アメリカ18日目 ヴィラパークの町〜イリノイ州最大の町 シカゴ
だいたいシカゴの町には到着したようなものであり、数日かけてこの町を観光しようかと思うのだが。ケンは明日から週末にかけて忙しくなるため、私を泊めることはできないのだそう。いや、そんな人様の迷惑にこれ以上乗っかるだなんて申し訳ないし、適当に野宿でも安宿でも探しますよと思ってたのだが。
泊めることができないから、俺の自転車仲間の家を探してやるよ!・・・という話となり、あれよアレヨという間に3つのファミリー宅を訪ねて回ることとなった。つまりシカゴ出発は早くても月曜日です。
明日から忙しいケンは本日休みの日。ということでナイスなリカンベントで私と共にシカゴの中心部まで一緒にサイクリングしてくれる。ツーリングチームのお友達も1人合流し、計3人でダウンタウンへくり出そう。
そんなシュガーベイブは置いといて、勝手知ったる地元の人が先導してくれるのは本当に有難い。アメリカって分かりやすい碁盤の目状に区切られた形で年が形成されてはいるのだが、大局ではそうでも実走してみると一方通行だらけだったり、まともに自転車通れない道だったりが多くて迷いまくること請け合いなので。
おかげさまで迷うこともなくシカゴはダウンタウンに到着できたぜ!・・・というと、実は2回ほど行き止まりで引き返したりとか、よく分からない方向へと走ったりとかもしたけれど。
高層ビル群が立ち並ぶアメリカの都市といえばニューヨークが思い起こされるところだけど、実はそうしたビル群が最初に建設されたのはここシカゴなのだそう。元祖摩天楼ことシカゴの町である。
お昼ご飯を食べたところでケン達とお別れ。なんだかんだで片道50km以上あったけど、またこの街中を引き返すとか大変だと思う。どうもお世話になりました。
なお私はといえば、ケンが仲介してくれた自転車旅行者のお家へと向かう。「シカゴの南部は治安が悪いから、北部に住んでる人に連絡しといたぜ」とか細々としたとこまで気を使ってくれた彼であり、私もそういうさりげない気遣いを堂々と話してしまうような人になりたい。
自転車乗り同士での会話が進む中、以前に教えてもらったシカゴの名物料理であるらしい「ディープディッシュピザ」というのはどこで食べれるのか聞いてみたら、「それじゃあ今夜はそれを食べに行こう!」となる。とんとん拍子に物事進む時ってのはこんな感じか。
ちょっと意外だったのが、彼らはピザをナイフで切り分けフォーク使って食べるんですよ。ピザって手で掴んで食べるものだとばかり思っていたのだが。私の知らない常識は世界中にたくさんあり、そういうのって実に面白い。
満腹になり戻ってから四人でWiiUのゲームをプレイ。ゲーム説明文完全英語だし、あっという間にスルーされちゃってルールも操作方法も分からないのだが、そこはゲーム老舗の任天堂、もといNintendo。
1回プレイすれば初体験の私でも楽しく遊べるあたりが流石である。ゲームは好きなのだがスマホとかのアプリゲームって大っ嫌いな人なので、コントローラーを握ったのも何年ぶりのことやら。久しぶりのゲームは自転車の次くらいに面白い。そんな夜。
2016年10月21日(金) 走行距離70km 累計49208km