ペルー56日目 アヤクチョの町〜クスコから西に217km地点 道路脇
結局4日間もお世話になってしまったラウール宅。折角だから24日まで滞在して私の誕生日お祝いしよう!とか提案されたのだが、謹んで辞退させてもらった。33にもなるオッさんには恥ずかしすぎるし申し訳もなさすぎる。
朝食頂いた後、お礼言って出発である。結構泣きそうで気持ちグッときてたのだが、アヤクチョの酷い交通状況でそんな悠長なこと言ってられなかったのは良いことなのか?
とにかく周囲を山に囲まれてるアヤクチョを抜けるため、上り坂なのは仕方ないとしても乗って走れないレベルの急斜度なのは勘弁願いたいところ。まぁ細い道を選んでいるのが原因かもしれんが。
アヤクチョから先へ進むにおいて、南下と東進する2つのルートが選べた。私はラウールの家の位置関係で南下する道を選んだのだが、これが大正解だった。町から東の方にはドス黒い色した雨雲が雷鳴らせているのであり、1つ間違えれば最悪のコンディションで走行していたかもしれない。
なおアヤクチョの標高は場所にもよるが2800mほど。すぐ隣に位置する山を越えるだけだと思ってたのだが、この山が実に4000m越えなのである。午前中ずっと走っても頂上に辿り着かず、お昼を過ぎても見えてこなかったてっぺんは14時半になってようやく迎えることになる。
いわゆる尾根道というヤツであり、森林限界を超えた場所で遠くまで見渡せる山の頂上を走れる道が私は好きだ。何というか、余計なもの一切を削ぎとっているような風景はワクワクを感じさせる。
この道の何が良いって「これ以上高い山が周辺に存在しない」ことが良い。ペルーでは4000後半まで標高上げても周囲に遥か高くそびえる山々が連なってる光景が普通なのだが、この道では周りに見上げるような山が1つもない。
これは「1番高い場所まで登りきった」という征服感に近い感覚があるのだと思う。
結局本格的な下り坂へと入る前に日没が近づいてしまい、偶然出てきた廃屋に自転車突っ込みその隣でテント張ることに。走行中は雨に降られず済んだけど、後方から雨雲が迫ってきており出来るならば自転車濡れない場所が欲しいと思ってた矢先のタイミングだった。
テント張ってる途中で雨が降ってくるギリギリのタイミング。大慌てでテント内へと逃げ込んで、32歳最後の野宿はなかなか快適なのである。


























































































































































































