オーストラリア68日目 カーンブレイクレストエリア〜パースから南に約260km マンジマップの町
上まで行くのは割と疲れる
不器用である。生き方とか性格といった話でなく、私はスポーツにおける技術的なセンスがない。小学校でサッカークラブにいた時も、とにかくボールの扱いが下手糞でベンチ要因の人間であった。
それを自覚したので、以後の本格的に行ったスポーツは陸上・水泳・自転車・登山・トライアスロンと、センスよりもまず体力勝負となるものばかり。私はそうした個人競技で黙々と作業を繰り返す方が性格的に向いているのだと思っている。
さてやって来たのはペンバートンの町。何故いきなり私のスポーツ遍歴を語りだしたのかといえば、ここペンバートンの周辺では「木登り」ができる巨木があるからである。
木登り・・・良いじゃありませんか。上へ上へと登っていくやりがいと、登った後の達成感。子供の頃は友人と木に登って果物取っては食べたりとかしていたものだ。育ちは都内にもかかわらず。
木登りのように単純な遊びならば、私はそれを思い切り堪能することができるのであり、オーストラリアに来たらここは外すことができないスポットとして楽しみにしていた。うはははは!さてどんな木なのですかな?
高さにして50m以上、超大型巨人を越えてくるビッグツリーなのであり、こいつあワクワクしないって方がオカしいというもの。高いところは大好物なのです。
木に取り付けた鉄棒を梯子のように伝って登っていくため特に難しさとかないのだが、それでも自分の足下を見ると豆粒のように小さくなっている光景はゾクゾクする喜びを感じる。アレか?支配者の気持ちってこういうことか?
上まで行くのは割と疲れる
いや〜、これは楽しい遊びでした。大満足で再び自転車をこぎ始める私。実はこのペンバートン周辺はオーストラリアでは珍しくップダウンが連続する山中なので、やれ疲れること甚だしい。早いとこ山岳地帯を脱出せねば。
どんだけ木登り好きなんだよ!と問われれば、パンバートン周辺にある3本の巨大樹のうち2本くらいは登っておきたい程度には好きなのである。まぁ通り道にある木登りスポットならば、そりゃあ寄りますよ登りますよ。
2つの木登りを満喫し気分良く最寄りの町へと到着する。さてここで買い物をば・・・と思ったら、タッチの差でスーパー閉店してるじゃねえか!木の上で昼寝とかしてるからこうなるんだよ!
午後5時に閉まってしまうスーパーとか早すぎだよ・・・いやむしろオーストラリアで日曜にスーパーが営業してることの方が僥倖なのか?どっちにしても、私が買い物できない事実は変わらないのだが。
んなこと思いつつスーパーの前でガックリ来ていると、オバちゃんが「5分だけオマケしてあげるわ」と店に入れてくれる。ありがとうオバちゃん!これで今日も肉が食べれるよ。
ボトルマートは営業していたので、しっかりビールもゲット。大変な行程を走った夜は、やっぱりビールと肉で1日を終えるのが正解だ。
2015年11月22日(日) 走行距離110km 累計24939km










































































































































































