと持ち込むこともあった

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 倉庫がある時は荷物だけ

 しかし本当に厄介なのは、中国政府が「外国人は安宿に泊まってはいけない」という政策を打ち出している点にある。このため、宿によっては「公安(中国警察)が来るから泊められない」と断られてしまうことも多い。

 経験上、田舎の宿泊施設ほどこの取り締まりは緩くなっている。というか通達が徹底されてないというべきか。結構な比率で身分証の提示すら省略している宿もあった。

 逆に大都会では安価な宿は姿を消すわ、たまに見つけても宿泊拒否。最低料金が120元(約2400円)とかの宿が増えてしまい、貧乏旅行者にとっては苦しい展開となる。

 そうしたレベルの大都市においては、ユースホステル(中国では青年旅舎と書く)が存在しているため、こうした施設を活用するのが望ましい。日本ではユースホステルというと地方の観光地等にあるイメージだが、海外においてユースは大都市に集中している印象。

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 英語が通じる点も楽で良い

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 ただし、ドミトリーこと相部屋である

 土地が余ってるからか、どんな安宿であっても室内自体はかなりの広さを保っており、自転車と荷物を全て持ち込んでも全く問題無し。むしろ、ベッドは2つも要りませんと思ったりもする。

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 1部屋単位での料金なので2人旅行なら半額に

 基本的にどんな安価な部屋でもテレビだけは設置されているが、その他の設備は料金と共に変動していく。100元を超えるような高級宿ではエアコンは勿論、トイレも洋式、無料のミネラルウォーターまで付いてくる。

 逆に安価になればなるほど、ベッド以外の設備は無くなっていく。特に料金との変動が顕著なのはシャワーで、宿のランクが下がると湯量がまともにでなくなり、更に共同シャワーへと格下げし、最後にはシャワーの存在自体がなくなる。この場合は近くのシャワー屋に行くことになる。

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 共同シャワー室・・・・というか流し場?

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 良い宿だと壁紙も綺麗

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 安宿では窓すら締まらないことも

 最低20元(約400円)から198元(これは私が払ってないけど)の高級宿まで色々と泊まったが、この程度の値段で安心・安眠とWi-Fiが買えるのならば悪い選択ではないと思う。結局、中国の安宿で全くWi-Fiが無かったのは2件だけであった。フリーsimカードを購入しなくても全く問題ないレベルの普及率だと思う。

 ただし中国人の気質なのか、手続き云々に関しては非常に遅い。場合によってはチェックインするまでに30分以上を要したこともあり、特にパスポートでの外国人登録作業には毎回時間を取られた。場合によっては公安が訪ねてきたりすることもあり、コチラとしては気が気でない。

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 やたらとベッドが大きい

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 こちらは無料で泊めてもらった部屋

 チェックインの手続きに関しては、宿に泊まる必要単語をノートに書き写して従業員に読ませて交渉していた。何度も同じ単語を読んでるので、言葉は覚えているのだが、発音が悪いせいか喋っても上手く相手に伝わらないのだ。

 「有没有房間」  (部屋はありますか?)
 「多少銭、一個人」(1人いくらですか?)
 「我想看房間」  (部屋を見たいのですが)
 「我是外国人」  (外国人なんですが)
 「我想住一天」  (1泊お願いします)

 辺りの単語を並べれば大抵はスムーズに受け付けてくれる。海外の宿には日本と異なり宿泊料より多めの金額を徴収されて、チェックアウトの際に差額を返金される「預かり金(デポジット)」という制度があることを知らずに、悶着を起こしかけたのも良い思い出だ。

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 隣り合う3件の宿

 外国人の宿泊制限という意味不明の制度があるのは世界広しといえども中国だけらしいが、ユースホステルには世界各国の旅行者が滞在していたのだし、そうした外国人観光客に対して門戸を広げてしかるべきだと思いますの。

 とはいえ中国の宿は安くて面白い。キミも制限に負けず中国安宿にレッツ・チャレンジ!
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 中国40日目 マカオから西南西に約270km 大山町〜ベトナム国境から東に約240km 遂渓具の町

 どんな時だって、慣れてきたと思い始める時期が1番トラブルに遭遇しやすいものなのだ。精神的にも落ち着いて、油断しているワケではないが、気のゆるみによる不注意や事故に遭遇しやすいのがこの時期だと考える。

 そうした危険因子をしっかりと飲み込んで、今日も青空の中国を走りましょうではないか!・・・・ガシャン

 え、ガシャンって何の音?・・・・確認したくない気持ちを必死に抑えながら見てみれば、私のタブレットが地面にロープ無しバンジーを敢行していた。何がどうなってんだ。

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 液晶ディスプレイにヒビ

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 全く反応しない

 おいおいおい。完全に壊れてしまったですよ。タブレットが使えないということは、即ち地図による確認ができないということであり、現代の自転車旅行者としては、両腕をもがれてしまったような大問題に直面しているといえよう。

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 まだこの時は平和だったなぁ

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 心なしか写真の数も少ない

 走っていても頭の中では今後の対応方針がぐるぐると駆け巡る始末。こういう時に開き直って、とりあえず走行中は度を楽しもう!と割り切れる性格ではないのが私。真面目なんですね、意外と。

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 木・木・木・木

 そう考えると一昔前の海外旅行した自転車乗りはスゴいな。現在と違って便利なガジェット機器も、入手できる情報もほとんど無いという状態での走行で、抱えていた不安の大きさは桁違いだったのだろう。本当に命を掛ける気持ちで日本を飛び出していったのかと思うと頭が下がる思いだ。

 私なんかはタブレット1つ駄目にした程度で、焦ったり、ドキドキしたり、何時もより余計にお腹がすいたり、交通マナーの悪い車両に腹が立ったり・・・と色々な影響が出てしまうというのに。変わらないのはカリスマ性くらいじゃね?

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 何があってもお腹は空くよね

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 何があっても景色は雄大

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 友人が喜びそうな石

 普通に考えたら海外のスマホなりタブレットなりを購入して設定し直すべきなのだが、偶然にもモバイル機器を扱う店が乱立する通りに出くわし、修理専門店を発見する。

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 天の助けかなんだろか

 運が良い?バカ行っちゃ行けない。旅人たるもの、直感力と野生の勘、そして現地人に聞きまくることで、活路を切り開くバイタリティが必要なのだ。

 とりあえず修理に3日必要という意見を突っぱね、2日間で直してもらうように依頼。期せずして、この町でしばらく滞在することになった。しかし、本当に直るのか?私は心配である。

 2015年1月23日(金) 走行距離113km 累計3372km
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 中国39日目 マカオから西南西に約170km 阳江市〜マカオから西南西に約270km 大山町

 自転車で走っている最中には、溢れ出るアイディアとか素晴らしい考察が次々に生まれるのだが、一端サドルから離れてこうして文章を書く際には、綺麗さっぱり全て忘れているのが常である。きっと自転車走行中は脳内のドーパミンだとか、βなんちゃら物質が放出される作用があるに違いない。

 そうして今日も自転車の走行記録に終始してしまう私のブログである。本当は人類平和とか世界情勢について貴重な意見を述べたいところなのだが、今日のところは中国南西部のレポートで勘弁しておこう。

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 その1 道路上で屋台を広げる

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 その2 数千匹単位の鴨を飼育

 本日からは国道325号線へと道路を変え、西へと向かってひた走る。日中の気温は20度を超える暖かさであり、まさにサイクリング日和といえよう。そのためなのか知らないが、今日だけで対向車線を走る荷物を積んだ自転車乗りと3組もすれ違った。

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 中央分離帯がある(何故か壊れてる)から立ち止まって話とかはしませんでしたが

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 今日も良い天気と何もない道

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 橋の上って、ついつい写真撮っちゃう

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 その3 食堂には無料Wi-Fiがあること多し

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 その4 道路はしょっちゅう工事中

 さて、私が中国の町を語るにおいて「集落」と「村」、「町」、そして「都市」を勝手に区別して記載していることにお気づきだろうか?これは行政区分上的な分け方を一切気にせず、私の独断と偏見で区別している。では、その基準とは何か?

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 中国モバイルがあったら「村」以上

 町クラスには甘味所と銀行の存在が、都市レベルになるには、KFCことケンタッキーがあるかどうかが重要な判断基準になっている。カーネルさんは本当にどんな都市にでも姿を見せるんだぜ。

 宿に投宿して時間がある時は街中を散歩しつつ夕食を楽しむのが最近のスタイル。すでに滞在1ケ月を超えた中国であるが、未だに毎日新しい物を見つけたりする辺り、懐が深いというか変なモノ満載な国だと思う。

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 回転焼き鳥屋台 日本にもあったような・・・

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 昼間からビール片手に食べ歩き どう考えてもロクデナシである

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 スズキじゃないよスズ「ケ」バイクですよ

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 食べる人の気がしれない

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 タイトル:明日は我が身

 黄昏時の活気ある市場って、本当にいい雰囲気だと思います。衛生環境は最悪かもしれないけれど、何ともいえない力強さを感じたりして素晴らしい。そうした市場を冷やかして回り、今日も私は食堂にて夕食なのであった。

 2015年1月22日(木) 走行距離129km 累計3259km
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 中国38日目 マカオから西南西に約120km Beidou村〜マカオから西南西に約170km 阳江市

 香港以降、明らかに毎日の走行距離が落ちているって?何言ってるんだ、これが平常運転。今までが頑張って走り過ぎていたのだ。何を思ってブログタイトルに「ときどき」と歌っているのか。私が真面目に自転車に乗らなくとも良いための免罪符である。

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 従って今日ものんびりと行きましょう

 中国では宿泊施設がある規模の村ならば、ほぼ確実に市場や朝食屋台がどこかに軒を連ねており、今日も今日とて美味くて安い朝食に舌鼓を打っていた私である。すると目の前に現れるは狭い市場の通路で荷物を積載した自転車乗り。

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 暖かい地域になってから旅自転車乗り遭遇率が上がった印象

 聞けば本日の目的地は私と同じ方向とのことで、よっしゃ朝飯食べたら追いつくから〜と固い握手してお別れ。しかしこれだけ広い中国国内で、割と辺鄙な位置にある村の市場にもかかわらず、自転車旅行者同士が偶然出合ったりするから旅は面白い。これは朝からテンション上がる。

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 上がったテンションで食べ過ぎた なお合計6元也(約120円)

 優雅な朝食を済まし、追っかけ自転車で出発である。流石に朝から肉まん4個は失敗したと一瞬思うのだが、走り始めて1時間もすると「何か食べ物はないか?」とか考えてしまう自転車乗りってマジ燃費悪い。

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 峠道では更に燃費が悪くなる

 そんな感じで1時間。予定通りに追いつく私のことを、「豪脚の茶壺さん」と呼んでくれても良いんだよ?呼ばなくても良いけれど。むしろ呼ぶな、恥ずかしいわ。

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 そんなワケで一緒にペアラン

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 急に開けた道も、2人で見ると喜びは倍ですね

 本日私の目的地である街への分かれ道まで一緒に走り、固い握手をしてお別れ。後で気付いたのだが、名前を聞くのを忘れたお茶目な茶壺さんである。

 ボリューム満点の昼食を済まして外へ出てみると、なんということでしょう、ロシナンテ号さんの後輪が再びパンクである。何で?朝見た時には問題なかったじゃん!一気にやる気が急降下である。

 と、凹んでいると隣から出てきた中国人。「安心しろ、すぐ隣のバイク屋でパンク修理しているぜ←意訳」と言ってるようなので、面倒だし気力が湧いてこないのでお願いしてみることにした。

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 するとめっちゃ集まってくる人々

 確かに私はカッコいいし溢れ出るオーラにドキドキさせてしまうのは分かるが、それにしても自転車の修理1つで集まりすぎではなかろうか?アレか、中国人ってのは暇なのですかね。

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 調子に乗って撮影会状態に

 修理に時間を取られたという理由付けができたので、今日はもう走らないと決めて宿へ。別に昨日と同じ言い訳、してないよ?

 それでは今日も中国の街中を散歩してみましょうか。自転車では速すぎて通り過ぎてしまう風景というのは確かにあり、こうして歩いてみることで見つけられる景色というのがまた面白かったりするのだ。

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 路上で鴨の販売とか

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 最近慣れちゃったけど、このバイクの量には驚くね

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 結婚式かしら?

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 と、よく見ると何組ものカップルがいるのはどういうことなのん

 多分日本では見ることのない景色なんだろうなぁ・・・・そう思って眺める楽しさは、別に観光名所でなくとも構わないと感じる。そんな中国の日常風景は毎日がエキサイティングだ。

 2015年1月21日(水) 走行距離63km 累計3130km
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 中国37日目 マカオから西約60km Duhu村〜マカオから西南西に約120km Beidou村

 毎日走り続けている日は「早く休息日が欲しい」と思っているのだが、数日休んでいると走りたくて仕方なくなる。そんなワガママな精神をしているのが自転車乗り。これを「常に手の内にない物を追い求める求道者」みたいに変換することができれば、立派な変態チャリダーになれると思います。

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 本日の宿は鍵付き倉庫があったので荷運びが楽だった

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 よく食べる鴨料理は君達のおかげなんだね

 地平の先まで道が続く景色というのはある種憧れであり、私も東京のゴミゴミしたビル群に囲まれて育った身として、遥かなる大地という景色には大いなる期待をしていた時期もあった。語尾が過去形なことからも分かるように、憧れというのは往々にして憧れる存在であり続けた方が良い。

 大抵の場合、それを身近に見続けてしまうことで、見たくもなかった欠点や残念な部分が露呈して「こんなハズじゃなかった!」という身勝手な失望を味わうことになるからだ。

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 道

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 左見ても地平線

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 ず〜っと続く直線道路

 写真は良いのだ。1枚を見ている時間って長くて数秒でしょう?この写真とほとんど変わらない風景が、数時間単位で続くと流石に飽きる。中国なんかはまだ地形に変化があって良いのだが、今後のオーストラリアや北米なんかを考えるとそら恐ろしい気持ちになるよ。

 とか考えてたら後輪がパンク。3000kmオーバーにして、ついにパンクトラブルが発生。先の写真の通り、周辺に自転車を立てかける支持物すら見つかりそうもない場所であったが、偶然にも一軒家が目の前に。ちょっとそこの塀をお借りさせて下さいね。

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 パンク修理の開始である

 がちゃがちゃ修理してると出てくる住民。「どうした、何やってるんだ?」
 私「自転車のタイヤがトラブルなんだ。ちょっとココで修理させてくれ」
住民「そうか、今日は暑いから家の庭でやればいい」
 私「そいつは助かる。恩にきるんだぜ」
住民「なーに、良いってことよ。どれ、フルーツとお菓子でもやるから食べていけ」
 私「ここで断っては男が廃る!ガッテン承知」

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 なんて種類の果物だったんかな?

住民「どれ、修理は終わったか。腹へってんだろ?一緒に昼飯食べるヨロシ」
 私「かたじえけねぇ。ほんにかたじけねぇです」

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 また飯が美味いんですよ

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 パンクが引き合わせた出会い

 こういう出来事があるから自転車旅は楽しいのだと、気分良く走行再会。昨日に引き続いて一般道路の橋が無い大きな川に到着。今回も渡し船の出番ですね。

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 その手前には貝を漁っている人々が

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 すぐには出発しないみたいで待合所で待機中

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 どこでもロシナンテ号は大人気

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 お分かりだろうか、再び後輪がパンクしているのが!

 何という嫌なタイミングなのだ。どうやら先ほどの修理で新たにピンホールができてしまったらしい。対岸に到着するなり再びパンク修理に取りかかる私。1日で2回もパンク修理・・・・何やってんだか。

 修理に時間を取られたので、走ることなくそのまま宿へ。宿が見つからずに苦労したのだが、学校の先生に事情を話したところ、わざわざ宿まで案内してくれた。オマケに宿の主人と交渉して割引いてもらう。曰く「この宿の子供、家の学校の生徒なのよ」とのこと。

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 誰かに助けられて今日も生きてます

 2015年1月20日(火) 走行距離84km 累計3067km
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 中国36日目 マカオ〜マカオから西へ約60km Duhuの村

 広さ2〜3畳の狭い部屋ではあったが、そもそも私はテントでの野宿を繰り返していたのだし、寝るにあたって問題など1つもないわ!と布団に入ると聞こえてくるモスキート音。そうです、今日も蚊が私の安眠を妨害しにやってきましたよ。

 蚊の何が質が悪いって、ヤツラはこっちが電気を付けて叩き殺そうとすると一目散に姿を隠し、諦めて電気を消し横になると、何処からともなく現れる暗殺者気質なのが悪い。

 こちらも「電気を付けたまま寝ちゃったフリ作戦」とか、「あえて腕を出したままにする囮作戦」など激しい攻防は深夜まで続き、翌朝目が覚めた時間は9時前であった。そろそろ蚊取り線香を購入しようと決断した爽やかな朝。

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 おそらくマカオで最低料金の宿かと

 カジノで負けたのでマカオで遊ぶこともできず、粛々と中国との国境地域へと移動。出国審査の場所が分からずに30分ほど迷いつつも、問題なくマカオを脱出、そして中国に再入国である。

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 早い別れとなったマカオ

 ※説明すると、中国という国は日本人の場合、最大15日間までの旅行ならビザがなくとも入国可能である。青島からの入国で香港へと移動するには、自転車の移動ではどうしても30日間のビザが必要だったが、第3国扱いの香港・マカオからベトナムの国境は、15日間で十分な距離であるため新たなビザは申請していない。

 こうした1度他国に入国して滞在日数をリセットする行為を「ビザラン」と呼ぶ。

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 こちらは中国側

 ごちゃごちゃしていた香港・マカオに比べて広大な土地をもつ中国本土。自転車レーンを走れるってことは、こんなにも安心できる事だったんですね。とか思いながら、一気に1/3程度まで値下がりした昼食を食べつつ感じいる私。

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 お会計13元(約250円)也

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 携帯アプリの会社ではなく中国エアコンメーカーです

 海岸線沿いを西へと走っていると、大きな川があるが高速道路以外の橋が建設されていない。上流へと迂回すると地図で見る限り約80kmほどの回り道となってしまう。はてさて、どうしたものか。

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 ご安心ください

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 と、出てくる渡し船

 以外と乗船率が高いことにもそうだが、それよりも船長の操船技術が高くて驚いた。全く切り返しをする事なく、見事に先端のみを接岸させる。これが巧みの技というべきか、毎日何十往復もしてれば当然なのかは分からないが。

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 温泉という看板があったので寄ってみた

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 どちらかといえばリゾートSPAに近い感じ

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 近くの店ではこの時期に水着売ってたし

 出発が遅かったのと、出入国審査に時間を取られ若干遅めになりつつも投宿完了。日本からずいぶん南西に位置しているだけあってか、18時を過ぎても空は明るい。反面、朝は7時過ぎても暗いのだが。

 2015年1月19日(月) 走行距離100kmピタリ賞 累計2983km
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 中国35日目 香港〜マカオ

 実は香港で1週間くらいのんびり滞在するのも悪くないと思っていたのだが、物価が高いことと、めぼしい場所は観光して回ってしまったことで、先へと進むことにした。何だかんだで自転車にも乗りたくなってきてたし。

 香港から先、北の広州へと向かうか、西のマカオへとフェリーで移動するか悩みどころだったが、マカオのカジノの魅力に魅せられてフェリーで移動することにした。

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 フェリーターミナルで出国審査

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 なお、自転車は65香港ドル(約975円)の追加料金が必要

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 旅行バッグに混じってロシナンテ号

 約1時間の航海でマカオへと到着。香港も中国本土とは異なる雰囲気の都市であったが、マカオは中国や香港ともまた違った雰囲気を醸し出しており、新たな土地へ来たのだなぁと感じさせてくれるじゃないか!

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 教会が立派だし数も多い

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 バンジージャンプが出来ることで有名なマカオタワー

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 美しい景観

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 さっきの写真と比べてみてほしい

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 日曜だからか観光客であふれている広場

 さて、マカオといったらカジノ。最近では利益の総額がラスベガスを抜いて堂々世界1位というカジノ天国の都市である。私はギャンブルには全く縁がない人間なのだが、せっかくマカオに来た以上はカジノで遊ばない理由はない。もし勝つことが出来たら、その泡銭は先のマカオタワーでのバンジージャンプ(約2万円)に使うことにしよう。

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 そんな意気込みで、いざ!リスボアカジノへ

 カジノ内は撮影禁止のため文章のみの説明となるのだが、基本的なギャンブルはバカラ・大小・ルーレット・ブラックジャック・ポーカー・スロット等が並んでいる。1時間ほど見て回っているうちに分かったのだが、最小の掛け金が300香港ドル(約4500円)でアホかと思うほど高額。

 平気な顔で2万、3万と1プレイにチップを投入している中国人を見て、心底「金持ってる中国人は半端なく金持ちなのだ」と実感する。毎日その1/10以下のお金で生活している私は何なのだ。

 ええい、男は度胸だ!清水の舞台から飛び降りる覚悟でブラックジャックに勝負をかける!

 ・・・・・2分後。

 気付いたら1500香港ドル(約22500円)が消滅していた。え、え、何コレ?意味分かんないんですけど。負けて悔しいとか、ハマって熱くなり過ぎたとかそんな感情すら出てこない。目の前の頼りないチップはいとも簡単に我が手を離れ、10日分の生活費は水泡へと帰したのである。

 あまりにも呆気ない結末に気持ちが追いつかない。別に本気で勝とうとか思ってた訳じゃなく、そこそこカジノを楽しめればそれで良い。そう思っていた私の気持ちとお金はカップヌードルが完成するよりも早く消えてしまった。

 これじゃあんまりなので、スロットマシーンで若干遊ぶ。でも機械を相手にしても楽しくなんてないんだよねー。勝ったり負けたりを繰り返しつつ、200香港ドルを溶かしたところでやめた。総額、1700香港ドル(約25500円)の負け。

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 負けた金額でバンジージャンプできたじゃん!

 高い勉強代となったカジノを後にして、本日の宿へと帰る私。カジノで負けた料金の1/10以下である宿は、まさに独房といえる最底辺チックな宿だった。別に文句はないけども。私のイメージに合わなくね?

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 みんな、カジノで設けようなんて考えちゃ駄目だぞっ! こんな部屋に泊まることになるよ


 
 2015年1月18日(日) 走行距離13km 累計2883km
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 中国34日目 香港

 朝は5時前の起床。私は寝起きは決して悪い方ではないと思っているが、それは別に眠たくないというワケではない。そんな寝不足の頭でフラフラしつつも、同室の宇野さんと一緒にタクシーに乗り込み大会に参加する選手たちのいるホテルへと移動する。

 私の宿泊している4畳半に5人が泊まる宿とは明らかに別格といえる立派なホテル。ここではるばる日本から100kmも山の中を走るために海外まで遠征してきた素敵な精神の方々と一緒に、こんどはバスにて香港の東端、西貢という地域まで再び移動。移動の連続ではあるが自分の力で進まないとは何とも楽である。

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 辺鄙な場所にランナーが大勢

 未だ日も登っていない午前7時前。若干肌寒さを覚える気温の中で、1000人を越す人達がソワソワとスタートの瞬間を待ちわびている。私も過去にフルマラソンや宮古島トライアスロンでスタートする前は、ワクワクする気持ちと不安が同居した何ともいえない精神的高揚だったことを思い出す。

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 テンション上がりますよね〜

 こういうのを端から見てると、何というか安全地帯で野生動物が必死に生き抜いている姿を楽しんでいるようで、何ともいえない良い気分ではないかと感じる→最低

 知ってる人がいるワケでも無し、というか出場選手も国際色豊かすぎて何処の国の言葉を話しているのかサッパリ分からないレベル。これまでも香港という地域は東アジアの一大交易路なんだなぁと思わされてきたが、改めてその事実を実感する。

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 ちなみに選手のゼッケンには国旗がプリントされてた

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 本当に全員100km走るんですかね?

 アナウンスも英語だし、何話してるのか良く分かんないな〜とか思っているうちにスタートの号砲。選手の皆様、これから約30時間、走り続けて下さいね。私は宿に戻って昼寝しながら応援しています。

 いってらっしゃ〜い

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 何故か側には牛がいた

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 よってきすぎだってゔぁ

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 帰り道は2階建てバスに乗って

 宿に戻った時には11時。そろそろ明日以降のルートについて本格的に考えなくては!と、色々悩んだり考えたり昼寝したりしているうちに時間は過ぎる。個人的には年が明けてから厳格化したベトナムの再入国について、今後のルートを踏まえた考察を語りたいところであるが、またの機会にとっておく。

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 しかしこのスペースによく自転車と荷物入れたもんだ

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 マンションの1室がゲストハウスのパターンは香港では多い

 香港最後の夜ということで午後8時から行われているイルミネーションイベントを見に行く。美しいライトアップとそれを撮影する多くの人々。そんな中で私は夕食で食べたインドカレーの辛さと値段の高さを思い出しては、うりゃうりゃした気分になっていた。

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 こうして香港最後の夜は終わる

 2015年1月17日(土) けっこう休んだ日
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 中国33日目 香港

 1ケ月も中国本土を旅していたせいか、香港の物価の高さにビビってる日々。1食30香港ドル(約450円)とか出費するのであれば自炊モードに入りたいところなのだが、生憎私の泊まっているゴダイゴゲストハウスに調理場は存在しない。人は値段が安くなる方へ順応するのは一瞬だが、逆方向へと対応するのには強靭な胆力が必要だと学びましたのん。

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 コンビニの商品はセット購入すると割り引かれるシステム

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 中国といえば海賊版DVD 日本のもたくさんありますね(主にエロ方面で)

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 整備された公園が多い印象

 私が香港という都市で聞いたことがある観光地なんて「100万ドルの夜景」くらいのものかと思っていたが、よくよく思い起こしてみれば、香港映画スター達の手形を道にはめ込んだ有名な通りがあったはずだ。調べてみると、「スターロード」というらしい。よっしゃ、今日はここに行ってみるべさ、一定時間なら無敵になれそうだし。

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 素早い到着です

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 ジェット・リーとか

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 ジャッキー・チェンといった有名どころの手形は人気

 まぁ香港スターといえば何といってもブルース・リーでしょう。子供の頃に「青3号」なら1号と2号は誰なのん?と誰もが1度は勘違いする伝説的香港アクションスターですな。映画、見たことないけど。

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 そんな私ですら、見た瞬間に分かるリー先生の銅像

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 「もうちょっと角度付けてもらえる〜」「こうかな?」

 新たなヒーロの誕生に満足して宿へと戻る。ちなみに宿泊先であるゴダイゴゲストハウスは、いわゆる「日本人宿」といわれる海外で日本人が集まる宿泊施設なのだが、この先の情報収集と半月振りに日本語での会話を求めてやってきた私だったのだが、初日は宿泊客が私1人。

 翌日には同室の宿泊客が1人増え、そして今日もまた新たな客が1人増えた。RPGで仲間が増えていく感覚に近くてちょっと楽しい。日本語で頭使わずに会話できるのは結構嬉しい。

 そんな感じで話を聞いていると、どうやら明日は年に1度の香港100kmトレイルランという大会が開かれるらしい。なにそれ面白そう!ということで、急遽明日はトレイルラン大会を見に行くことにした。時間は既に0時過ぎ、明日の朝は4時半起きとのこと。あれ、寝る時間は・・・?

 2015年1月16日(金) やっぱり体は休めない日
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 中国32日目 香港

 ネット規制はないし、Wi-Fi速度も速い。ついつい夜遅くまでPCをいじってしまう私であり、朝起きたのは8時過ぎであった。では起きてから素早い行動を開始したのかというと、2時間PCいじってた。いくら情報収集のためとはいえ、一大観光都市で何やってんだ私は。

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 ということで今日も町を歩く

 この後にマカオまでフェリー移動をしたいなあと思っているのだが、自転車が乗せれるのか不明なため直接確認しにフェリーターミナルへと移動。こんなの電話1本で十分ではないかと思われるかもしれないが、無茶言うな。ジェスチャーと絵なしで意志が通じるほど私は英語に精通していない。

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 日本と変わらぬコンビニたち

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 イギリス領だった関係か2階建てバスがよく走っている

 私の話術の巧みさが功を奏して追加料金でフェリーに自転車積載OKとの確約を貰えた。きっと今後香港に来た海外旅行自転車乗りは、この情報を発見した後、涙が出るほどありがたいとばかりに小躍りしたりすることだろう。発見される日、来るのかな?

 後顧の憂いが無くなった所で、九龍城の跡地へと向かう。九龍城とはイギリス統治時代から、余りにもヤバすぎて治外法権の扱いを受けていた無法地帯ビル群の総称であり、香港が中国返還される前に解体されてしまった曰く付きのスポットである。詳しく知りたい方はwikiでも見れば良いと思うの。

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 せっかくなので電車で行く

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 時刻表とか存在しないけど、それほど不便ではないな

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 今は整地されて公園になってた

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 これは男子的にときめく物件だったのですな

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 まさに魔窟って感じ

 今では綺麗な公園と住宅や商店が建ち並ぶスポットとなってしまったようだが、ほんの20年前にはこうした「1度入ったら生きては出られない」とまで噂された建物群があったなんて、なんとも夢のある話である。別にそういう場所に行きたいんじゃなくて、そういう建物があった・・・ということがロマンなのだ。

 一端宿へと戻ったところ、本日チェックインしたという吉岡さんと一緒に香港島で100万ドルとやらの夜景を見に行くことにした。1日歩き回った後だというのに元気だね、私。

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 香港島へはフェリーで渡る 片道2.5香港ドル(約40円)と格安の船旅

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 山へはトラムというケーブルカーで移動

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 平日木曜日だというのに、もの凄い人の数

 直線距離にしたら5kmもないような道に片道3時間と結構なお金をかけてようやく到着。週末にこなくて本当に良かったと感じつつ、山の上から夜景を見下ろすこの気持ち。あれだ、支配者の気分!

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 世界はわが手に!ってヤツ

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 この後、帰り道で同じ時間が必要な事実

 宿に戻ったのは23時半。移動時間6時間、滞在30分とのことで、100万ドルの夜景は一筋縄ではいきません。

 2015年1月15日(木) 全然休んでない日
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