自転車ときどき世界1周

2017年09月

 ペルー24日目 ヤナマの町〜リマから北に340km地点 川沿い

 壁が薄いどころか上部に隙間があるため音が筒抜けの宿である。んで遠慮という言葉が辞書にないであろうペルー人は朝の5時から大声で騒ぎまくるのであり、嫌でも早起きする羽目に。

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 今日はちゃんと電気使えた

 一応ペルー前半戦において最後の山場といえる厳しい未舗装&上り坂区間である。というかまだまだいくらでも面白そうな山はあるのだが、新しいタイヤを入手するためこの先は素直に舗装された道通ってリマまで進むことにするので。

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 だから今日は一段と気合い入れて行くべさ

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 豚

 ちなみにペルーの一般家庭で飼育されてる動物は鳥と豚が2大巨頭だといえる。田舎であれば大体の家でこいつらが飼われているのを見ることができ、次いでヤギ・羊、やや数が減って牛というのがペルー家畜の飼育率だ。

 ちなみに豚も家畜というかペットに近い感覚なのか、紐つけて散歩させていたりする光景をよく見かける。ヤギや羊って本当に可愛くない顔していると思うのだが、豚は見慣れるとなかなか愛嬌あってそうした扱いを受けるのも納得できるというものだ。

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 こんな高所でトレランやるんかい

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 本ブログ最多登場数の沖野君とバッタリ

 まぁ昨日必死に坂道自転車押しているのを車から目撃してたので、会うことは分かっていたけども。久しぶりの再会に喜ぶのもあるが、とにかくお互い走ってきた道の情報交換を行いこの先の目的地が同じなので「リマで会いましょう」と約束してセパレート。一瞬の邂逅だったな。

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 4000m越えたけど木々がある

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 やや雲が出てるけど良い景色じゃないか

 流石、世界一高所にある国立公園だわ。既に4300mを超えてるのに周囲に見える山々はどれも見上げる大きさのものばかり。上の方は雪かぶっているのでさぞかし寒いのだろうと思うけども、少なくともこの場所ではTシャツ1枚でも汗かくほどの暑さですぜ。

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 やたら綺麗な湖

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 しっかし厳しい坂道だ

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 あそこがゴールってはっきり分かる

 標高4620mの峠のてっぺんは、もちろんこれまでの最高所記録を更新だ。嬉しいってのもあるが、とにかく道が悪かったので「やっと着いたよ」という気持ちの方が大きかったり。

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 削った道を抜けると 

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 反対側には写真撮影ポイントがあった

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 頭オカシイとしか思えない九十九折りが

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 景色見て忘れてしまいたい 

 私はこの道下り坂だから構わないけどさ。沖野君はよくこんな見ただけで心へし折ってきそうな坂道登ったもんだよ。ワスカラン国立公園の横断ルートは東→西がオススメだと自信持って言えるわコレ。

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 ジャンプしてけばあっという間じゃね?

 しかもこの九十九折り、路面状態が滅茶苦茶悪い。この道は全体的にごろた石が多くてタイヤを取られる道なのだが、ここに来てその度合いを大幅に更新したと言いますか。有り体に言えば「クソ道」である。

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 走り辛いったらありゃしない

 あんまりブレーキ握りっぱなしで、手の平の強く当たる場所が真っ赤に変色してもうた。両足の指先は突っ張り放しで痺れてしまうし、もうちょっと気を使った道を作れないものかねペルーさん?

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 このカーブポイント

 ここから観光地であるラグーナ69という湖へ向かうトレッキングロードが延びているのだが、ここを境に一気に路面状況が良くなった。要するに観光地までの道は金ヅルだから整備もするけど、それ以降の道なんか知らねーよってことですかい。

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 ここは特に良い場所だけど、それにしたって変化度合いが大きすぎる

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 ようやく落ち着いた道に

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 正に「谷間」 

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 文句も言ったけど本当に楽しかったよ

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 すごい色した湖を抜けていく 

 日が落ちる前に隣を流れる川の側まで自転車運びテント設営をば。道路上からは全く見えない場所なのだが、夕食作っているといきなり人が出てきて大いに驚く。

 どうやらこの川の魚を取りに来た(注:密漁)とのことで、それはまぁご苦労さんですね・・・とか思っていたのだが。

 彼らの乗ってきたバイクが公園内パトロールカーに見つかってしまい、戻ってくるのを待ち構えている様子。迂闊に出ていけない彼らは困っているのだが、私にしてもテントのすぐ脇で往生されて困っている。下手に私まで見つかったら面倒事になるのは避けられないだろうし。

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 絶好のポイントだと思ったのだが 

 日が落ちてしまうと寒いワスカラン。ブルブル震えながら雑談しつつ2時間ほど待ち続け、ようやくパトロールカーが引き揚げたのを見計らい彼らも帰途に着いた。つまり私も床に就くことができるというワケだ。

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 もう面倒になったので野菜パスタスープで夕食終わり

 時間経つに連れて天候悪くなってしまった本日だが、なんと夜には雨まで降り出したり。こんな景色の良い場所に来たのだから、是が非でも明日は青空の元で朝を迎えたいのですけども。ドキドキしながらのテントである。

 2017年9月21日(木) 走行距離54km 累計67991km
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 ペルー23日目 ヤナマの町〜ユンガイの町〜ヤナマの町

 さぁ大変な1日の始まりである。とりあえず1番近くの自転車屋がありそうな町ことユンガイまでバスに乗って移動する。それはまぁ仕方がないのだが、出発時刻が午前3時と来たもんだ。

 何なのコレ?バックパッカーと呼ばれる人たちは、みんなこうしたわけわからん時間のバス乗って移動しているの?

 面倒なことに昨日から町全体が停電しているようで、3歩先すら全く見えない真っ暗闇の中を歩いて中央広場に鎮座するバスへと乗り込む私である。

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 眠たい

 よく分からん荷物を近所に搬送とかしており、1時間ほど遅れて出発する。その1時間のロスがあるなら部屋で寝かしてくれやしまいか?

 ちなみにバスの中で寝るのは不可能だと言い切っても良いほどの悪路に加え、狭いハイエースの車内には10人以上がすし詰め状態。まともに座り直すこともままならないためお尻が痺れてキツいんですけど。

 空が白み始める中、ワスカラン国立公園の雄大な山々を眺めれるのは素晴らしい経験なのかもしれないが、ここに自転車というか「自力で来た」というファクターがないと私はもう素直に喜べない。というか眠くて割とどうでもいい。

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 結局ユンガイ到着するまで写真の1枚も撮らず

 昨日ホステルのオーナーに事情を話していたのが運転手にも伝わっているようで、町唯一の自転車屋の場所と開店時間を教えてくれ「帰り道のヤナマへは10時に出発するからさ。それまでに用事済ましときなよ」という完璧な対応であった。

 惜しむらくは開店時間が間違っていたことと、予定の10時を2時間過ぎても出発しなかった適当っぷりか。

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 活気ある市場で朝食摂りつつ

 とにかくちゃんとしたタイヤはリマで取得する予定なので、緊急的にその区間を走れればいいという意識でのタイヤ検索。そもそもこだわり入れようにもユンガイの自転車ショップにタイヤは1種類(サイズ)しか置いておらず、妥協もクソもないのであるが。

 とにかくタイヤとチューブを購入し、再び地獄の帰り道。今度は真っ昼間なので折角だからと明日走ることになるであろう道の状況を事前学習の気持ちで下見する。なお途中で荷物満載の日本人サイクリストを1人見かけた。

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 合計8時間の移動でした

 ヤナマに戻ったその足で、バイクタクシー捕まえて昨日のトラブル発生地点まで運んでもらう。というのも昨日は動転してて気づかなかったが、どうやら看板を置き忘れてきたようなのだ。友人がわざわざ作ってくれた物だし、単純にお気に入りの品である。どうか残ってますようにと祈りながら赴くが。

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 ありませんでした

 あ〜あ。アメリカ以来となる持ち物ロストである。旅行期間が長くなってくると、トラブルに対する耐性は強くなるのだが、荷物なくした時のガッカリ具合は大きくなるばかりだわ。

 腐って動かないわけにもいかないので、部屋にて新しいタイヤとチューブを取り付けにかかる。破断したのは後輪タイヤだが、強度の高いマラソンプラスを前輪から後輪へと移動させ、負荷の低い前輪に謎メーカーの800円タイヤを装着させることにする。

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 サイズだいぶ違うけど大丈夫そう

 とにかく無事にタイヤ購入ミッションが達成できた。これでもダメだったら男らしく諦めてバスワープするしかないのだが、今日1日バスに乗った上での感想が「できれば2度と乗りたくない」というものなので頑張りたいところ。

 明日はいろんな意味でドキドキの日となりそうだ。

 2017年9月20日(水) 走行距離0km 累計67937km
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 ペルー22日目 ピスコバンバの町〜リマから北に約340km ヤナマの町

 昨夜は久しぶりに綺麗な星空を観れたのであり、今朝も変わらぬ良い天気。これは何とも良い感じの1日になりそうだと思っていたのです。この時は。

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 窓がないので朝が来たのかドア開けるまで全くわからない部屋

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 ピスコバンバの町からコンセントの形状が変わった

 ゴール予定地点はピスコバンバの町と大体同じ標高なのだが、そこへ辿り着くには2回ほど川を渡る必要があり、そこで大幅に標高を下げなくてはならない。全くもって山岳地帯は楽させてくれない道である。

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 そんじゃ行きますか〜

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 と思いきや、キャリアのボルトが取れるハプニング

 まぁこれだけガタガタの道では少なからずトラブルが起こっても仕方ない。むしろ走行不能にならない程度のリカバリが効く問題で良かったじゃないか。そういう風に考えないとペルーの山岳地帯なんてやってられませんよ。

 1本目の川を渡り登りに転じる道へ。所々で乗って走るには厳しすぎる斜度の坂が登場したりするものの、全体的には「まぁ走れる」程度の道が続くのであり、よたよたと自転車を走らせる。

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 こんな道通ってきたのか

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 向こうに見えるは雪被った山

 ちょうどいい距離に小さな町があり、お昼休憩ができる喜び。ペルーは山岳地帯でも驚異的なレベルでの無補給地帯は少ない印象で、これまでも丸2日以上続いてレストランのある町が出てこなかったことはない。

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 よくまぁこんな厳しい場所に住みますな

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 2度目の川を渡る

 さてここからワスカラン国立公園の内部へと突入することになる。世界一標高が高い国立公園らしく、2500mの現在地からでも先に進む道はひたすら上り坂である。

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 そして結構酷い道と斜度

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 何でそこに門?

 1時間走っても1台の車も通らない道をひたすら走っていたのだが、突如「パン」という炸裂音と共にペタンコになるロシナンテ号の後輪。何があったのかと確認すると、タイヤのサイドウォールが破裂していた。

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 もちろんチューブも破裂

 いやいや、よりによってこの状況で何ということでしょう。新しいタイヤを首都のリマで調達しようとしてたので予備タイヤは持っていない。とはいえここで泣き叫んでいても状況は全く改善の余地を見せないのも確かである。

 以前も同様の症状でタイヤが駄目になった経験から、とりあえず応急処置としてサイドウォールの破けた箇所を針糸で補強する処置をとる。オーストラリアではこれで300kmくらいは走れたので、上手くすれば次の大きな町まで自走できるかもと信じますよ私は。

 ということで処置を終えて走行再開し8km走ったところで再破裂。やっぱりこの未舗装路では負担が大きすぎたということか。

 2度目のトラブルで予備のチューブにまで大穴が空いてしまい、状況は悪化の一途を辿る事実。いやマジでこれどうしようもないレベルのトラブルなんだけども。

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 とりあえずチューブはパッチ4枚使ってみた

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 タイヤの方は駄目になったチューブを組み込んで更に補強

 しかしチューブにまともに空気が入らない。時間も17時を超えてしまい、刻一刻と日が沈む中で、どうしろっていうのだ本当にさ。

 運良く1台車が通りかかったので、事情を話してゴール予定だったヤナマの町までピックアップしてもらう。僅か8kmとはいえ轍切らしたくない気持ちがあったのだが、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないし余裕もない。

 改めてヤナマで自転車ショップを探すのだが、まぁ当然のようにそんな店はないのである。もういっそのこと近くの大都市であるワラスの町までバスワープするという選択もあるのだが、ワスカラン国立公園はここからが本番で面白くなるであろう場所。できることなら自走したい。

 ということでバスに乗って近くの町まで移動し、タイヤとチューブ購入した後に戻ってくることとした。素晴らしく無駄の多い行程な上に、バスの出発時刻は深夜3時。明日の1日でミッションコンプリートできるか不安いっぱいだ。せめてネットが使えれば事前の情報収集できるのだが、ヤナマの町でそんな宿を期待してはいけない。

 2017年9月19日(火) 走行距離53km 累計67937km
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 ペルー21日目 道路脇〜リマから北に約360km ピスコバンバの町

 朝だ。夜中に何台かの車が通っていったが、私は無事に夜を乗り切ったのだ。・・・とかそんな殊勝なことを考えるワケもなく、とりあえず思うことは「腹減った」なのである。人は食事なしに生きていけない。

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 晴れた、嬉しい

 もう完全に標高3000後半での米の炊き方はマスターしたのであり、芯が残るような不味いご飯を食べることはなくなった。次の目標はもっと上手なコーヒーの淹れ方を覚えたいのだが、それなら「まずケトルを用意しなさいよ」と言われそう。

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 テント乾かし中

 150mも登れば山頂のポイントだったのであり、今日は実質下り坂ばかりの楽な行程である・・・はずだ。というかそうであって下さいお願いします本当に。

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 とりあえず3700mからダウンヒル開始

 下るのはいいのだが、とにかく路面状態の悪い未舗装路である。昨日と違って晴天であることは救いだが、それでも地面はゴツゴツの石の他にも泥グチャやれ水たまりやれと豊富なトラップを仕掛けてくる。ちょっとでも気を抜こうものなら良くて泥まみれ、悪いと崖下へ転落である。

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 水たまり避けて進むゲームしてるみたいだ

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 下りだけど速度は10km/hあるかどうか

 ちなみに路面状態の悪い未舗装ではサドルにどっかり座ってなどいられない。このため常に抜重というか中腰の状態である。これは地味に両足疲れる体制であり、下り坂なのに足に負担がかかるという何とも理不尽な結果となる。いっそのこと、開き直って座り続けてやろうかとも思うのだが、そんなことしたら私の尻が壊れてしまう。

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 足を取るか尻を取るか

 3時間かけてポマバンバの町へと到着し、この酷い道の先にこれほど立派で規模の大きな町があることに驚くといいますか。この町に住む人は何処へ移動するにも厳しいダートを超えていかねばならないのかと思うと同情を禁じえない。

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 もちろん空港なんて近くにない

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 一昔前はペルー山間部の町は同じような状況だったのだろう

 昨日ここまで走ってしまおうなどと馬鹿なプランニングしたものだと思いつつ、ポマバンバを抜けると上り坂となる。まだ標高3000mもあるというのに、早くも登らせますか?そんなことで良いんですか?

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 私は良くない

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 ちっとも良くない

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 でも景色は良い

 前半の下り坂ペースで勘違いしたのか、次の町まで20kmちょっとだし1時間半もあれば着けるだろうと思ってしまう愚か者は私です。

 1時間半で半分にも到達していない事実に現実を直視したくないというか、何もかも忘れて今日はやめてしまいたい衝動にかられるものの、ビールが飲みたい一心で先へと進む。人はその先に希望が待ってるから自転車漕げる。

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 今日は午後になっても天気崩れず

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 国立公園の雪山が見え始めた

 とはいえキツさでいったら昨日の半分程度でピスコバンバの町へ到着である。時間も15時過ぎで、余裕はあれどこれ以上走りはしない。だって10ソレス(約350円)でWi-Fi付きとか優秀な宿があるのだもの。

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 中央広場に大きな木が

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 かなりレベル高い試合してた

 この何日かワスカランという国立公園の周りを走っていたのだが、折角なので公園内も走ってみようかと思う。入場料取られるのが気にくわないところだが、あんな雪山見せられちゃ行かない理由がないじゃないか。

 ということで、適当に食料買い集め、明日からワスカラン国立公園へ。今までで1番高い峠を越えることになるとのことらしく、これは結構ワクワクしております。

 2017年9月18日(月) 走行距離54km 累計67884km
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 ペルー19・20日目 シウアスの町〜リマから北に380km地点 道路脇

 お疲れ様です休養日。疲労でバッキバキな両足を抱え丸1日ダラけていたいところだが、こういう余裕がある日にこそ面倒ごとをやっつけておかねばならないジレンマ。

 ということで具体的には放ったらかしてたブログの更新作業から始まり衣類の洗濯、先のルート行程で必要となる食料の調達、ガソリンの補給、AMTから現金の入手、自転車の簡単な整備まで。地味ながらも放っておくわけにいかない作業をしてた。

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 Wi-Fi遅くてブログアップロードに時間かかる宿

 まぁそれでも3時間ほど写真のアップロードを続け、無事に1週間分投稿できた模様。ネット作業のいいところで、1度選択してしまえば他の作業と並行しながらでも大丈夫という点がある。

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 洗濯したり買い物に出たりを同時進行

 ちょっと不安だった土曜日における銀行は通常営業されており、ホッと胸を撫で下ろす。別にATMは曜日関係なく使えるだろうが、ペルーの使えない高額紙幣を両替する作業が付いて回る関係で、銀行の開店時間でないと後で泣きを見ることになるため。

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 本格的な整備はリマでやろうかね


 翌日。昨日の天気から予想はしてたけど今にも雨が降りそうな天気の中で出発である。というかこの周辺は今の時期毎日雨が降る様子。待てば状況が改善するのは望めないのであり、行くしかねぇ!

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 なおここから未舗装路スタート

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 カーブごとに十字架立ててるのは落下防止のため?

 隣を流れる川を渡ってここから南下するルートとなるのだが、川沿いを抜けてくルートと山の上へと向かうルートの2つが選べるようである。まぁどちらも未舗装路だし、どうせ同じ道路に合流するのだしと深く考えずに手前にあった川沿いルートを選ぶ。これのせいで後で酷い目に合うのだが。

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 川沿っても600mくらい登る

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 牛・羊・山羊・犬・馬となんでもいるな

 20kmほどを走って本線へと合流する。多少は大きい道だしこの辺で南下するための唯一のルートであるためもしかしたら舗装されてるかも・・・という期待を抱いていたのだが、普通にボッコボコの未舗装路だった。この道に速く入りたくて随分遠回りするルートを選んだのだが無駄に終わる。

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 それだけなら良かったのだが

 道沿いに走ってたつもりが何故だか町へと出てしまう。道中にこの規模の町が出てくるわけないのであり、つまりは道を間違えたということだ。

 仕方なく微妙なルート使って本線に合流しようとしたのだが、周りの人達揃って「その道は通れないよ」と言ってくる。ぶっちゃけイケる気がしないでもないが、これで通行止だったら完全に気持ち折られてしまうので泣く泣く逆走することに。

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 こちらのお嬢さんがジュースとお昼をくださった

 どころかお姉さんと一緒に道案内してくれるのであり、来た道戻るだけだから別に必要ないのだが、とにかく凹んでたので人様からの親切が嬉しいといいますか。女性からだし、なおのこと。

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 この分岐点をさ、家の敷地に続く道だと勘違いした

 ひっどい未舗装路・雨・上り坂に加えて道まで間違えたことで、気力萎え萎えの状態ではあったが先へ進まねばどうにもならん。軽く1時間半はロスした上に、思ってたより道の状態が悪いどころか最低であり、当初予定していた町への到着は既に諦めている。

 それでも前へと進んでおきたいと、必死にペダル踏んでガタガタな上に泥っぽさも兼ね備える道をヨタヨタ進む。すると先ほど私に道案内してくれた姉妹が手を振っているではないですか。

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 徒歩だと直線的に崖を登れるので速いらしい

 家族の人たちと一緒に一休み。もうここでテント張らせてもらおうかとも思ったが、まだ頑張れる状況で自分から人様の親切を当てにするのは違うだろうと考え直し、お礼いって再出発。貴方達のおかげで道間違えたのも良いものだと思えるくらいに助けられました。

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 断続的に雨が降る中を走り続ける

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 この旅行中でも類を見ないほど酷い道だな

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 どうせ汚れるけど水場で泥を落とす

 2300mちょっとから登り始めたこの道は、結果的に3600mまで続くもまだ山頂には届かない。既に時刻は17時半で日没まで約30分。雨の当たらない場所とか贅沢言ってられる状況じゃなくなってきたため、妥協して野宿場所を探し始める。

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 山の脇だからテント張れそうなスペースが出てこないんよ

 結果的に川が流れている脇のスペースにテント張ったは良いのだが、ここ道路から丸見えなんだよね。まぁ今日1日走って出会った車両が10台切ってる道だし、そんな道を深夜走る馬鹿はいないだろうと信じての野営。

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 適当にスパゲティで夕食済ます

 とにかく明日朝に雨が止んで気持ち良く走り出せることを祈っての夜。あと可愛い可愛い私が怖い人に襲われませんように。

 2017年9月16日(土) 走行距離 0km 累計67774km
 2017年9月17日(日) 走行距離56km 累計67830km
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 ネット社会の恩恵で、知らない海外の町でもちょっと検索すれば簡単に情報を得られるようになった。だが「知らない世界を知る」はずの旅行で、全て事前の情報に沿って予定通りの観光・食事・宿と回ることが楽しいのだろうか?という向きは私もある。

 それは攻略本を見ながらゲームを進めているようなもので、言ってしまえば「作業」に近い。まぁ効率よく色々回ったり観光したりはできるだろうが、そういう旅行をするのであればツアー会社に任せてしまえば良いとも思う。

 こうした考えの極論で、事前に情報なんて取らず徒手空拳で突撃するのが良いという意見もある。旅行とは目の前に出てきた驚きを味わうためにあるのだから、事前に情報を得てしまっては台無しになってしまう・・・と。

 でもまぁ、それはちょっと違うのではないかと感じるが。


 私にしても1から10までガチガチに情報を抱え込み、何時にどのバスで何処へ行き、評判の良い某ホテルに泊まって、ランキング◯位の名所に行って・・・という旅行形態は好きでない。それは私にとって自由な旅行ではないし、もっとフレキシブルに行動したい。

 しかしながら、観光地というのはその国の歴史や特徴に根ざして形成されているものであり、ただ単に「行ってみる」というだけでは決して見えてこないものもある。採点方式のスポーツ競技がそうであるように、モノの真価を見据えるためには土台となる知識が必要なのだ。説明文読むにしたって英語でも厳しいのに現地語じゃさ。

 わざわざ日本から遠く離れた土地へ赴くにあって、何も知らない状態でただそこに「行ってきた」というだけしか残らない旅行を私はしたくない。

 付け焼き刃だとしても、そこにある景色がどういった背景のもとに築かれ今日まで至ったのかを理解していると、目の前の光景が違って見える。

 海外における自転車移動や山登りに関して言えば、キチンと事前に予測を立てて自力で走破できる準備をしておくのは当然の対処であると思う。こうした情報収集をせずに突っ込んでいくのは無謀を通り越して愚かである。


 ただ情報が溢れかえる現代において、この情報収集という行為を勘違いし自己意思なく情報に踊らされ動かされるようになってはダメなのだと感じる。

 あくまで自分が興味ある物事を調べ能動的に情報を収集する。本来こうした行為の補助としてインフォメーションセンターみたいな存在があるはずなのに、ネットで決め打ちして他のものには目もくれず、ツアーの予約を取ってしまうのは些かもったいないと思うのですよ。

 ということで基本、情報はあるに越したことはないと思っている。ただ、自分でそうした情報を制御し必要なそれを適切に選び取ることが大切なのではないか・・・という、まぁ何とも基本的な結論に落ち着いたワケですが。


 なお情報収集という今回の内容に関して該当するのは、あくまで「観光地・大都市」に限った話である。というか自転車旅行でもないと観光地でない海外の小さな町なんて行かないし情報は普通出てこない。故に自転車旅行者ならばそんな町のことを書いてたりもするが、自転車旅行者は概して町の情報をこと細かく記載なんてしない人ばかりだし。

  ちなみに私はアゴダだとかトリップアドバイザーみたいなサイトは一切使わない。おそらく他の自転車旅行者も同様だと思う。

 これは便利云々の話ではなくて、自転車旅行というのが「いつそこへ辿り着くのか不明瞭」であるため予約とかできないから。そもそも宿の予約を取るのは新しい国に入国する際、管理官に宿の予約証明を見せる必要がある場合だけ。

 だからこうした情報系サイトというのは完全にバックパッカーのために存在していると言っていい。自転車旅行者にとって、そうした情報は不要なのだ。

 そんな旅行のスタイルによって必要な情報が違うという話ですが、じゃあ自転車旅行者はどんな情報が欲しいのか?と問われれば、町じゃなくて途中の「道」の情報が欲しい。

 道中の路面はどんな状況か、補給できるポイントがあるのか、交通量はどうなのか、標高はどれだけ上がるのか、素晴らしい景色を観れるのか・・・etc

 自転車旅行者同士が出会うと大体こうした情報交換をするのです。だからかな、「観光地?辿り着けばどうにでもなるよ、そんなもん」といって私は情報収集を疎かにしがち。
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 ペルー18日目 ヤナクの町〜リマから北に約400km シウアスの町

 ヤナクの朝は雨だった。とはいえ人口500人にも満たないであろうこの小さな町に連泊する気は毛頭ない。暇潰せる小説も残りは1冊のみであり、ネットもできないヤナクじゃあ半日もしないで飽きてしまう。

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 幸いにしてすぐ雨は止んだ

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 インディヘナのオバちゃんはカッコイイ

 昨日と同じく山の脇を削り取ったような細い道を伝って進んで行く。先の雨でご想像される通り、曇天の空模様なためあまり気分がノラない走行である。

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 すぐ近くにある町だけど

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 巨大な谷が行く手を阻むワケですね

 18kmほど走り小さな町で一休憩。しかしここからが今日の本番であるということを知る由もない私。ここまで緩やかな上り坂で「なんだよ今日は楽勝じゃん!」と思っていた私を誰が責められよう。

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 町までは良かった 

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 まず2kmで200m上がる激坂

 というか本日のスタート地点が2800mなんですよ!?どう考えてもそれほど無茶苦茶登らされるわけないと思うじゃないですか?そんな私の考えをよそに、いつまでも続く上り坂。標高上げすぎて肌寒くなってきたし。

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 この時点で3700くらい

 なんか気づいたら4000mの大台も突破してるのだけども、それでも道は上り坂ときたもんだ。実はこの辺りからヤケクソ気味のテンションになって「もうどこまででも登ってやるわ!空まで坂道もってこいや!」みたいな感じだったのだが、体は正直なので猛烈なテンションとは別に速度は時速5〜6km。

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 峠は4207mのようで

 一昨日の昼過ぎから登り始めて今日の昼までなので丸2日。合計で3700mくらい登っているので1日平均1850mのアップか。わずか2日でここまで登れるなんて、自転車って結構速いと思いませんかね?

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 もう今日はまともにペダル漕がねぇぞ

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 こんな道だし余裕でしょ

 ワンアクションミスったら奈落の底まで真っ逆さまな細い道なため、意外と交通量あるこの道は楽なことばかりではないけども。それでも動かすのは実質指先だけという登りと比べて1%くらいの運動量。もうね、楽すぎる。

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 そして寒すぎる

 まぁ4000超えてる標高で指切りグローブの私が悪いのだが。もっと言えばハーフパンツだったりサンダルである私が悪ぅございますが。少なくとも登ってる最中はこんな格好でも汗かくほどに暑かったのだ。

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 ゴール予定のシウアスの町が見えた

 このシウアスの町への下り坂。ペルーお得意のつづら折りで構成されているのだが、1本1本の切り返しまでがやたらと長い。1回カーブする都度2〜3kmの距離を走らせるというスケールの大きさである。

 そして下り途中から再び雨が降り出してきてたのだが、この雨が九十九折りの先端側では降っており、手前ならば大丈夫という状況を作っていた。

 お陰様で手前側のカーブを曲がる度「また雨の中に突っ込むのか・・・」という結果の見えてる中へと突入する羽目に。反対側のカーブはカーブで「早く脱出したい」とか思ってたけど。

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 そのボール、1ミスしたら取り返しつかなそうだね

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 晴れ間の方へ逃げたいと思いながらの1枚

 なおシウアスの町は1番先端側から突入する道路設計となってたので、最終的にずぶ濡れとなって無事じゃないゴール。久しぶりの大きな町で、宿とかちゃんと探したいところだけどもうそんな気分じゃありませんよ。

 それでもWi-Fi使える宿を探して投宿し、熱々のシャワーを浴びて生き返るかのような気持ち。これが人間様の本来享受するべき環境ってもんでしょう。

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 そんで外出てみたら晴れてた

 ペルーの峠と一緒で「上げて、落とす」ワケですよ。本当、楽をさせてくれない国である。

 2017年9月15日(金) 走行距離69km 累計67774km
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 ペルー17日目 道路脇〜リマから北北西に約400km ヤナクの町

 昨日からのメイン道路を素直に直進すれば、ワスカラン国立公園の拠点となるワラスの町へと最短でたどり着けるのだが。どうやら私は素直じゃないみたいで湧き出てくるのは寄り道グセ。進路を北東に向けた私は何処へ行く?

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 道のある場所さ

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 その道はひたすらつづら折りだけども

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 上から見る渓谷も良いよね

 完璧に未舗装だと思っていた道だが、しっかりアスファルトで覆われているという僥倖。やはりペルーの道路事情はこの数年で劇的に改善されているのであろうことが伺える。

 ちなみに未舗装だと思っていたのはグーグルマップのストリートビューで見た結果から。面白そうな道を見繕ってストリートビュー開き、そこに現れた景色が絶景だったりすると行き先の候補となる。これの問題点が、南米における小さな道だとそもそもストリートビュー表示されない道が多いってこと。

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 最終的には「勘」かな

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 この写真を撮った時

 今までにも似たような山に沿った道を走ってきたのであるが、何故だか写真を見返してて唐突に「写真でしか存在しなかったアンデスの世界を自転車で走っているのだ」という喜びが湧き上がってきた。

 山肌にへばりつくように作られた細い道路、ふと下を見れば何百mも下まで落ち込んでいる急峻な斜面。私が思い描いてたアンデスの道をこうして走っている。改めてこれは最高の体験をしているのだと思う。

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 私は自転車でアンデス山脈を走っている!

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 その嬉しさと喜びを大事にしたい

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 ところで何のパイプ?

 それまで何のお店もなかったのだが、12時ちょうどのタイミングで1件だけポツンと佇むレストランが現れる偶然。これはもう私に「ここで食べて行きなさい」と何らかの意思が示しているとしか思えない。そう都合よく解釈して食べる食事の何と美味いことか。

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 示し合わせたようだった

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 ペットの・・・羊かよ!

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 今日の水補給地点

 アンデスは何処でも割と水分補給が容易な土地で、ほとんどの場合はこうして適当な水を汲んで使っている。一応自分の中での安全ラインがあって

 1、標高2000m以下の水は基本調理用にしか使わない
 2、2000m代の水は上方に集落がない&飲んでみて変な味しなかったらOK
 3、3000m以上の水は大丈夫

 と判断している。まぁコロンビアから数えて2ヶ月半、まだ1度もお腹壊してないどころか体調不良にすらなってないので、恐らくはこの判断で大丈夫なのだろうと思っている。お腹の弱い茶壺さんの弁です。

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 遥か下方に見える町

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 こんな道を走り続ければ登ってこれるようですよ

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 空の青さと雲が良いバランス

 ほぼ下り返すことのないまま1900m近くを登ったところで出てきたヤナクの町でゴール。ここの宿で再びペルー最安値を更新し、1泊10ソレス(約340円)にて宿泊したのだがちゃんとシャワーがお湯だった。

 ウアマチュコを出て以降、全ての宿で水シャワーしかない宿ばかりで毎回修行僧のような気持ちになりつつシャワー浴びていた私であり、素晴らしいですヤナクの町。ペルー山岳地帯の小さな町がへっぽこすぎるだけかもしれない。

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 今の所、ペルー訪れた町の中で1番小さかった

 ちなみに唯一営業していたレストランが7時〜7時半までという狙い撃ちすぎ営業時間。事前に聞いておかなかったら確実に食べ逃してたと思う。どこに潜んでいるかわからない罠をかいくぐってペルーの日々。

 2017年9月14日(木) 走行距離41km 累計67705km
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 ペルー16日目 パジャスカの町〜リマから北北西に388km地点 道路脇

 連日未舗装だったりアホみたいな上り坂が続く中で、今日は嬉しい下り基調の道である。溜まりに溜まった3000mの高度貯金を一挙に放出すべく、朝からやる気がみなぎるぜ。 

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 でも暑くなるのは嫌だな

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 なお窓から見える景色 

 町出て50mもしないうちから猛烈な下り坂である。あまりに急角度すぎてブレーキ全開なのはまだしも、未舗装路とはどういうことか?そんなの私、聞いてない。

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 速度出せないじゃん

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 絶景だろうけど何でそこに住もうと思った?

 車1車線分しかない細い道はもちろんガードレールなんてあるはずもなく、一つ間違えたら数百m下の川まで真っ逆さま。こんな道が20kmに渡って続くのであり、下り坂とはいえ割としんどいぞ。

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 下にいくにつれ徐々に路面は良くなった

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 はい、川底到達

 昨日の谷底からこのまま川沿いに道路作れば100mも登らないで済んだのに・・・とか詮無いこと考えつつも、大渓谷の底で川と一緒に走り出す。久しぶりの平坦路だ。

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 しかしグランドキャニオンにも負けない大渓谷

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 そんな道がいつまでも続く

 川の流れに沿ってか緩やかに下り続ける道は、川沿いに下りた1800mからどんどん数字を減らしていく。おかげさまで私はほとんどペダルを漕ぐことなく距離が伸びていき、何ていうか自転車ってこんなに速く走れるものだったんだ!という気持ちに溢れております。

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 川向こうに渡るゴンドラ

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 看板出さなくても見りゃ分かる

 走りに走って80km。標高も500mまで下って久しぶりの下界でお昼ごはん。ペルーのお米はモチモチしてて美味いと入国当初は思っていたが、そんなのは低地での話であり高い場所では8割方パサパサ米が出てきてしまう。高い場所は色々難儀である。

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 暑くなったのでコーラも

 暑いとはいってもハエン周辺みたく中米を思い出させる暑さではない。谷へと吹き込む風が涼しさを運んでくるのか、割と凌ぎやすい気温は25度。まぁそれなりに快適に過ごせる気温である。

 下りきったところで午後から再び上り坂の始まりだ。何日もかけて登ったのに、下る時間は僅か半日とは泣けてくる話じゃないか。

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 そんじゃ登りまーす

 先の川との合流地点から別の川へと移り、鮭ならずとも川の遡上開始である。とりあえず川沿いに走ってる限りはまだ急激に登らされることもないのであり、登っている実感もないほど緩やかな坂は午後で合計500mアップとなった。

 結構登ってるじゃん!とか思われるかもだが、道中下りがほとんど入らず40km走ってこの結果だ。1kmあたりで考えると10mすら登っていないレベル。これはね、もう坂とは言わない。

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 ということで今日は1日楽だった

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 後半は谷が急峻になり、トンネルが増える

 川沿いから外れる三叉路で終了したのは、すぐ脇にまさかのレストランと売店があったから。食料は持ってるから夕食とらないけれど、まさか本日ビールが飲めるとは思わなんだ。

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 暑いとビールが進むのです。寒くても美味いけど

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 荷物軽くしたいから野菜ぶち込みまくり

 すぐ脇に猛烈なつづら折りの坂道が鎮座する横でテント広げて晩御飯。夜中になっても時折車両がエンジン唸らせながら坂道登っていくのであり、明日の我が身に不安を残しつつ。

 2017年9月13日(水) 走行距離121km 累計67664km
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 ペルー15日目 モジェバンバの町〜リマから北北西に約440km パジャスカの町

 ベッドから身体を起こすのが億劫で、時間のかかる時ほど体が疲れているのだと実感する。今日は6時半に目を覚ましておきながら、40分もの間ベッドの中でウダウダし続けたのであり、これは相当なダメ人間じゃないですか。

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 すごく疲れているということにしておこう

 さてモジェバンバから先の道を地図で確認してみると、大地震でもあったのか道がブルブル左右に振れまくっているのが確認できる。もう嫌な予感しかしないのだが、それでも町を出て進んでみると見えてくるのは大渓谷。

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 じゃーん 

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 いや、景色が綺麗だなぁ(逃避)

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 何ですか?あの道は

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 もちろん手前側もこんな道

 これでもか!というほど全力の切り返しを作って谷底へと落ちていく道路。これね、地の底まで続いてるんじゃないかと危惧したくなるほどの凄まじい形で、私としてもこんなの目の前にすると乾いた笑いしか出てこない。

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 本当にこの道走るんかい

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 とりあえず下って谷底まで

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 何で川沿いに道路を作らないのかなぁ?

 まぁしかし幸いというか、見た目に反してキツくはない上り坂。ちなみにいくつ切り返しあるのか数えてみようと思っていたが、20を越えたところでどうでもよくなり数忘れてしまった。

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 おそらくカーブだけ新しい舗装

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 ようやく最後の直線路に

 実際獲得標高も500m程度であり、数字の上でも大したレベルではない。最初に降りてきた坂は1000m下っていることと比較してもよくわかる。

 しかし上り坂が見えなくなっただけで、しつこく道は上昇を続ける始末。ようやくパジャスカの町が見えたは良いが、遥か彼方に見える山の天辺こそが町のある場所だった。いったいどうしろというのだ。

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 登るしかないのだけど

 ようやくパジャスカの町へとたどり着き、距離も短いし時間もまだ14時そこそこなのだがもう今日はやめやめ。文字通り1山超えたし終了だ。結局スタート地点より高い場所まで登らされたし。

 ということでペルー最安値となった12ソル(約410円)の宿に入るは良いが、値段相応のサービスには私も苦笑いですよ。ぐっちゃぐちゃ使用済みベッドの部屋なのはまだしも、30分以上客を放っておきながら部屋の場所すら説明しないとは如何なものか?

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 レストランにて

 ちょっとネット使って連絡取りたい用事があって、ゆっくりするでもなくWi-Fi探して町中を右往左往。「この町にはWi-Fiないよ」と言い放ったオッちゃんが仕事してる建物内にFreeWi-Fiあったので、無事連絡事項を送って一安心。

 ちょっと文句言うと、ペルーの人は親切ではあるけども、質問しても「知らない」と答えずに適当な回答を言い放つ人が多いのが困りモノ。

 「この村にレストランあるの?」とか尋ねて「あるぜ!」って答えるから行ってみるのに、そんなものは存在せずに入口まで戻ってきて「レストランなかったよ」と言ったら、返答が「ポルケ(何で)?」・・・って、そりゃこっちのセリフだっての!

 まぁそういうことが往々にしてあるので、ペルーで人に何かを訪ねる時は時間と精神に余裕がある状態で聞くことが望ましいです。そういう状況ってのは余裕がないのが常ですが。

 2017年9月12日(火) 走行距離41km 累計67543km
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