自転車ときどき世界1周

2015年06月

 タイ66日目 クラブリーの町〜ワンプラチャン国境から北西に約320km タクアバー郊外

 私にとって良い宿泊先というのは、無料で飲み食いできるコーヒーやお菓子がある宿泊先だともいえる。何という卑しい考えだろうと嘆きたくもなるが、現実的に自転車旅行は「如何にしてカロリーを補充するか」という側面が存在するため、こうした点は重要なのである。

 なおタイでは結構な確立で宿泊先に無料コーヒーが設置されていたりして、単純にコーヒーが好きなこともあり出発前には3〜4杯ほど堪能することが多い。砂糖に蟻が入っているのが難点なのだが、そんなのはお湯を注いだ後で取り除けば良いだけのことだ。気にしてはいけない。

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 ということで、この宿は「良い宿」だった

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 久しぶりに空が見える朝

 たとえ暑くても太陽の光が降り注ぐ天気というのは気持ちがいい。晴耕雨読ってワケではないけど、外で活動するのであれば気持ちの良い青空と眩しく光る太陽はあった方が良いに決まってる。なお、この後30分後にスコールが来て酷い目に遭うのだがそれはまた別の話。

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 というか天気の移り変わりが激しすぎる

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 峠の山頂には中華風のお寺

 調子良く走っていたのだが突如ペダルに違和感が発生する。これまでの経験から、こうした症状の場合7割方後輪タイヤのスローパンクなのであり、調べてたら案の定小さな金属片が突き刺さっていたりする。私の活用しているマラソンプラスというタイヤは対パンク性能が最強という触れ込みではあるが、流石に長さ2cm近い金属片を防ぐほどの強さはないらしい。

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 まぁパンクは運の要素が強いですしなぁ

 スコール休憩とパンク修理で思いの外走行距離が伸びない午前中であるが、全く焦ってないですよ?昨日の宣言通り、今日は早々に切り上げる気満々なので、宿泊先を見つけた時点で本日の走行は終了なのである。何時だって条件は同じなのだけども、自分で「そう決めてしまう」ことで精神的な余裕は全く違う。「ここまで行こう」という意識と「何処でも良い」という意識では同じ距離を走ったとしても別物なのだ。

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 青空に乾杯!

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 せめてカゴに載せるとかすれば良いのに

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 田舎道でガソリンスタンド休憩所は重要

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 中指長いところがポイント

 途中、タイでは御馴染みとなったハイウェイポリスを見つけたので休憩に寄ってみる。職員であるオバちゃんにやたらと写真撮影された後に、電話にて(多分)ここの所長と会話。直接話すよりも電話の方が難易度高いのだが、何とか聞き取れた所で「今日はこの警察署に泊まっていけ」とのこと。

 こうして都合5回目となる警察のお世話となり、フラグをへし折ることなく今日こそは楽な走行を達成したことに感無量の喜びである。嬉しさのあまりビール瓶で2本飲んだが些細なことだ。明日、相当頑張らないとプーケットに到着できなくなったのだが、気にすんな。

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 後から扇風機も用意してもらいました

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 自分のカメラでも1枚お願いした

 明日のことは明日考えることにして、今日という日を楽しむ。むかし「アリとキリギリス」という話を聞いた時に、その日暮らしをしていて先のことを考えないキリギリスを馬鹿にしていた私であるが、まさか良い年した自分がキリギリス生活そのものを送ろうとは思いもしなかった。人生分からんものである。

 2015年6月23日(火) 走行距離63km 累計14361km
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 タイ65日目 ラノーンの町〜ワンプラチャン国境から北西に約340km クラブリーの町

 タイにおけるバンコク・チェンマイを除いたゲストハウスというのは、正に私がゲストハウスとして想像していた建物が多く、ツーリスティックな内容が充実したゲストハウスであったと思う。そうした宿に各国のバックパッカーが集まっていれば、私の理想というか思っていたとおりの光景なのだが、日本よろしく地方ゲストハウスの経営状況は常に満員御礼というわけではないらしい。僻地にやってくる旅行者は少ない模様。

 ということで、私以外の宿泊者が僅かに1名のみであったゲストハウスを出発して今日もマレー半島を南下する。どうやら熱帯地域へと突入したようで、昨夜から断続的にスコールが降っているのを確認しており、今日の走行が大変心配である。

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 今にも雨が降りそう

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 とか思ってたら早速大雨

 私はスコールとゲリラ豪雨の違いが今イチ分かってない人なのだが、どちらも「短時間に大雨が降る」という点においては同じであろう。思えば日本のゲリラ豪雨も降り始めてから1時間と経たずに雨自体は終了したものだが、タイのスコールは本格的な活動時間はせいぜい30分程度であり、やり過ごすことは難しくない。

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 ただし1日に何度も繰り返されるので気が気でない

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 結局この日は4度の避難を余儀なくされた

 タイという国は基本的に仏教国なのだが、マレーシアに近づく南部地域に差し掛かるとイスラム色がはっきりと出てくるのが分かる。女性は頭にスカーフを被り、今まで姿を見かけなかったモスクが出現し始め宗教の変わり目を実感する。

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 看板にも月と星が

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 これがモスクってヤツですか

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 暑くないですか?

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 私はアップダウンの連続で足がダルい

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 んなとこいると轢かれちゃうよ?

 疲れたから早めに終了して休もうと思っていたのに、20kmも手前からしつこく表示していたゲストハウスの看板は、街中に入り肝心なところで姿を消す。色々聞いて回るのだが、その姿は一向に発見することはできず。

 これ以上探し回るよりも、素直に20km先のクラブリーの町まで移動する方が良いと判断し、先へと進む茶壺さん。結局今日も120kmオーバーになってしもうた。

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 休憩で寄った商店でクレしんやってた

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 ダイバーとしては沈潜ダイビングとか興味ある

 明日こそは適当に走り、早めに走行終了となるように頑張ろうと思う。←フラグ

 2015年6月22日(月) 走行距離125km 累計14298km
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 タイ64日目 チュムポーンの町〜ワンプラチャン国境から北北西に約400km ラノーンの町

 タイのホテルは料金の幅が広く、ゲストハウスと大して変わらない値段で宿泊できることもあり、場合によっては利用することもある。しかし、そうはいってもホテルなのでありエアコンがないとか色々へっぽこな点はあるが、ことベッドの寝やすさには敬意を表したい。

 確かに私は悪辣な環境でも眠れるタイプではあるが、それは熟睡できるということとはまた違う。やっすい宿に多い骨組みオンリーベッドとせんべい布団の組み合わせは、眠れはするけれど快眠とはまた違う。何より私の気分が違う。

 ということで気分良く目を覚まし、部屋をシェアした楊凱はのんびり出発するとのことなので、1人荷物を積載して走り始めようとしたところで

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 飲み放題コーヒーとビスケットに捕まる

 これでもか!という程食べまくり、改めて出発である。部屋を出てから自転車に跨がるまでに50分くらい時間経過している気がするが気にすんな。

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 ここ数日は今イチな天気が続く

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 この道路も拡張工事するんだろうな

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 ガラス張りの中に仏像が

 マレー半島縦断サイクリストは多い、と昨日歌ったとおり主要国道4号線ではない道であっても長距離自転車乗りとは結構出会う。というか、国道4号線は中央分離帯が大きすぎて自転車とすれ違っても気付いてなかったりするため、こうした割りかし小さめの道路の方が自転車乗りとの遭遇率は高いと思う。

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 ラノーン→チュムポーンで私と反対のルート

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 久々にイカした顔したヤツを発見

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 かと思えばお腹からクリーチャーが出てきたヤツとか

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 タイでまさかの未舗装路

 ちょっとタイミング悪くて昼食ありつけないまま無補給地帯へ突入してしまい、さてどうしたものかと周囲を伺いながら走行していると食堂か知らないがテントを発見。とにかく何か食べ物にありつけるかも?と、突撃する無鉄砲茶壺さん。

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 結果からいえば食堂ではなかった

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 だけどお腹いっぱいまで食べさしてもらった

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 結局最後まで何のイベントだったのかは不明

 ちなみに私が食べてる間中、周囲には10人以上の人達が取り巻いてアレコレと世話してくれるのであり、そんな王様みたいな待遇とか要らないのでもうちょっとプレッシャーなく食べたいなぁとか思ったり。いやはや御馳走様でした。

 マレー半島を東から西へと横断し、ミャンマー国境となる川に平行して南下する。半島を越える時は坂道になることを覚悟していたのに上り坂は姿を見せず、一安心した後半戦からアップダウンが続出する何とも嫌らしい道を進もうではないか。

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 ふと見上げれば見守ってくれてる、のか?

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 滝壺への入場料が50バーツ(約180円)と表記されており、決して近づかなかった

 どうにかラノーンの町まで到着したので、町の最深部に位置する船着き場へと向かう。そこはミャンマーへの国境となっており、自転車チェーン切断事件で慌てていて両替し忘れたままのミャンマーチャットが私の手元にはまだ2万チャット(約2000円)も残っているのだ。

 ミャンマーチャットは基本的に国外持ち出し禁止らしく、他国で両替をすることは非常に難しい。というかタイのどの都市でも両替をすることができず、私はこのラノーンの町にかけていたのである。具体的には2000円くらい。

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 船着き場兼イミグレーション

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 すっごいチャチな船で渡るのですね

 さてどうなることかとドキドキしてたのは5秒くらい。船着き場に着くなり「どうした〜、何か困ってんのか?」と声をかけてくるミャンマー人に事情を説明したらアッサリ両替してくれた。そうだった、ミャンマー人は積極的に世話を焼いてくれるような人達がもの凄く多いのだ。ありがたや〜

 気になってたことが1つ解決したことだし、ゲストハウスに投宿してビールでお祝いと行きましょう。昼食を食べた時に「これはお土産だ!」といわれてご飯やおかず、スープまで夕食一式を頂いていた(タイでは袋詰めで料理を入れるのが一般的)ので、豪華な夕食と共に飲むビールとなる。明日も頑張れそうな気がしてきた。

 2015年6月21日(日) 走行距離140km 累計14173km
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 タイ62・63日目 バンサパンヤイの町〜バンコクから南南西に約390km チュムポーンの町

 全くもって偶然なのだが、テントで横になってから1時間後の22時。野良猫が脇を通ったことで眠気が飛んでしまい、ちょっとトイレにでも行こうとテントを這い出すと、何故か目の前には自転車の荷物が散乱していた。

 この時点では寝ぼけていたためか、「何で自転車に積んでた荷物が散らかってるのん?」くらいに思っていたのだが、拾い集めてカメラバッグがないことに気付いた瞬間、盗難だという事実に気付く。

 私の自転車に取り付けているバッグは8つあるのだが、メインとなるオルトリーブバッグ4つはテントに入れておくのだが、その他のミニバッグ等は自転車に取り付けたままにしている。鍵のかけられるボックスには異常はなかったのだが、その他のミニバッグは全開に開けられ中身を探られたようだ。

 こりゃイカンと大慌てでお寺本堂に事情を説明しに行く。幸い本堂で寝泊まりしているタイ人達は察しが良く、テントを含めた全ての荷物を本堂の人がいる場所へと移してもらい、そのまま地元の警察署へと車で移動してもらう。その間私はといえば、焦りまくっている一方で「今夜は長い夜になりそうだ」とか、頭の一部でワケ分からないことを考えていたことを覚えている。要するに役立たずである。

 状況を説明するも今イチ伝わらないもどかしさを抱えていたのだが、何と日本人でこの土地で通訳している方を連れてきてもらう。流石タイ、こんな僻地でも日本人が普通にいるとは何とやら。

 所定の手続きも何もしてないのだが、事情は伝わったらしく「明日お寺に住む悪ガキに事情聴取するから、警察署で待機するように。」と言われ警察署から引き上げる。お寺に戻った後、悔しいので私が寝ていた寝床をもう一度探し回っていると、2階で消えていたカメラが散乱していた。え?何ソレ、ワケ分からない。

 全て中身のチャックが開けられてそのままのところを見るに、「金目の物」ではなく「現金そのもの」が目的だったのではないかと思われる。仮に子どもが犯人ならば、物を売ってお金に換えるという手段がないだろうし。

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 移動したお寺の寝床

 そんな感じで、別に長くはならなかった夜が過ぎて翌朝。盗られた荷物は全て見つかったわけではなく、手持ちライトやマスコットの田井中さんが戻ってきていないため、お寺を後にして警察署へ向かう。午前10時に「ここで待ってな。」といわれてから8時間、警察が何してたのか知らんが何の情報もくれずにネットして過ごす。

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 警察署でヒマである

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 牢屋とかちょっと泊まってみたい衝動に駆られる

 午後6時になって昨日お世話になった日本人の方が来てくれたので、状況を聞いてみるも特別進展はなかった模様。私が1日警察署で待機していた意味はあったのだろうか?とりあえずポリスレポートを作成してもらい、お世話になった日本人の方と一緒にビールを飲んで警察署の夜勤部屋にて宿泊。

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 ある程度荷物が見つかったので余裕の表情

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 本当にタイ人は親切な人が多いと思う


 ということで翌朝。警察の人達にお礼をいい、見つからなかった手持ちライトが発見された時には連絡をくれるという、ありがたい言葉を頂いたのだが、コチラとしては連絡貰ってもそれはそれで困惑したりするのだが、とりあえず「サンキューサンキュー」と連呼しておいた。まぁ悪いようにはならないだろう。

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 なお、朝食は市場で取った

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 今日もヤシの木に囲まれた道路を走るぜよ

 タイ南部においては、タイ国道4号線という主要道路が南北に伸びているのだが、タイの主要国道は走行しても面白味に欠けるという意識があるため、あえて海岸線を通る4桁国道を使って先へと進む。こういうタイプの人間のことを一般的に「空気読めない」タイプというのですよきっと。

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 リカンベント旅行者と出会ったのは始めてかも

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 少なくとも海沿いチックなルートではなかったぞ

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 海沿いルートなのに走行途中に海が見えたのはこの一瞬のみ

 実はマレー半島縦断ルートというのはサイクリストにとっては非常に有名なルートであるらしく、メインルートではないこの道を走っていたにもかかわらず、本日だけで4人ものサイクリストと邂逅している。最もバンコクを出発して以来、今日までサイクリストと出会わなかったので、偶々確立変動を起こしただけかもしれないが。

 そんなワケでチュムポーンの町で出会った中国人サイクリストの楊凱と一緒に宿をシェアして安く済まそうぜ!ということになり、わりかし立派なホテルに普段よりも低料金での宿泊となる。

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 中国→シンガポール→中国 というルートの帰り道とのこと

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 エレベーターがある宿は久しぶりでした

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 豪華なお部屋

 ところが誤算というか、此奴がビール大好っ子で「ガンガンビール飲もうぜ!」とかのたまうものだから、私としてはそんなにビールとか飲みたくないんだけれども誘われて断れない気の弱い性格なもので、気付いたら安くなったホテル代を吹っ飛ばす程度には飲んでいたりする。

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 良い笑顔である

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 光の加減で私が滅茶苦茶暗く見える

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 時間もあったのでチュムポーンの駅まで来てみたり

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 荷物の降ろし方がステキ

 場所を変えて「また飲もうぜ!」とかいわれ、こりゃ際限ないと思ったのでウイスキー1本購入してぶっ潰してやった。「日中どうしようもない酒飲み対決」では私が錦の御旗を持ち帰ることになることであろう。

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 またウイスキーが安いんだよね

 2015年6月19日(金) 走行距離  2km 累計13924km
      6月20日(土) 走行距離109km 累計14033km
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 タイ60・61日目 プラチュワップキーリーカンの町〜バンコクから南南西に約300km バンサパンヤイの町

 ということで忘れ物を取りに行くも、何の成果もなく戻ってきた私が再び目を覚ましたのは11時。「宿のチェックアウト時間は12時だよな〜」・・・とか思いつつパソコンのメールをチェックすると、「Now, I find your wash bag. 」とのメッセージが。

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 この写真と共に

 タイミング悪いよ!未明に私が行った時には何処にもなかったのに。とは思うのだが、無くし物が見つかって嬉しくないわけ無い。そして再び取りに行かなくてはいけなかったりするのであり、面倒くさいことこの上ない。

 ということで宿に延泊手続きをして3度目となるホアヒンの町へと向かう。しかし昨日使用した列車は、基本的に夜間しか走っていないというビックリな走行スケジュールであるため、ミニバスを利用して行くことにする。

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 列車よりちょっとだけ値段高め

 ここでチケット売りのオバちゃんが地図まで見せて「ホアヒン行きのバス」と説明したのに、見事にホイアン行きのバスに乗せられて逆方向へ移動してしまい、戻ってくるまで警察にお世話になりつつ2時間かかったりとか色々ドラマがあったのだが、些末なことである。

 無事18時過ぎに洗濯袋を回収し、20時(が1時間遅れて21時)発の列車に乗り込み、丸1日かけてようやく宿へと舞い戻ってきた私。正直、自転車で移動する方が遥かに楽だと実感した日である。

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 動いてないからビールの味も今イチだった


 翌日。期せずして1日休んでしまったワケだが、だからといって別段先を急ぐようなことはしない。もうそんなレベルはとっくに超越したのであり、今日も私はまったりコーヒーを堪能した後、重たい腰を上げるという余裕っぷり。

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 天気が悪いことは関係ない

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 タイでも過積載な車はいるっちゃいる

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 30km地点で昨日お世話になった警察署の前を通る

 というか反対方向に進んでいると確信して、状況を伝えたは良いけれど、バス会社の人もこんな中途半端な場所で私1人降ろしてどうするつもりだったのか?「反対車線のバスに乗って戻ってね」って、んなこと言われないでも分かってます。

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 降ろされた場所

 タイの人達は親切な人が多いけど物事の責任とか思慮深さに関しては、かなり怪しいと思た方が良い。私は気合いのコミュニケーションと無理矢理バスを止めたことで無事に戻ることができたのだが、人によっては途方に暮れてしまうことも考えられると思う状況ではあった。

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 まぁ、本当にどうにもならないことってあんまり無いのだけど

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 やたらとヤシの木が増えてきた

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 たかがサービスエリアを50kmも手前から告知

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 コンビニで休んでたら中国人旅行者から話しかけられ水を貰う

 本日は1日通して弱い雨が断続的に降り続く。別にこの程度の雨ならレインウェア着ることもなく走行できるが、走っていて気持ちが良いわけではない。腹の中では「いつになったら降り止むんじゃい!」と憎々しげに天を見上げつつ、でも温度が低いので悪いことばかりじゃないよなぁとか思ってみたり。湿度100%に近くて蒸し蒸しだけどさ。

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 歩道としての役割を消失してますね

 とりあえず町に着いたが、地図アプリには何の情報もなし。こういう時はそこら辺の人を捕まえて情報収集するのが手っ取り早いのであり、近くに安い宿はないですか?とお金持ってないアピールをしつつ話したところ、連れてこられたのはお寺である。そりゃまぁお金はかからないでしょうな。

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 ということで久しぶりのテント泊

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 浮いたお金で知らないビールを試して後悔するまでがワンセット

 ネット環境がない上に、20時には周辺が全て消灯してしまうので強制的に早寝となる。ここ数日は夜中の行動も多かったし、これ幸いと21時過ぎに就寝。その1時間後に酷いことが起きたりするとは、この時は露ほども思っていなかったのだ。

 2015年6月17日(水) 走行距離 0km
      6月18日(木) 走行距離98km 累計13922km
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 タイ59日目 ホアヒンの町〜バンコクから南南西に約230km プラチュワップキーリーカンの町

 最近夜更かしすることが多いため朝の目覚めがすこぶる悪い、そんな睡眠7時間の茶壺である。今日も目を覚まして時計を見れば8時前。いくらなんでものんびりしすぎたと急ぎ気味に荷物を自転車にセッティングして朝食とする。

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 まぁ、その朝食にもの凄い量を用意したのだが

 パン3斤とか、途中で飽きてしまい失敗だった・・・とか明後日の方向に反省をしつつ朝の遅い自転車旅行者は出発する。腕時計で時間を確認するようなことはしない。

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 自分でシーツを敷く辺り、本当にユースホステルっぽかった宿

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 今日も良い天気で何より

 珍しく向かい風が気になるレベルで吹いてくるものの、別段気兼ねするほどの強風というワケでもない。こういう時は気持ちを急かしたり、焦って必死に先へ進もうとするほど体力を消耗して結果的に走れなくなるのだ。そうに決まっている。という言い訳を用意してゆったりまったりと走行する。あらゆる場所から頑張らないための言い訳を見つけてくる辺り、業が深いといえなくもない。

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 海沿いを走るも海は見えず

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 どころか峠が見えまする

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 凹凸が少ないと遠くまで見渡せて良い景色である

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 口を大きく開けて〜

 ところで南国といって想像する絵には大抵の場合、ヤシの木が出てくると思うのだがどうだろう?猫も杓子もヤシの木ばかりで他に南国のイメージはないんかい!とか叱られそうだが、実際に南国を走ってみるとヤシの木だらけだったりする。

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 そしてヤシの実だらけである

 何故か私が無駄に記憶している知識に「雷に打たれて死亡する確立より、ヤシの実が偶然頭に落ちて死亡する確立の方が高い」・・・・という、本当に力の限り役に立ちそうもないモノがあるのだが、日本にいる間はこの説に対して、そんな偶然が度々あるかい!と馬鹿にしていた。

 しかしいざ東南アジアを走行してみると、もうそこら中ヤシの木だらけなのである。ふとすれ違うトラックの荷台を見ると、運んでいるのは山盛りのヤシの実だったりするのであり、屋台で普通に販売しているところから(直接見たことはないが)燃料に使用したりとヤシの実の利用頻度とその数の多さには驚かされる。

 そうした需要に応えているのか知らないが、ちょっと気にしてみればヤシの木はありとあらゆるところにそびえ立っているのであり、私としても「これだけの数の木が生えていれば、ヤシの実が人間の頭に直撃する可能性も否定できないかもしれない。」と考えを改めたのである。というか、目の前で実が落ちる瞬間を見たりもしている。

 そんな無駄としか言いようのないことを考えたりしながら宿へと投宿。全くの偶然なのだが、この宿は自転車乗りに有名な宿だとのことで、バンコク〜シンガポール間を走行するようなサイクリスト達がこぞって利用しているらしい。

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 同宿の自転車乗り

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 まぁ飲めよ!とビール片手に旅の話へ

 既にタイ国内で自転車好きのオーナーが経営する宿に3回宿泊していることになり、タイという国の自転車人気を実感する。日本なんて半年以上かけて1周したのに自転車好きのオーナーが経営する宿に宿泊した記憶は1度しかない。(ヒント:野宿)

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 猿の像とリアル猿

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 というか猿多すぎでは?

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 ラスボスが住んでそうなお寺

 毎回屋台にて食事を済ましている私だが、別にさもしい食事というワケではない。むしろタイにおいては家の中で食事を作るというほうがマイノリティなのであり、実際にキッチンの存在しないアパートがあったりと、日本とは外食に対する考え方もその値段も大きく異なっている。

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 夕方広場に行けば大抵屋台が商売してる

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 ベトナムのチェーっぽい甘味所もあった

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 そりゃ食べますよ 

 今日こそは早めに休もう!とシャワーを浴びたところで昨日のホアヒンの宿に宿に忘れ物をしたことに気付く。簡単に買い足すことができるような品物でなし、仕方ないので取りに戻ることとする。

 偶然にもプラチュワップキーリーカンの宿もホアヒンの宿も鉄道駅が最寄りときた。しかも列車は深夜も走行してるということで、洗濯袋を取り戻すという情けないミッションにて深夜特急(ミッドナイトエクスプレス)に乗り込むのである。
 

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 思いもかけないタイ列車体験

 時刻表から1時間遅れて到着した列車に乗り込み1日かけて走った距離を1時間半かけてホテルへと戻る。ここでサクッと忘れ物を回収できるかと思ったら、何かその存在は消えて無くなっていた。

 かくして成果を上げることができないまま翌朝4時に宿へと戻った私は、その数時間後「ゴメン、見つかったわ!」のメールを送りつけられ落胆することになるのだが、これは明日の話。

 2015年6月16日(火) 走行距離102km 累計13824km
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 タイ58日目 アムパワーの町〜バンコクからに約140km ホアヒンの町

 思いもかけず2泊したアムパワーの町だったが、今日は流石に出発する。昨日夜遅くまで起きていたこともあり、8時前の遅い起床となってしまい、やや急ぎ気味に準備を済ます。

 するとオーナーから一言「それじゃあ一緒に朝飯食べにいこうぜ!」といわれるのであり、もういっそのこと今日も延泊してしまおうかな?とか思いつつ朝食を食べに車へ乗り込む私である。

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 各安料金での宿泊だったのでこんな感じの寝床

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 朝飯の後に食べたタイスイーツが美味し

 9時半になり色々世話してくれた宿の皆に厚くお礼をいって出発する。偶然立ち寄った宿だったけど、また1つ忘れられない思い出になる日々ができました。ありがとう。

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 ちなみに台湾人に有名な宿らしい

 さて、別段1日の走行距離に対してこだわりも何もないのだが、一応日々の目的となる町やポイントはある程度決めて走行している茶壺さん。朝から予定が狂ったりとかして大いに慌てるかと思いきや、そもそも予定通りに走りきる確立は50%程度であり、「なるようになるさ!」という便利な合言葉を胸に秘めて特別急ぐこともなく走行する。

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 こんな道だから嫌でも速く走ることになるけども

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 4桁国道でもちゃんと自転車道があるタイクオリティ

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 昼食奢ってもらいましたのん

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 そんなキラキラした目で見つめないで男子トイレ

 基本的にコレから走行する地域の事前情報なんぞ調べることをしない私であり、そのおかげで何時でも新鮮な気持ちで旅行をしている反面、想定していた事態と異なる展開となることもまた多い。そうした状況を「これもまた面白いね!」くらいに判断する図太い性格している私は得な性格だと思う。

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 こんな面白看板、反則だよ

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 牛さんの朗らかな顔がポイント

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 勉強小僧(平成教育委員会)という言葉が浮かんだ

 何が想定と違ったのかといえば、本日の目的地であるホアヒンの町が超絶リゾート地区であったことだ。ツーリスティックな町は基本的に宿の値段も競争原理で下落するのが常なのだが、リゾートという土地においてはその理屈は通用しない。もう今日はマトモな(低)料金で宿泊できるのか、はたまた野宿かとリゾートホテルを見かける度にドキドキである。

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 珍しいタイのトンネル

 安宿を探して困った顔をしていると、誰かしらが助けてくれるのがタイという国の素晴らしいところ。近くにあるユースホステル風の宿を紹介してもらうわ、喉乾いてないか?とジュースを頂くわと単なる旅行者にどこまで親切なのだろう。

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 結局200B(約730円)と格安宿なのであり、本当にありがたいです

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 近くに有名らしいホアヒンの駅舎があるので見学に

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 良い笑顔である 

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 軌道との落差がほとんどない

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 タイの消防署はどこもやる気がない印象

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 久々に海とか見たな

 ドミトリーの寝室だが私1人で独占状態なのであり、こういう時に「この宿、経営とか大丈夫なのかな?」と考えてしまうのが私の性格である。宿からしてみれば大きなお世話であろうが、こういう安くて良い宿は末永く営業してほしいと思うのであり、私としても宿の経営に少しでも貢献できるようビールを注文するのであった。

 2015年6月15日(月) 走行距離126km 累計13722km
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 タイ57日目 アムパワーの町

 私が止まった宿のオーナーは自転車旅行が好きであり、アジアの国々を走り回っているとのことだそう。そんな宿に私が来たのであればそりゃあ話は盛り上がる。結局朝になってオーナーがこの近くの名所を案内してくれるというので、私は少しでも先へと進みたくて仕方がない自転車乗りなのだが、オッチャンの心意気を無下にできない心優しい正確なのでお言葉に甘えることにする。

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 よろしくお願いします

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 たまにペアランすると楽しい

 ということで連れて行ってもらった場所はフローティングマーケット。っておいおい!宿の目の前がフローティングマーケットなのにわざわざ来る必要あるんかい!?

 とか思ったのだが、どうやら自転車の仲間達がこの場所に集まるらしく、私を紹介したかった模様。まぁそういうことなら仕方ない、ジュースやフルーツも奢ってもらった身としては何処へでもついて行きますぜ。

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 タイの自転車人気を実感するなぁ

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 1つは奢り、1つはお店からのサービス

 このアムパワーの町は結構観光ポイントが豊富らしく、自転車レンタルサービス等も街中に見かけるのだが、私のように地元の人間に直接案内してもらうと細かなオススメポイントや地元の人達との交流ができて楽しみが大きく増える。というかオッチャンが行く先々で「こいつは自転車で世界中を走ってるんだぜ!」と紹介するので、私は特に何もしていないのだが出会いが続いて面白い。

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 400年前の寺院とのこと

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 タイの顔出しパネルは好戦的

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 半笑いすんな

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 ここにも自転車乗りが多数

 というかオッチャンは何時まで町を案内してくれるのだろうか?既に11時を越えていたりして私は本日移動する気持ちは欠片も残っていなかったりするのであり、こちらとしても観光案内が続いてくれることはありがたかったりするけれども。

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 無料の動物園はお寺と併設

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 ラクダって悪そうな顔してるよね

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 アクティブすぎるよ猪さん

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 絵になる道を追いかける

 タイなのでやっぱりお寺も訪問して、僧侶に今後の旅の無事を祈ってもらったりする。やっぱりタイの人が一緒というだけで、飽きるほど回ったお寺であっても始めての出来事が発生するのであり感慨深い。

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 これ、噴水なんだぜ

 私はタイでの食事は基本的に屋台等の安価な食堂を利用しているのだが、焼肉食べ放題の店を除いて3度、1品が100バーツ(約360円)を越えるような「ちゃんとした」レストランに入店している。今回がその3回目となるのだが、この全ての店で私自身がお金を支払ったことがないとか恥ずかしくて話せんな。

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 ここのタイ料理は本当にレベル高かった

 朝、従業員のオバちゃん達にお別れを告げたはずの私が当然のような顔で宿へと戻ってくるのであり、お互いに苦笑いというか「アンタどうしたのよ?」的な空気が流れる微妙な瞬間。私はそういう間が嫌いではない。

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 そして夕食も御馳走になってたり

 世話になるにも程があるだろ!とかそろそろ自分でも頂いたフルーツを食べながら感じ始めた茶壺であるが、ボートツアーに参加しするだろ?とかいわれた日にゃ「OK!サンキュー」以外の答え方を知らない。もう完全に支払った金額より世話になった分の方がデカいぞこりゃ。

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 ホタルが驚くような数で光ってた


 水上からみる水上マーケットも楽しい

 全くもって楽しい1日となった。ちょっとゆっくりすると決めただけで、色々知らない出来事に出会えたりする。こりゃあ増々急いで走ろうという気持ちが無くなるな。自転車乗りは急がなくなるのだ。

 2015年6月14日(日) 走行距離32km 累計13596km
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 タイ56日目 バンコク市内〜バンコクから西南西に約70km アムパワーの町

 何だかんだで市内の道を大体覚える程に走り回って滞在したバンコク。名残惜しさを感じつつも、ロシナンテ号に荷物を積載して宿を後にする。どうやら夜中に雨が降ったようで路面が濡れており、せっかく掃除した自転車を汚したくないという気持ちがあるのだが、ここで躊躇すると間違いなくもう1泊してしまうので出発する。

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 結構好きな都市だった

 そんでもって出発した私が向かっているのが、無料でご飯が食べれるシーク寺院というのが締まらなくて大変よろしい。というか地味に何度か訪れていたりして、卑しさ全開自転車乗りとして今回もインドカレーを食べまくる茶壺である。

 とはいえインドカレーはゴールではない。お腹が膨れれば私だって積極的に前へとタイヤを転がすのであり、とにかく交通量の多いバンコク市内を安全に抜けるよう気を使いつつも先へと進む。

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 都会は本当に運転怖い

 都心部を走行するときは普段気を抜いている「ように見せている」私でも流石に集中している。とにかく思いもかけない場所からバイクがすり抜けてきたり、バスが幅寄せしてくる東南アジアの交通マナーは、油断してるとゲームオーバーになってしまう。

 どんなにこちらが注意して運転してても、接触したら100%自転車が(物理的に)負けてしまうのであり、オマケに常に残機は1でコンティニューはできない。難易度理不尽じゃないかね?東南アジアの自転車旅行は。

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 郊外の道がどれほど安心できることか

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 久しぶりに塩田を見かける

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 1袋100バーツ(約360円)でお買い得

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 つぶらな瞳・・・・じゃ、ないな

 近くに観光地があるようなので、そういう場所には大抵安宿があるだろう!と進んでいく。どうやら水上マーケットが有名な町らしいのだが、そんなもん知らん。とにかく今日の寝床確保が私に課せられた唯一の事項。

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 絵になる風景ではある

 しかし値段を聞いて返ってくる言葉は「800バーツ」「2000バーツ」「1200バーツ」っておいおい、その半額でも悩むというのに一体この町の宿料金はどうなっているのだ?

 聞くところでは、土曜日にはナイトマーケットが開催される関係で、宿泊料金も合わせて高騰してしまうらしい。こりゃ駄目だ、他の町に行くか何処かで野宿かなと宿の人にお礼を告げて引き上げようとする。

 が、何故か私より必死になって低料金で宿泊する方法を探し始めるタイの人々。何でキミ達私よりも必死なのん?結局ロビーに布団敷いて寝るなら低料金で良いよ!とのことなのでお言葉に甘えさせてもらう。

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 そうと決まったら飲もうぜ!とお誘いが

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 川沿いに立つ景色の良い宿

 1時間程飲み食いして、お勧めされたナイトマーケットへと散歩に出かける。以前もアユタヤでリバーサイドマーケットを見学したのだが、今回は黄昏時(逢魔ヶ刻という言い方も好き)ということでまた違った景色が見れそうで楽しみだ。

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 活気あるというか、ごちゃごちゃ

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 船飛び移って向こう岸に渡れそうな密度

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 この時間帯って本当にキレイ

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 風情

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 反対岸から見た宿の姿

 こうした景色の中を歩いて回るという楽しさ。何ともいえない気持ちの良い雰囲気を味わいながら、川沿いで日記を書いたりネットを弄ったりするだけで気分が違う。蚊の数も違う。全身刺される前に蚊帳の中へと避難して就寝とする。

 2015年6月13日(土) 走行距離99km 累計13564km 
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